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【イベント】令和7年度文化遺産国際協力コンソーシアムシンポジウム「紛争からの復興と文化遺産」(11/30・東京都、オンライン)

2025年11月30日、令和7年度文化遺産国際協力コンソーシアムシンポジウム「紛争からの復興と文化遺産」が東京大学弥生講堂(東京都文京区)における会場参加とオンラインにより開催されます。文化庁と文化遺産国際協力コンソーシアムが主催します。

シンポジウムは、国の復興や社会の再建において重要となる文化復興の意義を改めて強調することで、復興支援として有形・無形の文化遺産保護分野の支援が不可欠であるとの認識を醸成することを目的とするとあります。そして、今日の状況下における文化遺産国際協力の在り方について考えるとしています。

主なプログラムは次のとおりです。

●基調講演「紛争からの復興と文化遺産:国際社会の役割とは」
 星野俊也氏(国連システム合同監査団監査官/大阪大学名誉教授/元国連日本政府代表部大使)

●講演1「日本の中東外交と文化遺産の保護」
 松本太氏(一橋大学国際・公共政策大学院教授/前駐イラク大使/元駐シリア臨時代理大使)

●講演2「カンボジアにおける遺跡保存と地域発展」
 下田一太氏(文化遺産国際協力コンソーシアム東南アジア・南アジア分科会委員/筑波大学芸術系教授)

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沖縄県立博物館・美術館、企画展「「沖縄戦後80年「戦災文化財」 失われた沖縄の文化財と取り戻した軌跡」を開催

2025年9月30日から11月30日まで、沖縄県立博物館・美術館(那覇市)において企画展「沖縄戦後80年「戦災文化財」 失われた沖縄の文化財と取り戻した軌跡」が開催されます。

2025年は沖縄戦終結から80年の節目に当たります。企画展では、沖縄戦で被害を受けた文化財を通じて戦争の傷ましさを知り平和の重要性を考えるとともに、先人が築いた沖縄独自の文化財を取り戻してきた軌跡を紹介するとしています。また、「未来へ伝えたい “戦災文化財”」をテーマに県民から募った写真も展示されます。

関連イベントとして、講座や展示解説会等も開催されます。

沖縄戦後80年「戦災文化財」 失われた沖縄の文化財と取り戻した軌跡(沖縄県立博物館・美術館)
https://okimu.jp/exhibition/80yearsmuseum/

参考:
琉球大学、企画展「戦後80年 沖縄戦×琉球大学」を開催中 [2025年06月12日]
https://current.ndl.go.jp/car/254021

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ユネスコ、ウクライナで508の文化財が損壊と発表:18の図書館、34の博物館を含む

2025年8月18日、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が、ウクライナで508の文化財が損壊されたと発表しました。

2022年2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻以降の文化財の被害状況に関する、2025年8月6日現在の調査結果です。内訳は、宗教施設151か所、歴史的・芸術的価値のある建物268か所、博物館34館、モニュメント33か所、図書館18館、公文書館1館、遺跡3か所です。

ウェブサイトでは、損壊した文化財が地域別に報告されています。

Damaged cultural sites in Ukraine verified by UNESCO(UNESCO, 2025/8/18)
https://www.unesco.org/en/articles/damaged-cultural-sites-ukraine-verified-unesco

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ニュースパーク(日本新聞博物館)、企画展「戦後80年 戦争を伝える」を開催中

2025年9月6日から12月21日まで、神奈川県横浜市のニュースパーク(日本新聞博物館)において企画展「戦後80年 戦争を伝える」が開催されています。

展示は、「戦後80年、次世代への継承と課題」「戦中、戦後の報道にみる新聞の役割」「世界の戦争・紛争はどう報じられたか」「SNS時代の戦争報道」の四つの章で構成されています。展示をとおして、戦争を伝える新聞・ジャーナリズムの役割を考える機会としてほしいとしています。

観覧には入館料が必要です。

企画展「戦後80年 戦争を伝える」(ニュースパーク)
https://newspark.jp/exhibition/ex000420.html

参考:
ニュースパーク(日本新聞博物館)、企画展「戦後80年・昭和100年 報道写真を読む「1億人の昭和史」から「毎日戦中写真アーカイブ」へ」を開催中 [2025年05月23日]
https://current.ndl.go.jp/car/253041

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しょうけい館(戦傷病者史料館)、テーマ別展示「心の傷を負った兵士」を開催中:心の傷を負った戦傷病者の作品や家族の苦労を記した「症状経過書」なども展示

2025年7月23日から10月19日まで、しょうけい館(戦傷病者史料館、東京都千代田区)においてテーマ別展示「心の傷を負った兵士」が開催されています。

先の大戦で「心の傷」を負った兵士の概要や国府台陸軍病院、傷痍軍人療養所等が紹介されています。また、心の傷を負った戦傷病者が作った作品や、心の傷を負った戦傷病者の家族の労苦が記された「症状経過書」なども展示されています。

テーマ別展示「心の傷を負った兵士」(しょうけい館)
https://www.shokeikan.go.jp/about/letter/2025/283

関連:
戦争の過酷な体験 兵士たちの「心の傷」 国が調査 展示始まる(NHK, 2025/7/23)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250723/k10014872231000.html

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京都大学大学文書館、企画展「京都帝国大学の「戦争」」を開催中

2025年8月5日から10月5日まで、京都大学大学文書館による企画展「京都帝国大学の「戦争」」が、京都大学百周年時計台記念館(京都市)において開催されています。

戦時期の大学全体の動きや理科系・文科系の研究教育活動を通して、京都帝国大学と戦争との関わりについて、大学文書館所蔵の資料から紐解き、当時の国策としての戦争に向き合った大学の姿を改めて展示するとあります。

企画展「京都帝国大学の「戦争」」を開催します。(京都大学大学文書館, 2025/8/1)
https://kua1.archives.kyoto-u.ac.jp/ja/%e6%9c%aa%e5%88%86%e9%a1%9e/2183.html

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