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ドイツ国立図書館(DNB)等、人工知能(AI)の利用に関する共同声明を発出

2025年10月14日、ドイツ国立図書館(DNB)が、ドイツ国立科学技術図書館(TIB)及びドイツ書籍商取引所組合(Börsenverein des Deutschen Buchhandels)とともに、人工知能(AI)の利用に関する共同声明を発出したことを発表しました。

著作権法で認められている行為に言及しつつ、AIの支援を受けた検索ツールの開発が図書館の次の目標となっていることなど、AIの適用領域が挙げられています。

DNB AKTUELL
https://www.dnb.de/DE/Home/home_node.html
※2025年10月14日付けで、“Gemeinsame Erklärung zum Umgang mit Künstlicher Intelligenz”とあります。

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ドイツ国立図書館はいかにして音楽資料をデジタル化したか(文献紹介)

2025年8月23日付けで、国際音声・視聴覚アーカイブ協会(IASA)の機関誌「IASA Journal」の55号にドイツ国立図書館(DNB)ドイツ音楽資料館のデジタル化に関する論文「How the German National Library Migrated 770,000 Compact Discs and Digitized 50,000 Audiocassettes」が掲載されています。著者は、ドイツ国立図書館ドイツ音楽資料館のRuprecht Langer氏です。

ドイツ国立図書館ドイツ音楽資料館は、ドイツで出版されたすべての録音媒体を収集しています。同館は、過去15年間にわたり、所蔵資料の保存とライプツィヒ館及びフランクフルト・アム・マイン館の閲覧室のコンピュータからの音楽資料へのアクセス向上を目的として、同館の全てのオーディオCDとオーディオカセットテープを対象に、次の二つのデジタル化プロジェクトを実施しました。

・オーディオCD(77万枚)のデジタルコンテンツのリポジトリへの移行
・オーディオカセットテープ(5万本)のデジタル化

記事では、同プロジェクトのプロセス及びワークフロー、直面した課題、適用した品質管理、得られた教訓等について報告されています。

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