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英・エディンバラ大学のLiteracy Lab、本と読書に関するレポート“The Future of Books & Reading”を公開

2025年9月、英・エディンバラ大学のリテラシー研究プロジェクトLiteracy Labのウェブサイトにおいて、レポート“The Future of Books & Reading”が公開されました。

英国では子どもや若者の間で「楽しみとしての読書」が減少傾向にあり、大人に関しても同様であるとされています。同レポートでは、Enjoy(楽しむ)、Engage(関わる)、Empower(エンパワーする)、Enrich(豊かにする)、Expand(広げる)の五つのテーマに沿って、子ども、若者そして大人が読書を楽しみ、未来に向けた思考・議論・行動を展開していくための様々な分野の専門家等の知見や経験談が掲載されています。

Literacy Lab(The University of Edinburgh)
https://blogs.ed.ac.uk/literacylab/

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文部科学省、「デジタル教科書推進ワーキンググループ審議まとめ」を公表

2025年9月24日付けで、文部科学省が、「デジタル教科書推進ワーキンググループ審議まとめ」を公表しました。

中央教育審議会初等中等教育分科会デジタル学習基盤特別委員会の下に、2024年7月に設置されたデジタル教科書推進ワーキンググループで行われた審議をまとめたものです。

デジタル教科書推進ワーキンググループ(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/100/index.html
※令和7年9月24日付けで「デジタル教科書推進ワーキンググループ審議まとめについて」とあります。

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シアトル公共図書館等による若者のメンタルヘルス支援プロジェクト“Nourishing Minds”、図書館における支援プログラムの企画・実施のためのツールキットを公開

2025年9月22日付けの米国図書館協会(ALA)のウェブサイトの記事で、シアトル公共図書館が主導する、若者のメンタルヘルス支援プロジェクト“Nourishing Minds”の一環として新たに公開されたツールキット“Nourishing Minds toolkit”について紹介されています。

“Nourishing Minds”は、若者のメンタルヘルス支援に向けた図書館職員のスキル向上等を目指して、2022年に開始されたプロジェクトです。

今回公開されたツールキットは、図書館における支援プログラムの企画・実施のためのツールを提供するもので、詳細な背景情報や手順等を示したガイド、プログラム内で活用できるカードセット等で構成されているとあります。

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オランダの公共図書館統計2024年版が公開

2025年9月11日、オランダ国立図書館(KB)が、公共図書館統計2024年版の公開を発表しました。

KBは、2015年に施行された公共図書館サービス法(Wet Stelsel Openbare Bibliotheekvoorzieningen(Public Library Provisions System Act):Wsob)に基づく義務の一環として、オランダ統計局(CBS)等と協力して図書館データを毎年収集しています。2024年は10度目とあります。

発表によると、2024年には、オランダの18歳以下の子どもの73%に当たる240万人が図書館を利用したとあります。図書館員数は前年比4%増の約8,300人でした。デジタルコンテンツに関しては、電子書籍約580万点(前年比5%増)、オーディオブック約260万点(同14%増)が貸し出されました。

要約の英語版も公開されています。

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台湾・文化部、第1回台湾国際児少書展を台中市で開催

2025年9月18日から21日まで、台湾・文化部の主催により、児童・青少年をテーマとした国際ブックフェアとして第1回台湾国際児少書展が台中市で開催されています。

文化部によると、初回となる今年度のテーマは「跨越城市.閲讀無界(Crossing Cities, Reading without Borders)」です。イタリア、フランス、日本等から作家、イラストレーター、出版関係者等が来台し、講座やワークショップを含む、200以上のイベントが開催されるとしています。

2025第1屆臺灣國際兒少書展即將開展 邀您跨越城市邊界 體驗閲讀樂趣(文化部, 2025/9/17)
https://www.moc.gov.tw/News_Content.aspx?n=105&s=243335

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東京国立近代美術館、「中高生プログラム 自分をちょっとはみ出ると… 」を開催(全8回)

2025年10月から2026年4月にかけて、東京国立近代美術館(東京都千代田区)が、「中高生プログラム 自分をちょっとはみ出ると… 」(全8回)を開催します。

同館所蔵作品や様々なジャンルのアーティスト・専門家との出会いなどを通じて、美術への理解を深め、美術のいろいろな魅力に触れるほか、プログラムの後半では、小学生に美術の楽しさを伝える「ビジュツ発見隊」を自分たちで企画し、案内役を担うことも予定されています。

これからの未来を担う中高生に美術や美術館の魅力を知ってもらい、美術をきっかけに自己や他者に目を向ける機会を提供するとあります。

【募集中】「中高生プログラム 自分をちょっとはみ出ると… 」参加者募集(応募締切:9月30日)(東京国立近代美術館, 2025/9/12)
https://www.momat.go.jp/topics/20250912

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令和7年度全国公共図書館研究集会(児童・青少年部門)、動画配信により開催:研究主題は「子どもの心に読書の楽しさを広げる図書館づくり」

ミライon図書館(長崎県)のウェブサイトに、令和7年度全国公共図書館研究集会(児童・青少年部門)の開催要項が掲載されています。主催は公益社団法人日本図書館協会(JLA)令和7年度全国公共図書館集会(児童・青少年部門)実行委員会、主管は長崎県立長崎図書館です。

2025年12月8日から2026年1月19日まで、YouTubeによるオンデマンド配信が行われます。

今回の研究主題は「子どもの心に読書の楽しさを広げる図書館づくり」です。地域における読書活動の拠点である図書館が、読書の楽しさを子どもの心に広げ、読書に親しむ社会の実現に向けてできることを考えるとしています。

主なプログラムは次のとおりです。

●基調講演「子どもの本やヤングアダルトむけの本を訳してきて考えたこと」
 金原瑞人氏(翻訳家、児童文学研究科、元法政大学社会学部教授)

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第1回「10代がえらぶ海外文学大賞」の第二次投票の受付が開始:2025年10月に結果発表

2025年9月1日、一般社団法人青少年読書推進機構が主催する第1回「10代がえらぶ海外文学大賞」の第二次投票の受付が開始されました。

同賞の対象作品は、2024年に日本で刊行された、10代が主人公の海外(翻訳)文学です。第二次投票では7作品がノミネートしており、10代であれば誰でも参加可能とあります。

投票期間は9月1日から9月26日までで、結果発表は2025年10月中を予定しています。

10代がえらぶ海外文学大賞
https://www.10daikaigaibungaku.com/

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