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米国内の国立公園の看板等のアーカイブに取り組むプロジェクトSave Our Signs、“Save Our Signs Archive”を公開

2025年10月13日、米国内の国立公園の看板等のアーカイブに取り組むプロジェクトSave Our Signsが、“Save Our Signs Archive”を公開しました。

Save Our Signsは、図書館職員、歴史家、データ専門家等によって立ち上げられたプロジェクトで、米国の公共データの保護・保全に取り組むData Rescue Project等と提携し、全米の国立公園の標識等のアーカイブに取り組んでいます。

米国では、「米国史に真実と理性を取り戻す」(Restoring Truth and Sanity to American History)とした大統領令第14253号に基づき、内務長官が公園内の「過去及び現在の米国人を不適切に貶める」看板等について報告するよう人々に呼びかけたことを受けて、不適切とみなされた看板等が撤去等されているとあります。こうした事態を受け、Save Our Signsでは、国立公園から姿を消してしまうかもしれない看板、展示物、解説文等のデジタルアーカイブ構築に取り組んでいるとあります。

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沖縄県立博物館・美術館、企画展「「沖縄戦後80年「戦災文化財」 失われた沖縄の文化財と取り戻した軌跡」を開催

2025年9月30日から11月30日まで、沖縄県立博物館・美術館(那覇市)において企画展「沖縄戦後80年「戦災文化財」 失われた沖縄の文化財と取り戻した軌跡」が開催されます。

2025年は沖縄戦終結から80年の節目に当たります。企画展では、沖縄戦で被害を受けた文化財を通じて戦争の傷ましさを知り平和の重要性を考えるとともに、先人が築いた沖縄独自の文化財を取り戻してきた軌跡を紹介するとしています。また、「未来へ伝えたい “戦災文化財”」をテーマに県民から募った写真も展示されます。

関連イベントとして、講座や展示解説会等も開催されます。

沖縄戦後80年「戦災文化財」 失われた沖縄の文化財と取り戻した軌跡(沖縄県立博物館・美術館)
https://okimu.jp/exhibition/80yearsmuseum/

参考:
琉球大学、企画展「戦後80年 沖縄戦×琉球大学」を開催中 [2025年06月12日]
https://current.ndl.go.jp/car/254021

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米国議会図書館(LC)、米国の移動図書館に関するブログ記事:歴史的写真も掲載

2025年9月26日付けで、米国議会図書館(LC)が、米国の移動図書館に関するブログ記事を掲載しました。

現代の公共図書館で用いられている移動図書館のほか、1930年代に僻地で働くテネシー川流域開発公社の労働者が利用していたものや、第一次世界大戦中に駐屯地や派遣地にいる兵士のためのサービスなど、歴史的な写真も交えて紹介されています。

Books on the Move: Bookmobiles, Mobile Libraries and More(LC Blogs, 2025/9/26)
https://blogs.loc.gov/picturethis/2025/09/books-on-the-move-bookmobiles-mobile-libraries-and-more/

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“Photographer-in-Residence”としての1年を振り返って(記事紹介)

2025年8月26日付けで、アイルランド国立図書館(NLI)のウェブサイトに、同館とアイルランド環境保護庁の“Photographer-in-Residence”を務めたPaula T. Nolan氏による記事が掲載されています。

Nalon氏は、2024年にNLIと環境保護庁による初の“Photographer-in-Residence”に任命されました。アイルランドの環境体験を視覚的に捉えて記録するための取組とされています。“ReViewing Ireland: A Photo Study of Ireland’s Environment”(アイルランドを再検証する:アイルランドの環境の写真研究)と題された同氏のプロジェクトでは、1年をかけて、公共交通機関又は電動自転車を利用してアイルランドの26の県を旅しながら環境に関する写真が撮影されたとあります。

記事では、Photographer-in-Residenceとしての同氏の1年の活動について、写真と共に報告されています。同氏により撮影された写真の一部はNLIの写真コレクションに含められ永久保存されるほか、2026年には一般向けのオンライン展示会が開催される予定とあります。

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東京大学史料編纂所、2025年度ワークショップ「写真の技法識別と取り扱い・保存」を開催

2025年11月から12月にかけて、東京大学史料編纂所(東京都文京区)が、2025年度ワークショップ「写真の技法識別と取り扱い・保存」を開催します。

写真を収蔵する機関に所属する担当者に求められる基本的な知識・技能を養い、写真の整理・保存等の作業に従事するための能力向上を目指すとしています。

主なプログラムは次のとおりです。

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米・エイブラハム・リンカーン大統領図書館・博物館、デジタル化した約500点の画像を公開

2025年8月27日、米・エイブラハム・リンカーン大統領図書館・博物館が、デジタル化した約500点のリンカーン大統領関連画像を公開したと発表しました。

画像は、米・イリノイ州立図書館からの助成金によるプロジェクト「Picturing Lincoln」によりデジタル化したもので、イリノイ州立図書館等が運営するデジタルアーカイブ「Illinois Digital Archives」に掲載されています。

今回の公開には、リンカーン大統領の暗殺者、死を悼む国民、暮らしていた場所の写真などが含まれており、今後数か月かけて、その他の関連画像数千点もウェブサイトに追加される予定とあります。

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