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米・オレゴン州立図書館、州内の図書館や学校における図書等の利用制限申立て等に関する報告書の2025年版を公開

2025年10月2日、米・オレゴン州立図書館が、同州内の図書館や教育機関における図書の利用制限申立て等に関する報告書の2025年版を公開しました。

オレゴン州立図書館が運営するオレゴン知的自由情報公開センター(Oregon Intellectual Freedom Clearinghouse:OIFC)による報告書の2025年版です。OIFCは、オレゴン州の図書館等における知的自由の問題に関する情報を収集することなどを主な使命として1987年に設立されました。

報告書では、2024年7月1日から2025年6月30日までの同州内の図書館や教育機関における利用制限申立て等の状況がまとめられています。報告書によると、1年間で50件の申立てがあり、前年から21%減少しました。

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英国の公共図書館法制定175周年記念イベントで、図書館界の発展を目的とした新たな連合体“Libraries Alliance”が発足

2025年10月16日付けの英・図書館情報専門家協会(CILIP)のニュース記事で、図書館界の発展を目的とした新たな連合体“Libraries Alliance”の発足について紹介されています。

公共図書館法(Public Libraries Act)制定175周年を記念して、10月9日にマンチェスターで開催されたイベント上で正式に発表されたものです。CILIPを始めとする様々な図書館関係団体を結び付け、館種を超えた図書館界全体における連携を強化し、政府の図書館政策に向けた働きかけ等を行うとしています。

Library Alliance Launched to mark 175th Anniversary(CILIP, 2025/10/16)
https://www.cilip.org.uk/news/712582/Library-Alliance-Launched-to-mark-175th-Anniversary.htm

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PEN America、米国の公立学校における2024-2025年の禁書の動向に関する報告書を公開

2025年10月1日、表現の自由の保護等に取り組む米国の非営利団体PEN Americaが、米国の公立学校における2024-2025年の禁書の動向に関する報告書“The Normalization of Book Banning: Banned in the USA, 2024-2025”を公開しました。2021-2022年、2022-2023年、2023-2024年に続く、4回目の報告書です。

報告書によると、2024年7月から2025年6月の間に、23州の87の公立学区において6,870件の禁書事例があり、3,752タイトルが撤去されました。

報告書では、過去3回の調査結果との比較、州別の動向、禁書となった本のタイトルや内容等がまとめられています。

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【イベント】第34回京都図書館大会「図書館×地域連携の可能性」(11/10・京都府)

2025年11月10日、第34回京都図書館大会が京都府立京都学・歴彩館(京都市)において開催されます。

テーマは「図書館×地域連携の可能性」です。参加費は無料ですが、事前の申込みが必要です。後日、会場の録画映像が配信予定とあります(後日配信の事前申込みは不要)。

当日の主なプログラムは次のとおりです。

・基調講演「近未来のまちとそこにある図書館」
 三浦丈典氏(株式会社スターパイロッツ)

・事例発表①「図書館から広がる観光まちづくり」
 福永香織氏(公益財団法人日本交通公社観光研究部)

・事例発表②「学校図書館から考える持続可能な地域連携」
 大槻芙美代氏(京都府立宮津天橋高等学校宮津学舎 学校図書館司書)

・事例発表③「地域に開かれた大学をめざして ~広小路キャンパス活性化プロジェクトの取り組み~」
 大瀧徹也氏(京都府立医科大学附属図書館)

・パネルディスカッション

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米・AASLとALSC、米国全土の学校図書館と公共図書館でポケモンクラブが導入可能に

2025年10月7日、米国図書館協会(ALA)の部会(division)である米国学校図書館員協会(AASL)と児童図書館サービス協会(ALSC)が、The Pokémon Company International社との提携により、米国全土の学校図書館及び公共図書館でポケモンクラブを導入できるようになったことを発表しました。

この取組は、子どもの識字能力の向上、地域社会への参加促進、教育的で楽しい体験の提供を目的としています。

ポケモンクラブでは、ゲーム、読書活動、地域イベントなどを通して、子どもたちと家族がポケモンの世界を探検できるインタラクティブな空間が提供されるとあります。プログラム参加館には、AASL及びALSCから「ポケモンクラブ・キット」が提供されます。キットには、地域の5歳から14歳の子ども向けにクラブを運営するための教材、リソース、アクティビティ、賞品が含まれているとあります。

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【イベント】「図書館と県民のつどい埼玉2025」(12/14・埼玉県)

2025年12月14日、埼玉県図書館協会等の主催により、「図書館と県民のつどい埼玉2025」が桶川市民ホール・さいたま文学館(埼玉県桶川市)で開催されます。

当日の主なプログラムは以下のとおりです。このほか、読書のバリアフリー資料展、「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2024」等の様々な図書館企画も予定されています。

・わらべうた実践講座 おはなし会でわらべうたを!~乳幼児から小学生に~
 講師:吉田優子氏・平田潤子氏(にこにこ文庫)

・学校図書館講座 多様な子どもたちへの読書支援~特別支援学級での取り組みを中心に~
 講師:吉井嘉奈子氏(東京都立多摩図書館司書)
 事例発表:村上勅江氏(元公立小学校教諭)

・中学生のビブリオバトル決勝

・ブックケア(講座) 未来へつながる保存の技術
 講師:埼玉県立図書館 資料保存委員会

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【イベント】第75回長野県図書館大会兼第33回北信越地区学校図書館研究大会(11/7-8・長野県)

2025年11月7日と8日、第75回長野県図書館大会兼第33回北信越地区学校図書館研究大会が、佐久平交流センター(長野県佐久市)をメイン会場として開催されます。

大会テーマは「豊かな学びを支える図書館 ~よりよい未来の創造に向けて~」です。7日には、実践活動公開、研究発表、全国学校図書館協議会(全国SLA)報告等、8日には分科会、作家の石井睦美氏による講演会「本を読む・物語を生きる」等が予定されています。

参加には事前の申込みが必要です。

長野県図書館協会
https://www.nagano-la.com/
※9月9日付けで「第75回長野県図書館大会兼第33回北信越地区学校図書館研究大会」について掲載されています。

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全国学校図書館協議会(全国SLA)、2025年度「学校図書館用図書平均単価」を発表

2025年9月11日、全国学校図書館協議会(全国SLA)が、2025年度「学校図書館用図書平均単価」をウェブサイトに掲載しました。

全国SLAが月2回行う選定会議において、2025年1月から6月までの間に全国学校図書館選定図書として選定された図書の平均価格であり、小学校は2,170円、中学校は2,183円、高等学校は2,115円(いずれも本体価格)とあります。

SLAからのお知らせ(全国SLA)
https://www.j-sla.or.jp/news/
※2025年9月11日付けで「2025年度「学校図書館用図書平均単価」」とあります。

2025年度「学校図書館用図書平均単価」(全国SLA)
https://www.j-sla.or.jp/material/research/heikin-tanka.html

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【イベント】令和7年度石川県図書館大会「災害と図書館」(10/17・石川県)

2025年10月17日、石川県立図書館(金沢市)において、令和7年度石川県図書館大会が開催されます。

「災害と図書館」というテーマの下で、東日本大震災や能登半島地震の復興に尽力した鎌倉幸子氏(特定非営利活動法人エファジャパン プログラムマネジャー)の講演や、能登半島地震で被災した県内図書館の司書による状況報告とパネルディスカッションなどが行われます。

【10月17日】令和7年度石川県図書館大会(石川県立図書館)
https://www.library.pref.ishikawa.lg.jp/category/event2025/6473.html

参考:
CA2077 – 震災後の図書館サービスの復旧と支援:能登半島地震及び豪雨の現場から / 上田敬太郎
カレントアウェアネス No.363 2025年03月20日
https://current.ndl.go.jp/ca2077

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【イベント】令和7年度全国公共図書館研究集会(サービス部門/総合・経営部門)兼第32回静岡県図書館大会(12/1-2・静岡県)

2025年12月1日から2日まで、静岡県立中央図書館の主管により、令和7年度全国公共図書館研究集会(サービス部門/総合・経営部門)兼第32回静岡県図書館大会が開催されます。

研究テーマは「図書館と書店の共存・共栄」です。図書館と書店の置かれた状況を踏まえ、また実際の事例を元に進むべき方向性を見据え、図書館と書店の共存・共栄について考える機会とするとあります。

1日目は第32回静岡県図書館大会と兼ねており、静岡県コンベンションアーツセンター グランシップ(静岡市)への会場参集で開催されます。

主なプログラムは次のとおりです。

●1日目(12月1日)
○講演会「公立図書館と新刊書籍市場の曖昧な関係:図書館の蔵書傾向および書店支援」
大場博幸氏(日本大学文理学部教授)

○第1分科会:図書館サービス①
「みんなの図書館とまちづくり」
土肥潤也氏(みんなの図書館さんかく館長)

○第2分科会:図書館サービス②
「誰もが楽しめる電子図書館~将来性と活用のヒント~」
家禰淳一氏(愛知大学文学部人文社会学科教授)

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