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英国国立・大学図書館協会(SCONUL)、大学図書館等におけるシェアードサービスに関する報告書を公表

2025年7月10日、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)が、大学図書館等におけるシェアードサービスに関する報告書“Shared services in academic and research libraries”を公表しました。

2025年5月末に開催されたSCONULの主要な図書館長が参加した会議の成果をまとめた報告書です。図書館におけるシェアードサービスの利点に関する一般的な評価、シェアードサービスの今後の更なる展開が見込める分野(利点、障壁、推奨される次のステップを含む)、既存のシェアードサービスの事例などが紹介されています。

Shared services in academic and research libraries(SCONUL, 2025/7/10)
https://www.sconul.ac.uk/News/View?g=8dbedd9b-9173-4f4c-8ee4-ce228f3f2db0

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英国国立公文書館(TNA)、視覚障害のある学生向けに3Dモデルを用いた新たなワークショップを開催

2025年7月10日、英国国立公文書館(TNA)が、視覚障害のある学生向けに3Dモデルを用いた新たなワークショップを開催すると発表しました。

ワークショップでは、中世の地図やチューダー朝の廷臣の賃金明細など、TNAが所蔵する歴史的文書を3次元で表現したものが用いられます。3Dモデルは触れることを前提に設計されており、地図上の教会や家屋などの特徴や、戦闘に向けて並ぶ軍隊の配置、王や女王など歴史上の重要人物の署名などが、凹凸で再現されています。

このワークショップは、TNAの教育・アウトリーチチームが考案したもので、視覚障害のある若者のための学校の意見も取り入れたとあります。

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英・図書館情報専門家協会(CILIP)、Googleと提携し、情報リテラシー向上のためのSuper Searchersプログラムの提供を開始

2025年7月10日、英・図書館情報専門家協会(CILIP)が、Googleと提携し、情報リテラシー向上のためのSuper Searchersプログラムの提供を開始すると発表しました。

Super Searchersは、AIが作成したコンテンツが増える中、オンライン情報を効果的かつ批判的に評価できるようにすることなどを目的としてGoogleが開発した、情報リテラシー向上のためのトレーニングプログラムです。

発表によると、CILIPは2025年夏に試験的に提供を開始するとされています。

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英国国立・大学図書館協会(SCONUL)、2025年全国学生調査の図書館に関する調査結果を紹介

2025年7月9日付けで、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)が、2025年の全国学生調査(National Student Survey: NSS)の調査結果について、図書館に関する部分をウェブサイト上で紹介しています。

NSSは、英国の学部最終学年の大学生を対象に、コースの質などに関する意見を把握するため、イングランドの高等教育の規制・監督機関である学生局(Office for Students: OfS)が実施している年次調査です。

「図書館のリソース(例:書籍、オンラインサービス、学習スペース)は、あなたの学習をどの程度サポートしましたか?」という問いに対して、ポジティブな回答をした人の割合は、英国全体の平均で90.1%であり、NSSの調査対象となる学生満足度のあらゆる側面の中で、2番目に高い評価となったなどと述べられています。

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米・Book Industry Study Group(BISG)、米国及び英国の出版社のインプリントを対象として所有者や連絡先を検索できるツール“Find a Rightsholder”を公開

2025年6月3日、米国の出版関係の業界団体であるBook Industry Study Group(BISG)が、出版社のインプリントの所有者や連絡先を検索できるツール“Find a Rightsholder”の公開を発表しました。

米国及び英国の出版社の権利や許諾に関する連絡先を容易に検索できるようにするために開発されたツールで、既に休止又は廃止しているものも含め、3,500以上のインプリントの情報が集約されているとあります。

BISG Launches “Find a Rightsholder” – A Vital New Tool for the Publishing Industry(BISG, 2025/6/3)
https://www.bisg.org/news/bisg-launches-find-a-rightsholder–a-vital-new-tool-for-the-publishing-industry

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英国国立・大学図書館協会(SCONUL)、英国・アイルランドの大学図書館における、テクノロジーを活用した図書館スペースに関する事例集を公開

2025年6月20日、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)が、英国及びアイルランドの大学図書館における、テクノロジーを活用した図書館スペースに関する事例集“The modern library: technology-enhanced library spaces”をウェブサイト上で公開しました。

3Dプリンター等の機器、ハードウェア、ソフトウェアを提供しているメディアラボやメイカースペースの事例が紹介されているとあります。

The modern library: technology-enhanced library spaces(SCONUL, 2025/6/20)
https://www.sconul.ac.uk/News/View?g=2d772396-2693-41b3-b47c-0f30aa782d4f&t=

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図書館におけるセンサリースペース設置のための実用ガイド(文献紹介)

2025年6月24日付けで、図書館員の実践等に焦点を当てるオープンアクセス誌“The Journal of Creative Library Practice”に、図書館におけるセンサリースペース(sensory space)の設置に関する記事“Making Room for Everyone: A Practical Guide to Creating Sensory Spaces in Libraries”が掲載されました。著者は、米・モンタナ州立大学図書館のJacqueline L. Frank氏とJennifer Pawlak氏です。

センサリースペースとは、様々な感覚的体験を提供するために設計された特別な空間であるとされています。カラフルで活気があり、おもちゃやゲーム等が用意された、感覚を刺激する環境(high-sensory environments)と、静かで視覚的な刺激が少なく、照明や臭いに配慮するなど刺激を減らした環境(low-sensory environments)との二つがあるとされています。いずれも、主に感覚過敏の利用者等のニーズを満たすためのものですが、誰でも利用可能です。

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デジタル庁、「令和6年度データ利活用に係る欧米等の海外の法制度等に関する調査研究」の報告書を公表

2025年6月18日、デジタル庁が「令和6年度データ利活用に係る欧米等の海外の法制度等に関する調査研究」の報告書をウェブサイト上で公表しました。

同庁の委託調査成果物(受託者:西村あさひ法律事務所・外国法共同事業)で、欧州、英国、オーストラリア、米国の法制度が取り上げられています。

新着・更新(デジタル庁)
https://www.digital.go.jp/news?page=4
※2025年6月18日付けで「委託調査成果物一覧に「令和6年度データ利活用に係る欧米等の海外の法制度等に関する調査研究」を掲載しました」とあります。

委託調査成果物一覧(デジタル庁)
https://www.digital.go.jp/budget/entrustment_deliverables

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