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今日 — 2025年7月15日

アイルランド国立図書館、1985年に開催されたチャリティーコンサート“Live Aid”の写真をデジタル化して公開:開催から40周年を記念して

2025年7月11日、アイルランド国立図書館(NLI)が、1985年に開催されたチャリティーコンサート“Live Aid”の写真をデジタル化して公開したと発表しました。

“Live Aid”は、エチオピアの飢饉救済のために1985年7月13日に英・ロンドンと米・フィラデルフィアで開催されたコンサートで、20世紀を代表するチャリティーコンサートの一つとされています。フレディ・マーキュリー、デビット・ボウイ、ポール・マッカートニーらが出演しました。

NLIは、2017年に同チャリティープロジェクトの基金Band Aid Trustから“Live Aid”の全アーカイブの寄贈を受け、資料の公開に向けて2022年からデジタル化等に取り組んできたとあります。コンサート開催から40周年を記念し、写真のデジタル化画像2,000点以上が公開されました。

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一昨日以前

ラトビア国立図書館、欧州連合(EU)の助成を受けた国際協力プロジェクト“EU4Dialogue: Improving exchanges across the divide through education and culture”の最終報告書を公開

2025年6月3日、ラトビア国立図書館が、欧州連合(EU)の助成を受けた国際協力プロジェクト“EU4Dialogue: Improving exchanges across the divide through education and culture”の最終報告書を公開したと発表しました。

同プロジェクトは、EUの近隣諸国に対する開発援助等を担う欧州委員会近隣・拡大交渉総局(DG NEAR)が支援するプログラム“EU4Dialogue”の一環として実施されたものです。南コーカサス及びモルドバ共和国における教育と文化を通じた人的交流の促進を目指して、2021年5月から2025年5月にかけて実施され、同館のほか、ベルギー、フランス、ドイツ、アイルランド、ポーランドから七つの機関が参加しました。

ラトビアは、プロジェクトにおいて主に図書館・博物館分野を担当し、同館が中心となって、対象地域の図書館・博物館関係者に向けて、サマースクールやインターンシップ等の機会を提供したとあります。報告書ではプロジェクトを通じて同館で得られた経験や成果等がまとめられています。

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スペイン国立図書館(BNE)、オープンデータポータルサイト“Datos abiertos BNE”をリニューアル

2025年6月24日、スペイン国立図書館(BNE)がオープンデータポータルサイト“Datos abiertos BNE”のリニューアルを発表しました。

同館のデジタル資源活用プロジェクトであるBNElab(BNEラボ)の枠組みによるものとあります。より機能的なデザインが採用され、技術的な改良が加えられたことで、BNEのデータカタログ内のデータセットへのアクセスやアクセシブルな形式でのダウンロードが容易になったとしています。

La BNE lanza su nuevo portal de datos abiertos con un diseño renovado y mejoras funcionales(BNE, 2025/6/24)
https://www.bne.es/es/noticias/bne-lanza-su-nuevo-portal-datos-abiertos-diseno-renovado-mejoras-funcionales

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ルクセンブルク国立図書館(BnL)、同館の経済効果に関する調査報告書“The BnL’s economic impact on Luxembourg’s knowledge society”を公表

2025年7月7日、ルクセンブルク国立図書館(BnL)が、同館の経済効果に関する調査報告書“The BnL’s economic impact on Luxembourg’s knowledge society”をウェブサイト上で公表しました。

調査は、市場調査会社bms marketing research + strategyへの委託により、2025年初めにオンラインで実施されました。報告書では、図書館のサービスに対する利用者の支払意思額を基に、同館の経済的価値を試算した結果等が示されています。

The BnL is worth 3.34 times more to its users than it costs(BnL, 2025/7/7)
https://bnl.public.lu/en/a-la-une/actualites/communiques/2025/valeur-savoir-resultats.html

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国立国会図書館(NDL)、資料保存に関する遠隔研修教材3件をYouTubeで新規公開

2025年7月9日、国立国会図書館(NDL)は、資料保存に関する遠隔研修教材3件をYouTubeで新たに公開しました。

「動画で見る資料保存:四つ目綴じの綴じ方」「動画で見る資料保存:剥がれた題箋の貼り方」「動画で見る資料保存:電子レンジで糊をつくる」の3件で、それぞれ6分から7分程度の動画です。

新着情報(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/
※2025年7月9日付けで、「資料保存に関する遠隔研修教材3件を公開しました」とあります。

新たな遠隔研修教材を公開しました(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/library/training/guide/250709_01.html

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国立国会図書館(NDL)、リサーチ・ナビの新コンテンツ「国立国会図書館所蔵 蔦屋重三郎(初代)出版物リスト」を公開

2025年7月3日、国立国会図書館(NDL)は、リサーチ・ナビの新コンテンツとして「国立国会図書館所蔵 蔦屋重三郎(初代)出版物リスト」を公開しました。

NDLが所蔵する、蔦屋重三郎(初代)が出版流通に関わったと思われる資料を一覧することができます。収録資料の一部は、NDLギャラリー「時代の風雲児・蔦屋重三郎」でもデジタルコンテンツとして紹介しています。

最近更新した記事(リサーチ・ナビ)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi/news/recent
※2025年7月3日付けで「国立国会図書館所蔵 蔦屋重三郎(初代)出版物リスト」とあります。

国立国会図書館所蔵 蔦屋重三郎(初代)出版物リスト(リサーチ・ナビ)
https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi/oldmaterials/tsutaya

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米国議会図書館(LC)、蔵書目録データベース“Library of Congress Catalog”をリニューアル

2025年6月30日、米国議会図書館(LC)が同館の蔵書目録データベースである“Library of Congress Catalog”をリニューアルしました。

Library of Congress Catalog.
https://catalog.loc.gov/

Library of Congress Research Guides.
https://guides.loc.gov/catalog
※“On Monday, June 30, 2025, the Library of Congress launched its new catalog”とあります。

参考:
米国議会図書館(LC)、オープンソースの図書館サービスプラットフォームFOLIOの導入についてEBSCO社と契約を締結 [2022年09月22日]
https://current.ndl.go.jp/car/46867

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ギリシャ国立図書館、文化財保存修復研究国際センター(ICCROM)の“Our Collections Matter”プログラムにナショナル・ノードとして参加

欧州国立図書館長会議(CENL)の2025年6月25日付けのニュース記事で、ギリシャ国立図書館が、文化財保存修復研究国際センター(ICCROM)の“Our Collections Matter”プログラムに、ナショナル・ノードとして参加することが紹介されています。

Our Collections Matterは、ICCROMが2020年に開始したイニシアティブで、文化機関のコレクションが持つ力と可能性を活用して、持続可能な開発を促進することを目的としています。世界中の文化機関が持続可能な開発目標(SDGs)に沿った活動を行えるよう、トレーニングやツールキット等を提供しています。このイニシアティブの下、ICCROMは2025年6月、博物館・図書館・文書館等の機関がSDGs達成により貢献できるよう、国レベルの調整メカニズムであるナショナル・ノードを3年間の試験的取組として立ち上げました。

CENLの記事によると、ギリシャ国立図書館は、国内の公共図書館のナショナル・ノードとして活動し、図書館の業務や政策において国連のSDGsを取り入れられるよう支援するとされます。

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スウェーデン国立図書館、同国におけるオープンアクセスの進展状況をまとめた報告書(2024年版)を公開

2025年6月23日、スウェーデン国立図書館(NLS)が、同国におけるオープンアクセス(OA)の進展状況をまとめた報告書の2024年版を公開したと発表しました。

発表によると、報告書はOAに関する統計の概要を示し、学術出版に関する費用を概観するとともに、OAを促進するための同国の継続的な取組について紹介するものです。2024年版では特に学術単行書のOA化に焦点を当てているほか、学術出版における公平性やダイヤモンドOA等のテーマを取り上げているとあります。

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国立国会図書館デジタルコレクションに図書等約14万点を追加

2025年6月、国立国会図書館(NDL)は、国立国会図書館デジタルコレクションに図書、雑誌、古典籍、パッケージ系電子出版物約14万点を追加しました。

図書及び古典籍のうち著作権の問題がない資料などは、インターネット公開で提供します。

雑誌のうち、既に図書館向け・個人向けデジタル化資料送信サービスで提供している巻号があるタイトルについては、今回追加する巻号も同様の公開範囲で提供します。

今回公開した資料については、現時点では全文検索の対象とはなっていません。

図書等約14万点を「国立国会図書館デジタルコレクション」に追加しました(NDL, 2025/6/27)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2025/250627_01.html

参考:
国立国会図書館デジタルコレクションに図書等6.6万点を追加 [2025年05月15日]
https://current.ndl.go.jp/car/252638

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国立国会図書館(NDL)、Web NDL Authoritiesの機能を拡張

2025年6月23日、国立国会図書館(NDL)は、国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス(Web NDL Authorities)の機能を拡張したと発表しました。

拡張した機能は次のとおりです。

・詳細情報画面へのシソーラスマップの追加
 典拠データに上位語・下位語・関連語が含まれている場合に、それらの関係性を視覚化するシソーラスマップが表示される。上位語が更に上位語を持つ場合、また下位語が更に下位語を持つ場合には、それらもつないで多階層表示される。

・SPARQL1.1エンドポイントへの機能の追加
 クエリ例、テーブル形式、グラフ図(一部対応)、応答内容の表示、クエリ作成時の入力補助の追加

Web NDL Authoritiesの機能を拡張しました(NDL, 2025/6/23)
https://id.ndl.go.jp/information/2025/06/23/release-42/

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