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今日 — 2025年7月15日

日本図書館協会(JLA)、「公立図書館児童サービス実態調査2025」を実施

2025年7月14日、日本図書館協会(JLA)が、「公立図書館児童サービス実態調査2025」に関するお知らせをウェブサイトに掲載しました。

JLAでは、1999年、2003年、2015年に公立図書館児童サービス実態調査を実施しました。今回、前回の2015年調査から10年が経つ2025年を調査年とする全国調査を実施し、児童サービスの変化を明らかにするとしています。

悉皆調査であり、都道府県立図書館と市区町村立図書館に分けて実施されています。回答期限は、都道府県立図書館、市区町村立図書館とも、2025年9月20日です。

「公立図書館児童サービス実態調査2025」を実施しています(JLA, 2025/7/14)
https://www.jla.or.jp/2025/07/14/info20250714/

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アイルランド国立図書館、1985年に開催されたチャリティーコンサート“Live Aid”の写真をデジタル化して公開:開催から40周年を記念して

2025年7月11日、アイルランド国立図書館(NLI)が、1985年に開催されたチャリティーコンサート“Live Aid”の写真をデジタル化して公開したと発表しました。

“Live Aid”は、エチオピアの飢饉救済のために1985年7月13日に英・ロンドンと米・フィラデルフィアで開催されたコンサートで、20世紀を代表するチャリティーコンサートの一つとされています。フレディ・マーキュリー、デビット・ボウイ、ポール・マッカートニーらが出演しました。

NLIは、2017年に同チャリティープロジェクトの基金Band Aid Trustから“Live Aid”の全アーカイブの寄贈を受け、資料の公開に向けて2022年からデジタル化等に取り組んできたとあります。コンサート開催から40周年を記念し、写真のデジタル化画像2,000点以上が公開されました。

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アジア経済研究所図書館、ライブラリアン・コラム「魅せる?映える?韓国の図書館とメディアアート」(記事紹介)

2025年7月11日、アジア経済研究所図書館が、ライブラリアン・コラム「魅せる?映える?韓国の図書館とメディアアート」をウェブサイト上に掲載しました。筆者は、アジア経済研究所学術情報センター図書館情報課の竹内瑶子氏です。

日本の図書館イメージとはやや異なる韓国の図書館として、筆者が韓国ソウルへの現地調査の際に訪れた国立中央図書館(NLK)の例を中心に、メディアアートを展示できる空間を備えた図書館について紹介されています。

ライブラリアン・コラム(アジア経済研究所)
https://www.ide.go.jp/Japanese/Library/Column/2025.html
※2025年7月11日付けで、「魅せる?映える?韓国の図書館とメディアアート/竹内瑶子」とあります。

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昨日 — 2025年7月14日

【イベント】株式会社早稲田大学アカデミックソリューション、セミナー「即時OAが問う大学の未来―研究・教育・国際競争力の向上のために」(7/25・東京都、オンライン)

2025年7月25日、株式会社早稲田大学アカデミックソリューションの主催によりオープンアクセス・ソリューションセミナー2025夏「即時OAが問う大学の未来―研究・教育・国際競争力の向上のために」が、大隅スクエアビル(東京都新宿区)における対面参加とオンラインにより開催されます。

有識者からオープンアクセス(OA)推進に向けた取組が紹介されます。主なプログラムは次のとおりです。

・講演①「大学におけるオープンサイエンス推進の位置づけ―大学にとって意味のあるOA/RDM/OSの推進を!」
 船守美穂氏(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター准教授/鹿児島大学附属図書館オープンサイエンス研究開発部門 部門長 特任教授(クロアポ)/博士(工学))

・講演②「オープンサイエンス時代に求められる大学図書館の役割と可能性~『オープンアクセス加速化事業』の採択を機とした図書館の未来像に対する一考察~」
 矢野均氏(立命館大学学術情報部次長)

・Q&Aセッション
 モデレーター:丸山浩平氏(早稲田大学研究戦略センター教授/国立研究開発法人科学技術振興機構研究開発戦略センター特任フェロー/博士(工学))
 Q&Aセッション回答者:船守美穂氏、矢野均氏

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米・EveryLibrary、図書館等をめぐる2025年の米国の州別立法動向に関する報告書を公開

2025年7月13日、図書館のための支援を行う米国の政治活動団体EveryLibraryが、図書館等をめぐる2025年の州別立法動向に関する報告書“Codifying Censorship or Reclaiming Rights: The State-by-State 2025 Legislative Landscape for Libraries”を公開しました。

2025年上半期における、図書館、図書館職員及び国民の読書の権利に影響を与えるとされる立法の州別動向が紹介されています。表現の自由や読書の権利に対する脅威は依然として深刻な状況にある一方で、九つの州では、図書館等を守る法案が可決されたことなどが示されています。

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英国国立・大学図書館協会(SCONUL)、大学図書館等におけるシェアードサービスに関する報告書を公表

2025年7月10日、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)が、大学図書館等におけるシェアードサービスに関する報告書“Shared services in academic and research libraries”を公表しました。

2025年5月末に開催されたSCONULの主要な図書館長が参加した会議の成果をまとめた報告書です。図書館におけるシェアードサービスの利点に関する一般的な評価、シェアードサービスの今後の更なる展開が見込める分野(利点、障壁、推奨される次のステップを含む)、既存のシェアードサービスの事例などが紹介されています。

Shared services in academic and research libraries(SCONUL, 2025/7/10)
https://www.sconul.ac.uk/News/View?g=8dbedd9b-9173-4f4c-8ee4-ce228f3f2db0

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大阪府立中之島図書館、ビジネス資料展示「Data is Eating the World 飲み込まれる側に甘んじるか、それとも…。」を開催中

2025年7月14日から9月13日まで、大阪府立中之島図書館、ビジネス資料展示「Data is Eating the World 飲み込まれる側に甘んじるか、それとも…。」を開催しています。

経済産業省が2025年4月30日に公表した「デジタル経済レポート:データに飲み込まれる世界、聖域なきデジタル市場の生存戦略」に着目し、日本が置かれている現状やグローバル企業の取組の把握、これから日本がとりうる戦略のヒント、ITスキルやビジネス・パーソンが知っておきたい知識に関する「ビジネス書」等の書籍を紹介するとあります。

大阪府立中之島図書館 ビジネス資料展示「Data is Eating the World 飲み込まれる側に甘んじるか、それとも…。」(大阪府立図書館, 2025/7/14)
https://www.library.pref.osaka.jp/83118-2

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一昨日以前

ラトビア国立図書館、欧州連合(EU)の助成を受けた国際協力プロジェクト“EU4Dialogue: Improving exchanges across the divide through education and culture”の最終報告書を公開

2025年6月3日、ラトビア国立図書館が、欧州連合(EU)の助成を受けた国際協力プロジェクト“EU4Dialogue: Improving exchanges across the divide through education and culture”の最終報告書を公開したと発表しました。

同プロジェクトは、EUの近隣諸国に対する開発援助等を担う欧州委員会近隣・拡大交渉総局(DG NEAR)が支援するプログラム“EU4Dialogue”の一環として実施されたものです。南コーカサス及びモルドバ共和国における教育と文化を通じた人的交流の促進を目指して、2021年5月から2025年5月にかけて実施され、同館のほか、ベルギー、フランス、ドイツ、アイルランド、ポーランドから七つの機関が参加しました。

ラトビアは、プロジェクトにおいて主に図書館・博物館分野を担当し、同館が中心となって、対象地域の図書館・博物館関係者に向けて、サマースクールやインターンシップ等の機会を提供したとあります。報告書ではプロジェクトを通じて同館で得られた経験や成果等がまとめられています。

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欧州研究図書館協会(LIBER)、AIに関するタスクフォースを立ち上げ

2025年7月9日、欧州研究図書館協会(LIBER)がAIに関するタスクフォースの立ち上げを発表しました。

同タスクフォースは、研究図書館の分野におけるAIの動向を調査し、AIが関係する事項に対する戦略的アプローチを強化するとともに、図書館員がAIリテラシーに関して主導的役割を担うための指針を提供することを目指すものとあります。

LIBER Launches a Taskforce on Artificial Intelligence(LIBER, 2025/7/9)
https://libereurope.eu/article/liber-launches-a-taskforce-on-artificial-intelligence/

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英国国立・大学図書館協会(SCONUL)、2025年全国学生調査の図書館に関する調査結果を紹介

2025年7月9日付けで、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)が、2025年の全国学生調査(National Student Survey: NSS)の調査結果について、図書館に関する部分をウェブサイト上で紹介しています。

NSSは、英国の学部最終学年の大学生を対象に、コースの質などに関する意見を把握するため、イングランドの高等教育の規制・監督機関である学生局(Office for Students: OfS)が実施している年次調査です。

「図書館のリソース(例:書籍、オンラインサービス、学習スペース)は、あなたの学習をどの程度サポートしましたか?」という問いに対して、ポジティブな回答をした人の割合は、英国全体の平均で90.1%であり、NSSの調査対象となる学生満足度のあらゆる側面の中で、2番目に高い評価となったなどと述べられています。

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スペイン国立図書館(BNE)、オープンデータポータルサイト“Datos abiertos BNE”をリニューアル

2025年6月24日、スペイン国立図書館(BNE)がオープンデータポータルサイト“Datos abiertos BNE”のリニューアルを発表しました。

同館のデジタル資源活用プロジェクトであるBNElab(BNEラボ)の枠組みによるものとあります。より機能的なデザインが採用され、技術的な改良が加えられたことで、BNEのデータカタログ内のデータセットへのアクセスやアクセシブルな形式でのダウンロードが容易になったとしています。

La BNE lanza su nuevo portal de datos abiertos con un diseño renovado y mejoras funcionales(BNE, 2025/6/24)
https://www.bne.es/es/noticias/bne-lanza-su-nuevo-portal-datos-abiertos-diseno-renovado-mejoras-funcionales

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Choice、研究図書館員に向けた生成AIリテラシーに関する教材を配信

2025年6月24日、米国大学・研究図書館協会(ACRL)の出版ユニットであるChoiceが、生成AIリテラシーに関するコース“Generative AI Literacy Essentials for Academic Librarians”の配信について発表しました。

このコースは、Clarivate社の支援の下、Choiceの編集者により開発されました。7月中旬から8週間にわたりニュースレター形式で配信されます。教材には、AIリテラシーのコア概念についての解説、事例や第一人者へのインタビュー、学習のためのリソースリストが含まれ、受講者は自分のペースに合わせて学習を進めることができます。また、コースの最後には修了証明書が授与されるとあります。

受講は無料ですが、事前登録が必要です。

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ルクセンブルク国立図書館(BnL)、同館の経済効果に関する調査報告書“The BnL’s economic impact on Luxembourg’s knowledge society”を公表

2025年7月7日、ルクセンブルク国立図書館(BnL)が、同館の経済効果に関する調査報告書“The BnL’s economic impact on Luxembourg’s knowledge society”をウェブサイト上で公表しました。

調査は、市場調査会社bms marketing research + strategyへの委託により、2025年初めにオンラインで実施されました。報告書では、図書館のサービスに対する利用者の支払意思額を基に、同館の経済的価値を試算した結果等が示されています。

The BnL is worth 3.34 times more to its users than it costs(BnL, 2025/7/7)
https://bnl.public.lu/en/a-la-une/actualites/communiques/2025/valeur-savoir-resultats.html

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国立国会図書館(NDL)、資料保存に関する遠隔研修教材3件をYouTubeで新規公開

2025年7月9日、国立国会図書館(NDL)は、資料保存に関する遠隔研修教材3件をYouTubeで新たに公開しました。

「動画で見る資料保存:四つ目綴じの綴じ方」「動画で見る資料保存:剥がれた題箋の貼り方」「動画で見る資料保存:電子レンジで糊をつくる」の3件で、それぞれ6分から7分程度の動画です。

新着情報(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/
※2025年7月9日付けで、「資料保存に関する遠隔研修教材3件を公開しました」とあります。

新たな遠隔研修教材を公開しました(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/library/training/guide/250709_01.html

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阪急文化財団、「阪急文化アーカイブズ」で「宝塚少女歌劇(宝塚歌劇)」の写真が検索可能に

2025年7月9日、公益財団法人阪急文化財団が、「阪急文化アーカイブズ」で「宝塚少女歌劇(宝塚歌劇)」の写真が検索可能になったと発表しました。

2025年7月9日時点では、同財団の池田文庫が所蔵する1914(大正3)年から1943(昭和18)年までの宝塚少女歌劇(宝塚歌劇)の写真10,741点について、出演者名、上演作品、年月、劇場等で検索可能とあります。画像の閲覧は、池田文庫(大阪府池田市)の専用端末で可能(撮影、プリントアウト、保存は不可)です。

阪急文化アーカイブズ「宝塚少女歌劇(宝塚歌劇)」の写真を公開(阪急文化財団ブログ, 2025/7/9)
https://www.hankyu-bunka.or.jp/blog/2025/07/09/post_3/008261/index.html

阪急文化アーカイブズ
https://archives.hankyu-bunka.or.jp/

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【イベント】第111回全国図書館大会愛媛大会(10/30-31・愛媛県)

2025年10月30日と31日に、第111回全国図書館大会愛媛大会が開催されます。30日には愛媛県県立文化会館(松山市)において全体会が、31日には愛媛県男女共同参画センター(松山市)など5か所において分科会が開催されます。

テーマは「図書館が 彩る未来 伊予路から」です。

一部の分科会は録画配信されます。参加に当たっては参加費と事前申込みが必要で、7月7日から申込受付が開始されています。

第111回全国図書館大会愛媛大会
https://111th-library.com/

参考:
【イベント】第110回全国図書館大会長崎大会(11/30-12/28・長崎県、オンライン) [2024年08月07日]
https://current.ndl.go.jp/car/223787

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県立長野図書館、所蔵する『戦時版よみうり』がデジタル化、読売新聞記事データベース「ヨミダス」で公開予定

2025年6月27日、県立長野図書館(長野市)が、同館が所蔵する『戦時版よみうり』がデジタル化され、読売新聞記事データベース「ヨミダス」で公開される予定であることをウェブサイト上で発表しました。

『戦時版よみうり』は、太平洋戦争中の1944(昭和19)年3月1日から1945(昭和20年)年3月末までの1年1か月間、読売新聞が発行していた日刊タブロイド新聞です。このうち、同館が所蔵していたのは1944年6月から1945年3月までの10か月分で、全国的にも貴重な資料群であると判明したこと等が紹介されています。

当館所蔵の『戦時版よみうり』について(県立長野図書館, 2025/6/27)
https://www.knowledge.pref.nagano.lg.jp/now/news/osirase_250627.html

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東京大学附属図書館、デジタル図書館コンペティション「東大図書館をデザインせよ!Next Library Challenge 2030」を実施中

東京大学附属図書館が、デジタル図書館コンペティション「東大図書館をデザインせよ!Next Library Challenge 2030」を実施しています。

未来の大学図書館の在り方について検討する中で、利用者、特に学生からの意見やアイデアが必要との考えから企画されたコンペティションです。「2030年の大学図書館に求められるサービス、機能に関するもの」というテーマで、同大学の学部生又は大学院生から、次の二つのカテゴリでアイデアを募集しています。

(1)考えてみた部門
審査対象は、2030年の大学図書館に求められるサービスや、あってほしい設備・環境、機能等のアイデアで、現時点では不可能でも2030年には実現可能と思われるものであれば可。

(2)作ってみた部門
審査対象は、2030年の大学図書館に求められるサービス等を実現するために必要なシステムやプログラム等で、応募時点では「試作」でも可であるが、動作するもの。

応募期日は2025年10月6日で、審査結果の発表は2025年12月中の予定とあります。

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JPCOAR及びJUSTICE、リポジトリ登録への新たな課金制度に反対するCOARの声明に賛同

2025年7月4日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)及び大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)が、リポジトリ登録への新たな課金制度に反対するオープンアクセスリポジトリ連合(COAR)の声明に賛同することを、共同で表明しました。

COARは2025年6月26日、同年3月14日にIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)が発表したリポジトリ登録への新たな課金制度“Repository License Fee”を受けて、このような制度への反対声明を発表しました。

JPCOARとJUSTICEは、COARの声明の日本語訳を作成し、これに対する賛同を表明するとしています。

IEEE Repository License Fee等に対する声明について(JPCOAR, 2025/7/4)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/ieeestatement

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