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信州大学附属図書館で、信州大学総合博物館創設準備企画展「信州大学のお宝公開」が開催

2025年10月31日から2026年1月14日まで、信州大学附属図書館中央図書館(長野県松本市)において、信州大学総合博物館創設準備企画展「信州大学のお宝公開」が開催されます。

附属図書館を含む同大学の7施設で構成される、信州大学総合博物館準備会が主催するものです。

同大学では、「信州大学改革実行プラン inGEAR 2025-2027」において、大学の歴史や教育・研究資料を未来に継承し、学内文化施設をバーチャルに統合する“信州大学総合博物館”のホームページ上での運用を開始し、新たな「知の創出」を促すとしています。本企画展では、その準備企画として博物館を構成することが想定される施設を中心に、大学の所蔵する重要な資料を公開するとあります。

信州大学総合博物館創設準備企画展「信州大学のお宝公開」のご案内(信州大学附属図書館, 2025/10/29)
https://www.shinshu-u.ac.jp/institution/library/news/2025/10/post-85.html

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国立国会図書館デジタルコレクションに他機関デジタル化資料等約1.6万点を追加

2025年10月、国立国会図書館(NDL)は、国立国会図書館デジタルコレクションに他機関デジタル化資料(中国新聞社・北海道大学附属図書館・法務図書館)、図書、古典籍、録音・映像関係資料、地図等約1.6万点を追加しました。

古典籍及び他機関デジタル化資料のうち著作権の問題がない資料などは、インターネット公開で提供します。今回追加した資料については、現時点では全文検索の対象とはなっていません。

このほか、日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムから寄贈された1980(昭和55)年以前の放送脚本(テレビ・ラジオ番組の脚本・台本)のうち2,973点を、館内限定公開から図書館向け/個人向けの送信対象資料に切り替えました。

他機関デジタル化資料等約1.6万点を「国立国会図書館デジタルコレクション」に追加しました(NDL, 2025/10/29)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2025/251029_01.html

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米国内の国立公園の看板等のアーカイブに取り組むプロジェクトSave Our Signs、“Save Our Signs Archive”を公開

2025年10月13日、米国内の国立公園の看板等のアーカイブに取り組むプロジェクトSave Our Signsが、“Save Our Signs Archive”を公開しました。

Save Our Signsは、図書館職員、歴史家、データ専門家等によって立ち上げられたプロジェクトで、米国の公共データの保護・保全に取り組むData Rescue Project等と提携し、全米の国立公園の標識等のアーカイブに取り組んでいます。

米国では、「米国史に真実と理性を取り戻す」(Restoring Truth and Sanity to American History)とした大統領令第14253号に基づき、内務長官が公園内の「過去及び現在の米国人を不適切に貶める」看板等について報告するよう人々に呼びかけたことを受けて、不適切とみなされた看板等が撤去等されているとあります。こうした事態を受け、Save Our Signsでは、国立公園から姿を消してしまうかもしれない看板、展示物、解説文等のデジタルアーカイブ構築に取り組んでいるとあります。

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クリエイティブ・コモンズ(CC)及び文化遺産へのアクセス向上に取り組むイニシアティブTAROCH、オープンな文化遺産に関する声明を発表

2025年10月6日、非営利団体クリエイティブ・コモンズ(CC)及び文化遺産へのアクセス向上に取り組むイニシアティブ“TAROCH(Towards a Recommendation on Open Cultural Heritage)”が共同で、オープンな文化遺産に関する声明“Open Heritage Statement”を発表しました。

TAROCHはパブリックドメインにある文化遺産へのアクセス向上を目的として、CCの主導の下、2024年に立ち上げられたもので、国際図書館連盟(IFLA)を含む60以上の機関等が参加しています。

公開された声明では、文化遺産への平等なアクセス実現に向けて、共有すべき価値観や原則、主要な課題等が示されているとあります。

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宮内庁書陵部、書陵部所蔵資料目録・画像公開システムで『香淳皇后実録』を公開

2025年10月9日、宮内庁書陵部が、書陵部所蔵資料目録・画像公開システムの「発行物一覧」において、『香淳皇后実録』の本文を公開したと発表しました。

『香淳皇后実録』本文の公開について(宮内庁, 2025/10/9)
https://www.kunaicho.go.jp/info/shoryobuinfo-071009.html

書陵部所蔵資料目録・画像公開システム
https://shoryobu.kunaicho.go.jp/
※「お知らせ」欄に「R07.10.09 『香淳皇后実録』のPDFを公開しました」とあります。

発行物一覧(書陵部所蔵資料目録・画像公開システム)
https://shoryobu.kunaicho.go.jp/Publication

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【イベント】国文研DDHプロジェクト第1回国際研究集会「古典テキストの最前線―夢の書庫を開く―」(12/11・東京都、オンライン)

2025年12月11日、大学共同利用機関法人人間文化研究機構国文学研究資料館(国文研)が、国文研DDHプロジェクト(データ駆動による課題解決型人文学の創成プロジェクト)第1回国際研究集会「古典テキストの最前線―夢の書庫を開く―」を、国文研(東京都立川市)での会場参集とオンライン配信で開催します。

参加費は無料ですが、会場参加の場合は事前の申込みが必要です。主なプログラムは次のとおりです。

・ 国文研DDHプロジェクト現状報告
 入口敦志氏(国文学研究資料館副館長)
・ ライトニングトーク、ポスターセッション
・ 基調講演
 黒橋禎夫氏(国立情報学研究所所長/京都大学特定教授)
・ パネルディスカッション
 司会:菊池信彦氏(国文研准教授)
 パネリスト:小木曽智信氏(国立国語研究所教授)、カラーヌワット タリン氏(Sakana AIリサーチサイエンティスト)、相澤彰子氏(国立情報学研究所教授)

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国立国会図書館デジタルコレクションに日本占領関係資料等約1.5万点を追加

2025年9月、国立国会図書館(NDL)は、国立国会図書館デジタルコレクションに日本占領関係資料、日系移民関係資料、プランゲ文庫等約1.5万点を追加しました。

古典籍及び日本占領関係資料のうち著作権の問題がない資料などは、インターネット公開で提供します。

雑誌のうち、既に図書館向け・個人向けデジタル化資料送信サービスで提供している巻号があるタイトルについては、今回追加する巻号も同様の公開範囲で提供します。

今回追加した資料については、現時点では全文検索の対象とはなっていません。

日本占領関係資料等約1.5万点を「国立国会図書館デジタルコレクション」に追加しました(NDL, 2025/9/30)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2025/250930_01.html

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山口県、「デジタルアーカイブ制作ワークショップ」を開催

2025年10月31日と12月19日に、山口県が、やまぐちDX推進拠点「Y-BASE」を会場に「デジタルアーカイブ制作ワークショップ」を開催します。

同ワークショップのテーマは、「安心・安全、観光・交通、このまちの物語」です。データプラットフォーム「Re:Earth」を活用し、参加者自身が、オープンデータを始めとする地域データを組み合わせ、それぞれの「まち」の魅力、新たな発見、伝えたいことを、デジタルアーカイブの作品として制作するとしています。

対象者は、デジタル技術や地域データのアーカイブに興味がある人、山口県内居住者(学生を含む)、マウスの操作等による作業が可能な人とあります。参加に当たっては事前の申込みが必要で、定員は20名(先着順)、募集期限は2025年10月20日午後5時です。

また、2026年2月上旬に成果報告会を開催予定で、詳細は別途お知らせするとあります。

「デジタルアーカイブ制作ワークショップ」参加者募集について(山口県, 2025/09/19)
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/press/319385.html

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県立長野図書館等、「災害アーカイブ展:令和元年東日本台風から6年」を開催中

2025年9月25日から10月12日まで、県立長野図書館(長野市)が、「災害アーカイブ展:令和元年東日本台風から6年」を開催しています。信州大学教育学部防災教育研究センターとの共催です。

令和元(2019)年東日本台風から6年を迎えるに当たり、長野県・千曲川流域の被災当時の様子を振り返りながら現在の地域の姿を発信することで、日頃の災害への備え・地域防災のきっかけとなるような展示会を実施するとあります。

展示は三部構成で、令和元年東日本台風関連のパネル展示のほか、信州大学が取り組む長野県内各地の災害デジタルアーカイブの紹介と、全国で展開されている災害デジタルアーカイブの紹介があります。

関連企画として、水害の教訓を活かした地域防災活動を継続する上での課題や工夫についての千曲川流域地区住民交流会も開催されます。

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インド・文化省、写本の保存・デジタル化・普及に向けた国家的イニシアティブ“Gyan Bharatam”を開始

2025年9月13日、インドの文化省(Ministry of Culture)が同国の写本の保存、デジタル化、普及に向けた国家的イニシアティブ“Gyan Bharatam”を開始したことを発表しました。

9月11日から13日までニューデリーで開催された同省主催の国際会議“Gyan Bharatam International Conference”において、正式な立ち上げが行われたものです。イニシアティブの主な目標としては、1,000万点以上の写本の目録作成とデジタル化、写本の国家的デジタルリポジトリの開設、翻刻等におけるAIや光学文字認識(OCR)、ブロックチェーン技術の活用が挙げられています。

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国立国会図書館(NDL)、リサーチ・ナビの新コンテンツ「歴史的な海外の新聞のデジタルアーカイブ」を公開

2025年9月12日、国立国会図書館(NDL)は、リサーチ・ナビの新コンテンツとして「歴史的な海外の新聞のデジタルアーカイブ」を公開しました。

海外の図書館・公文書館等が提供しているデジタルアーカイブのうち、歴史的な新聞の画像を公開しているものの一部を、地域別に紹介しています。

最近更新した記事(リサーチ・ナビ)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi/news/recent
※2025年9月12日付けで「歴史的な海外の新聞のデジタルアーカイブ」とあります。

歴史的な海外の新聞のデジタルアーカイブ(リサーチ・ナビ)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi/newspapers/foreign_digitalarchives

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【イベント】DH国際シンポジウム「東アジア/日本における人文学向けテキストデータ構造化のためのガイドライン策定に向けて」(9/13・東京都)

2025年9月13日、DH国際シンポジウム「東アジア/日本における人文学向けテキストデータ構造化のためのガイドライン策定に向けて」が、慶應義塾大学三田キャンパス(東京都港区)で開催されます。

シンポジウムでは、人文学のためのテキストデータ構造化に関する国際的なデファクト標準である“TEI Guidelines”を策定するTEI Consortiumに長年関わってきたJames Cummings氏(ニューカッスル大学)を招き、東アジアテキスト文化圏の一部としての日本のテキスト構造化の在り方とそれを踏まえたガイドラインの策定について検討するとしています。

参加には事前の申込みが必要です。日英同時通訳があり、一部オンラインでの配信も予定されているとあります。

DH国際シンポジウム 東アジア/日本における人文学向けテキストデータ構造化のためのガイドライン策定に向けて(TEI研究会)
https://tei.dhii.jp/activities/dh-teisympo2025

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Library of the Year 2025のライブラリアンシップ賞・優秀賞の受賞機関が発表

2025年9月1日、NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)は、8月26日に実施したLibrary of the Year 2025(LoY2025)の二次選考会の結果を発表しました。

二次選考会の結果、ライブラリアンシップ賞、優秀賞を受賞した機関は以下のとおりです。

●Library of the Year 2025 ライブラリアンシップ賞
・松竹大谷図書館
・北摂アーカイブス

●Library of the Year 2025 優秀賞
・オーテピア高知図書館と高知県図書館振興計画の両輪での推進
・新庄・最上地区の「地域まるごと学び場プラン」
・全国文化財総覧
・箕面市立船場図書館における大学図書館と市立図書館の一体的運営による社会連携の取組み

各活動の授賞理由については、9月下旬に公開予定とあります。

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米・エイブラハム・リンカーン大統領図書館・博物館、デジタル化した約500点の画像を公開

2025年8月27日、米・エイブラハム・リンカーン大統領図書館・博物館が、デジタル化した約500点のリンカーン大統領関連画像を公開したと発表しました。

画像は、米・イリノイ州立図書館からの助成金によるプロジェクト「Picturing Lincoln」によりデジタル化したもので、イリノイ州立図書館等が運営するデジタルアーカイブ「Illinois Digital Archives」に掲載されています。

今回の公開には、リンカーン大統領の暗殺者、死を悼む国民、暮らしていた場所の写真などが含まれており、今後数か月かけて、その他の関連画像数千点もウェブサイトに追加される予定とあります。

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フィンランド国立図書館、1954年までにフィンランドで発行された新聞のデジタル化を完了

2025年9月1日、フィンランド国立図書館が1954年までにフィンランドで発行された新聞のデジタル化を完了したと発表しました。

1939年までの新聞は、同館のウェブサイト“digi.kansalliskirjasto.fi”を通じて誰でも閲覧可能であり、1940年から1954年までのものも同国の納本図書館内の端末で閲覧可能としています。今後の目標としては、1960年までの新聞のデジタル化を進めるとしています。

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