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小田原市郷土文化会館、企画展「広報紙でタイムスリップ!昭和の小田原へ」を開催中

2025年7月1日から10月26日まで、小田原市郷土文化館(神奈川県)において企画展「広報紙でタイムスリップ!昭和の小田原へ」が開催されています。

2025年が昭和100年であることにちなみ、広報誌が伝えてきたニュースや、同市が所蔵する資料から、小田原における昭和時代を紐解くとしています。展示期間中には、学芸員による解説も行われます。

令和7年度小田原市郷土文化館企画展「広報紙でタイムスリップ!昭和の小田原へ」展示開催について(小田原市, 2025/7/8)
https://www.city.odawara.kanagawa.jp/public-i/facilities/kyodo/topics/p39755.html

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日本図書館協会(JLA)、「公立図書館児童サービス実態調査2025」を実施

2025年7月14日、日本図書館協会(JLA)が、「公立図書館児童サービス実態調査2025」に関するお知らせをウェブサイトに掲載しました。

JLAでは、1999年、2003年、2015年に公立図書館児童サービス実態調査を実施しました。今回、前回の2015年調査から10年が経つ2025年を調査年とする全国調査を実施し、児童サービスの変化を明らかにするとしています。

悉皆調査であり、都道府県立図書館と市区町村立図書館に分けて実施されています。回答期限は、都道府県立図書館、市区町村立図書館とも、2025年9月20日です。

「公立図書館児童サービス実態調査2025」を実施しています(JLA, 2025/7/14)
https://www.jla.or.jp/2025/07/14/info20250714/

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アイルランド国立図書館、1985年に開催されたチャリティーコンサート“Live Aid”の写真をデジタル化して公開:開催から40周年を記念して

2025年7月11日、アイルランド国立図書館(NLI)が、1985年に開催されたチャリティーコンサート“Live Aid”の写真をデジタル化して公開したと発表しました。

“Live Aid”は、エチオピアの飢饉救済のために1985年7月13日に英・ロンドンと米・フィラデルフィアで開催されたコンサートで、20世紀を代表するチャリティーコンサートの一つとされています。フレディ・マーキュリー、デビット・ボウイ、ポール・マッカートニーらが出演しました。

NLIは、2017年に同チャリティープロジェクトの基金Band Aid Trustから“Live Aid”の全アーカイブの寄贈を受け、資料の公開に向けて2022年からデジタル化等に取り組んできたとあります。コンサート開催から40周年を記念し、写真のデジタル化画像2,000点以上が公開されました。

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早稲田大学演劇博物館、所蔵資料をGoogle Arts & Cultureにてオンライン公開

2025年6月から、早稲田大学演劇博物館が、所蔵資料の一部をGoogle Arts & Cultureにおいてオンラインで公開しています。

同館が所有する名品の中から、人形浄瑠璃関連資料や歌舞伎資料を中心に選定した63点(2025年6月時点)が、高解像度画像で公開されているとあります。

Google Arts & Cultureにて演劇博物館所蔵の資料をオンライン公開(早稲田大学演劇博物館100周年記念サイト, 2025/6/25)
https://enpaku100th.w.waseda.jp/165/

【お知らせ】Google Arts & Cultureにて演劇博物館所蔵の資料をオンライン公開(早稲田大学演劇博物館)
https://enpaku.w.waseda.jp/info/20113/

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アジア経済研究所図書館、ライブラリアン・コラム「魅せる?映える?韓国の図書館とメディアアート」(記事紹介)

2025年7月11日、アジア経済研究所図書館が、ライブラリアン・コラム「魅せる?映える?韓国の図書館とメディアアート」をウェブサイト上に掲載しました。筆者は、アジア経済研究所学術情報センター図書館情報課の竹内瑶子氏です。

日本の図書館イメージとはやや異なる韓国の図書館として、筆者が韓国ソウルへの現地調査の際に訪れた国立中央図書館(NLK)の例を中心に、メディアアートを展示できる空間を備えた図書館について紹介されています。

ライブラリアン・コラム(アジア経済研究所)
https://www.ide.go.jp/Japanese/Library/Column/2025.html
※2025年7月11日付けで、「魅せる?映える?韓国の図書館とメディアアート/竹内瑶子」とあります。

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【イベント】株式会社早稲田大学アカデミックソリューション、セミナー「即時OAが問う大学の未来―研究・教育・国際競争力の向上のために」(7/25・東京都、オンライン)

2025年7月25日、株式会社早稲田大学アカデミックソリューションの主催によりオープンアクセス・ソリューションセミナー2025夏「即時OAが問う大学の未来―研究・教育・国際競争力の向上のために」が、大隅スクエアビル(東京都新宿区)における対面参加とオンラインにより開催されます。

有識者からオープンアクセス(OA)推進に向けた取組が紹介されます。主なプログラムは次のとおりです。

・講演①「大学におけるオープンサイエンス推進の位置づけ―大学にとって意味のあるOA/RDM/OSの推進を!」
 船守美穂氏(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター准教授/鹿児島大学附属図書館オープンサイエンス研究開発部門 部門長 特任教授(クロアポ)/博士(工学))

・講演②「オープンサイエンス時代に求められる大学図書館の役割と可能性~『オープンアクセス加速化事業』の採択を機とした図書館の未来像に対する一考察~」
 矢野均氏(立命館大学学術情報部次長)

・Q&Aセッション
 モデレーター:丸山浩平氏(早稲田大学研究戦略センター教授/国立研究開発法人科学技術振興機構研究開発戦略センター特任フェロー/博士(工学))
 Q&Aセッション回答者:船守美穂氏、矢野均氏

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米・EveryLibrary、図書館等をめぐる2025年の米国の州別立法動向に関する報告書を公開

2025年7月13日、図書館のための支援を行う米国の政治活動団体EveryLibraryが、図書館等をめぐる2025年の州別立法動向に関する報告書“Codifying Censorship or Reclaiming Rights: The State-by-State 2025 Legislative Landscape for Libraries”を公開しました。

2025年上半期における、図書館、図書館職員及び国民の読書の権利に影響を与えるとされる立法の州別動向が紹介されています。表現の自由や読書の権利に対する脅威は依然として深刻な状況にある一方で、九つの州では、図書館等を守る法案が可決されたことなどが示されています。

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英国国立・大学図書館協会(SCONUL)、大学図書館等におけるシェアードサービスに関する報告書を公表

2025年7月10日、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)が、大学図書館等におけるシェアードサービスに関する報告書“Shared services in academic and research libraries”を公表しました。

2025年5月末に開催されたSCONULの主要な図書館長が参加した会議の成果をまとめた報告書です。図書館におけるシェアードサービスの利点に関する一般的な評価、シェアードサービスの今後の更なる展開が見込める分野(利点、障壁、推奨される次のステップを含む)、既存のシェアードサービスの事例などが紹介されています。

Shared services in academic and research libraries(SCONUL, 2025/7/10)
https://www.sconul.ac.uk/News/View?g=8dbedd9b-9173-4f4c-8ee4-ce228f3f2db0

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米国国立衛生研究所(NIH)、NIHの助成を受けた研究成果の出版費用の上限を2026会計年度から設定すると発表

2025年7月8日、米国国立衛生研究所(NIH)が、NIHの助成を受けた研究成果の出版費用の上限を2026年会計年度から設定すると発表しました。

NIHの助成を受ける研究者が研究成果を公開する際に、出版社が請求できる金額に上限を設けるとしています。過剰な論文掲載料(APC)を抑制し、研究成果を広く一般に公開することを目的としているとあります。

NIH to crack down on excessive publisher fees for publicly funded research(NIH, 2025/7/8)
https://www.nih.gov/news-events/news-releases/nih-crack-down-excessive-publisher-fees-publicly-funded-research

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英国国立公文書館(TNA)、視覚障害のある学生向けに3Dモデルを用いた新たなワークショップを開催

2025年7月10日、英国国立公文書館(TNA)が、視覚障害のある学生向けに3Dモデルを用いた新たなワークショップを開催すると発表しました。

ワークショップでは、中世の地図やチューダー朝の廷臣の賃金明細など、TNAが所蔵する歴史的文書を3次元で表現したものが用いられます。3Dモデルは触れることを前提に設計されており、地図上の教会や家屋などの特徴や、戦闘に向けて並ぶ軍隊の配置、王や女王など歴史上の重要人物の署名などが、凹凸で再現されています。

このワークショップは、TNAの教育・アウトリーチチームが考案したもので、視覚障害のある若者のための学校の意見も取り入れたとあります。

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文化庁、「言葉の情報サイト」を公開

2025年7月11日、文化庁が「言葉の情報サイト」をウェブサイト上で公開しました。

言葉の使い方に迷ったときなどに参考にできるよう、言葉に関する様々な情報を見つけやすい形で掲載しているとあります。

掲載されている情報の例として、国が示している言葉に関する目安やよりどころ(「常用漢字表」等)、敬語の使い方についての動画や情報、慣用句等の意味や使い方についての動画や情報、「国語に関する世論調査」の結果、公用文作成に関する情報が挙げられています。

新着情報一覧(文化庁)
https://www.bunka.go.jp/whats_new.html
※2025年7月11日付けで「「言葉の情報サイト」を公開」とあります。

「言葉の情報サイト」を公開(文化庁)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kokugo_shisaku/94180701.html

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大阪府立中之島図書館、ビジネス資料展示「Data is Eating the World 飲み込まれる側に甘んじるか、それとも…。」を開催中

2025年7月14日から9月13日まで、大阪府立中之島図書館、ビジネス資料展示「Data is Eating the World 飲み込まれる側に甘んじるか、それとも…。」を開催しています。

経済産業省が2025年4月30日に公表した「デジタル経済レポート:データに飲み込まれる世界、聖域なきデジタル市場の生存戦略」に着目し、日本が置かれている現状やグローバル企業の取組の把握、これから日本がとりうる戦略のヒント、ITスキルやビジネス・パーソンが知っておきたい知識に関する「ビジネス書」等の書籍を紹介するとあります。

大阪府立中之島図書館 ビジネス資料展示「Data is Eating the World 飲み込まれる側に甘んじるか、それとも…。」(大阪府立図書館, 2025/7/14)
https://www.library.pref.osaka.jp/83118-2

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英・図書館情報専門家協会(CILIP)、Googleと提携し、情報リテラシー向上のためのSuper Searchersプログラムの提供を開始

2025年7月10日、英・図書館情報専門家協会(CILIP)が、Googleと提携し、情報リテラシー向上のためのSuper Searchersプログラムの提供を開始すると発表しました。

Super Searchersは、AIが作成したコンテンツが増える中、オンライン情報を効果的かつ批判的に評価できるようにすることなどを目的としてGoogleが開発した、情報リテラシー向上のためのトレーニングプログラムです。

発表によると、CILIPは2025年夏に試験的に提供を開始するとされています。

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オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、リポジトリのディレクトリサービス“COAR International Repository Directory”を公開

2025年7月8日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)が、リポジトリのディレクトリサービス“COAR International Repository Directory”(COAR IRD)の公開を発表しました。

COAR IRDはリポジトリに関する信頼できる情報源として、リポジトリの最新状況を正確かつタイムリーに提供することを目的としたサービスで、リポジトリに使用されているプラットフォームの種類、収録コンテンツの範囲、所属機関等の情報が含まれているとあります。

情報のキュレーションは、責任組織(Responsible Organisation)と呼ばれるコミュニティの主導で行われ、日本からはオープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)が責任組織となっています。

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ラトビア国立図書館、欧州連合(EU)の助成を受けた国際協力プロジェクト“EU4Dialogue: Improving exchanges across the divide through education and culture”の最終報告書を公開

2025年6月3日、ラトビア国立図書館が、欧州連合(EU)の助成を受けた国際協力プロジェクト“EU4Dialogue: Improving exchanges across the divide through education and culture”の最終報告書を公開したと発表しました。

同プロジェクトは、EUの近隣諸国に対する開発援助等を担う欧州委員会近隣・拡大交渉総局(DG NEAR)が支援するプログラム“EU4Dialogue”の一環として実施されたものです。南コーカサス及びモルドバ共和国における教育と文化を通じた人的交流の促進を目指して、2021年5月から2025年5月にかけて実施され、同館のほか、ベルギー、フランス、ドイツ、アイルランド、ポーランドから七つの機関が参加しました。

ラトビアは、プロジェクトにおいて主に図書館・博物館分野を担当し、同館が中心となって、対象地域の図書館・博物館関係者に向けて、サマースクールやインターンシップ等の機会を提供したとあります。報告書ではプロジェクトを通じて同館で得られた経験や成果等がまとめられています。

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欧州研究図書館協会(LIBER)、AIに関するタスクフォースを立ち上げ

2025年7月9日、欧州研究図書館協会(LIBER)がAIに関するタスクフォースの立ち上げを発表しました。

同タスクフォースは、研究図書館の分野におけるAIの動向を調査し、AIが関係する事項に対する戦略的アプローチを強化するとともに、図書館員がAIリテラシーに関して主導的役割を担うための指針を提供することを目指すものとあります。

LIBER Launches a Taskforce on Artificial Intelligence(LIBER, 2025/7/9)
https://libereurope.eu/article/liber-launches-a-taskforce-on-artificial-intelligence/

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内閣府・デジタル庁、「Japan Dashboard(経済・財政・人口と暮らしに関するダッシュボード)とデータカタログ」を新規公開

2025年7月10日、内閣府とデジタル庁が、「Japan Dashboard(経済・財政・人口と暮らしに関するダッシュボード)とデータカタログ」を新たに公開しました。

内閣府は、関係府省庁との連携により収集している様々な財政指標等について、整備した各種データを見える化し、分析・検証等に活用できるようにするため、「経済・財政と暮らしの指標「見える化」ポータルサイト(内閣府)」を2016年から運営しています。データに基づく政策立案を更に推進するため、新たにダッシュボードとデータカタログを整備・公開したとあります。

Japan Dashboard(経済・財政・人口と暮らしに関するダッシュボード)とデータカタログ(2025年7月公開)(内閣府)
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/reform/mieruka/jd_top/

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英国国立・大学図書館協会(SCONUL)、2025年全国学生調査の図書館に関する調査結果を紹介

2025年7月9日付けで、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)が、2025年の全国学生調査(National Student Survey: NSS)の調査結果について、図書館に関する部分をウェブサイト上で紹介しています。

NSSは、英国の学部最終学年の大学生を対象に、コースの質などに関する意見を把握するため、イングランドの高等教育の規制・監督機関である学生局(Office for Students: OfS)が実施している年次調査です。

「図書館のリソース(例:書籍、オンラインサービス、学習スペース)は、あなたの学習をどの程度サポートしましたか?」という問いに対して、ポジティブな回答をした人の割合は、英国全体の平均で90.1%であり、NSSの調査対象となる学生満足度のあらゆる側面の中で、2番目に高い評価となったなどと述べられています。

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国際図書館連盟(IFLA)の社会科学図書館分科会、ウェビナー「Shaping the Future: The Impact of AI in Social Sciences Librarianship」の録画とスライドを公開

2025年6月10日、国際図書館連盟(IFLA)の社会科学図書館分科会は、6月3日に開催されたウェビナー「Shaping the Future: The Impact of AI in Social Sciences Librarianship」の録画とスライドを公開しました。

同ウェビナーは、進化する図書館員と利用者のニーズに応えるために人工知能(AI)を活用しようとする社会科学分野の図書館員にとって重要な課題、革新的な実践、倫理的配慮について議論について議論するとして実施されたものです。

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スペイン国立図書館(BNE)、オープンデータポータルサイト“Datos abiertos BNE”をリニューアル

2025年6月24日、スペイン国立図書館(BNE)がオープンデータポータルサイト“Datos abiertos BNE”のリニューアルを発表しました。

同館のデジタル資源活用プロジェクトであるBNElab(BNEラボ)の枠組みによるものとあります。より機能的なデザインが採用され、技術的な改良が加えられたことで、BNEのデータカタログ内のデータセットへのアクセスやアクセシブルな形式でのダウンロードが容易になったとしています。

La BNE lanza su nuevo portal de datos abiertos con un diseño renovado y mejoras funcionales(BNE, 2025/6/24)
https://www.bne.es/es/noticias/bne-lanza-su-nuevo-portal-datos-abiertos-diseno-renovado-mejoras-funcionales

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