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日本図書館協会(JLA)多文化サービス委員会、「多文化サービス実態調査2025」を実施

2025年10月28日、日本図書館協会(JLA)多文化サービス委員会が、「多文化サービス実態調査2025」の実施に関するお知らせをウェブサイトに掲載しました。

図書館における多文化サービスの実態を把握するために実施されるもので、今回の調査は、1988年、1998年、2015年に続く第4回目の全国調査です。

調査対象は、公立図書館(都道府県立及び区市町村立図書館(中央館及び分館))及び大学図書館(大学/短期大学/高等専門学校の附属図書館)で、回答期間は2025年11月1日から12月31日です。

調査結果は、『図書館雑誌』及びJLA多文化サービス委員会のウェブサイトに掲載される予定とあります。

多文化サービス実態調査2025(JLA多文化サービス委員会, 2025/10/28)
https://sites.google.com/view/tabunkatyosa/

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京都市図書館、令和7年度読書週間記念事業の一環として京都市図書館コレクションカード(図書館コレカ)を配布

2025年10月27日から11月9日まで、京都市図書館が、令和7年度読書週間記念事業の一環として京都市図書館コレクションカード(図書館コレカ)を配布しています。

図書館コレカは全部で18種類あり、各図書館の情報のほか、各館公式キャラクター情報等が掲載されています。また、図書館ウェブサイトや京都市図書館電子書籍サービスにアクセスできる二次元コードも付されています。

図書館コレカの配布方法は各館によって異なり、無くなり次第終了とあります。

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電子出版制作・流通協議会(電流協)、「電子図書館(電子書籍サービス)導入図書館(2025年10月01日)」を公表

2025年10月30日、電子出版制作・流通協議会(電流協)が、「電子図書館(電子書籍サービス)導入図書館(2025年10月01日)」を公表しました。

前回2025年7月1日時点と比べ、実施自治体は10増加し610自治体、電子図書館(電子書籍サービス)は10増加し481館となっています。

News(電流協)
https://aebs.or.jp/
※2025年10月30日付けで「電子図書館(電子書籍サービス)導入図書館(2025年10月01日)」とあります。

「電流協、電子図書館サービスを導入している公共図書館情報を更新」 [PDF:2ページ]
https://aebs.or.jp/pdf/E-library_Introduction_press_release20251030.pdf

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全国47都道府県の公共図書館員が選ぶ“地元を代表する一冊”が集う文学賞「本の甲子園」の開催が発表される

2025年10月24日、新たな文学賞「本の甲子園」の開催が発表されました。発起人である作家の今村翔吾氏が、第27回図書館総合展の講演会において発表しました。

「本の甲子園」は、全国47都道府県の公共図書館員が選ぶ“地元を代表する一冊”が集う文学賞とあります。NDC分類913.6(日本の小説)に属する、地元作家による作品を対象とし、各都道府県の図書館員の投票により代表となる1冊が選ばれます。その後、各都道府県で選ばれた計47冊の中から、トーナメント戦により1冊が選ばれるとあります。47都道府県の頂点に輝く1冊は、2026年10月に決定されます。大会を通して、読書文化の新たな広がりや地域との関わりを生み出すことを目指すとしています。

選考委員(作品の選考や投票を行う図書館員)とエントリー作家の募集が行われています。応募期間は、2025年10月24日から12月31日までです。

@honno_koshien(X, 2025/10/24)
https://x.com/honno_koshien/status/1981566641772310563

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米・ヒューストン公共図書館、移民の声を伝えるポッドキャストを作成(記事紹介)

2025年10月28日付けで、米国図書館協会(ALA)公共プログラム部(Public Programs Office)のウェブサイト“Programming Librarian”に、移民の声を伝えるポッドキャストの作成に関する記事“Moving People: Connected Stories Podcast”が掲載されています。

ALA公共プログラム部とアメリカ人類学会(AAA)の連携による巡回展示“World on the Move: 250,000 Years of Human Migration”との関連の下、テキサス州のヒューストン公共図書館が実施した取組の紹介です。全米でも有数の多文化都市であるヒューストンの多様性を紹介することが目的であり、ゲストとして招いた移民には、移住の苦労や成功など、それぞれの体験を語ってもらい、ポッドキャストを作成したとされます。

記事では、録音に係る作業や留意点など、運営上の具体的な経験も紹介されています。

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「図書館員が選んだ!ぎふ本大賞」が初開催:岐阜県図書館等において共通テーマ展示を開催

2025年10月10日、「図書館員が選んだ!ぎふ本大賞」が初開催されたことが、岐阜県図書館のウェブサイト等で発表されました。

「図書館員が選んだ!ぎふ本大賞」は、岐阜県公共図書館協議会(事務局:岐阜県図書館)加盟館の図書館員がおすすめしたい本を投票で選ぶもので、同協議会と加盟館による共同事業です。2025年が初開催とあります。

「図書館員が選んだ!ぎふ本大賞2025」では、2022年4月から2025年3月までに出版された本の中から、部門①「ぎふ本」(岐阜県内の事象(歴史・文化・産業など)・人物を扱った著作や岐阜を舞台にした著作(児童書、絵本を含む))と部門②「ぎふ出身作家」(県出身作家の文芸作品(児童書、絵本を含む))について選出されました。加盟館36館の図書館員223人が投票し、部門①「ぎふ本」大賞には『スマホを置いて旅したら』(ふかわりょう著)、部門②「ぎふ出身作家」大賞には『ハヤブサ消防団』(池井戸潤著)が選ばれました。

岐阜県図書館では、2025年11月1日から11月30日まで、関連資料展示が行われます。その他の加盟館においても資料展示が開催される予定です。

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【イベント】日本図書館協会(JLA)認知症バリアフリー図書館特別検討チーム研修会「健康寿命の鍵は本棚にあった~高齢者と図書館の関係について〜」(12/4・東京都、オンライン)

2025年12月4日、日本図書館協会(JLA)認知症バリアフリー図書館特別検討チーム研修会「健康寿命の鍵は本棚にあった~高齢者と図書館の関係について〜」が、日本図書館協会研修室(東京都中央区)及びオンラインで開催されます。

講演会では、自治体や図書館関係者等の参加者が、図書館を「健康長寿のまちづくり」を推進するための重要な戦略的資源として再認識する機会とすることを目的とするとあります。講師は佐藤豪竜氏(慶應義塾大学総合政策学部専任講師)です。

参加費は無料ですが、事前申込みが必要です。

認知症バリアフリー図書館特別検討チーム(JLA)
https://www.jla.or.jp/committees/ninchisho/
※研修会の案内が掲載されています。

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長崎県立長崎図書館郷土資料センター、学校の先生を対象とした「時空を旅する新聞探究 体験会」を開催

2025年10月30日、長崎県立長崎図書館郷土資料センター(長崎市)が学校の先生を対象とした「時空を旅する新聞探究 体験会」を開催します。

郷土資料センターが所蔵する戦後の新聞資料を活用して、探究的に学ぶ楽しさを実感してもらう体験会で、同センターでの初めての試みとあります。当日は、長崎新聞社編集局長である山田貴己氏をゲストとして、新聞の見方や新聞を活用した教育等について参加者とのトークセッション形式で学びを深めていくとしています。

時空を旅する新聞探究 体験会(長崎県, 2025/10/27)
https://www.pref.nagasaki.jp/press-contents/753198/index.html
https://www.pref.nagasaki.jp/shared/uploads/2025/10/1761215506.pdf
※二つ目のURLはチラシ[PDF:1MB]です。

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米・ボストン公共図書館、スパイスバンクを開始

2025年10月23日、米・ボストン公共図書館(BPL)が、BPLスパイスバンクの開始を発表しました。全米で最大級のフードバンクとされるThe Greater Boston Food Bankとの協働の取組です。

利用者が未開封のスパイスと乾燥ハーブをBPLの対象分館に持参すると、同フードバンクの協力により、マサチューセッツ州東部の家庭や個人に寄付されるなどとあります。

Donate to the BPL Spice Bank(BPL, 2025/10/23)
https://www.bpl.org/news/donate-to-the-bpl-spice-bank-3/

参考:
E2602 – 図書館とFood Justice:北米の都市図書館協議会による報告書
カレントアウェアネス-E No.458 2023.06.15
https://current.ndl.go.jp/e2602

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Library of the Year 2025の大賞は「オーテピア高知図書館と高知県図書館振興計画の両輪での推進」

2025年10月24日、NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)は、同日に図書館総合展で開催されたLibrary of the Year 2025最終選考会の結果を発表しました。

選考の結果、大賞は「オーテピア高知図書館と高知県図書館振興計画の両輪での推進」が選ばれました。また、オーディエンス賞には「新庄・最上地区の「地域まるごと学び場プラン」」が選ばれました。

Library of the Year 2025 大賞およびオーディエンス賞が決定しました(IRI, 2025/10/24)
https://www.iri-net.org/loy/library-of-the-year2025result/

参考:
Library of the Year 2025のライブラリアンシップ賞・優秀賞の受賞機関が発表 [2025年09月08日]
https://current.ndl.go.jp/car/257723

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米・ワシントン州の公共図書館、地域のオープンデータの公開に取り組む小規模図書館向けツールキットを公開

OCLCが運営するウェブサイトWebJunctionの2025年10月13日付けの記事で、米・ワシントン州の公共図書館Asotin County Libraryが作成した、オープンデータに関する図書館向けツールキット“Open Data Toolkit for Libraries”について紹介されています。

同ツールキットは博物館・図書館サービス機構(IMLS)の助成を受けて、Asotin County Libraryの図書館職員によって開発されました。主にリソースが限られる小規模な図書館を対象として、地域に関する情報をオープンデータとして公開する取組を進める際に役立つツールを提供するものとあります。

Local open data made simple: A toolkit for any-sized library(WebJunction, 2025/10/13)
https://www.webjunction.org/news/webjunction/local-open-data-toolkit-news.html

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米・オレゴン州立図書館、州内の図書館や学校における図書等の利用制限申立て等に関する報告書の2025年版を公開

2025年10月2日、米・オレゴン州立図書館が、同州内の図書館や教育機関における図書の利用制限申立て等に関する報告書の2025年版を公開しました。

オレゴン州立図書館が運営するオレゴン知的自由情報公開センター(Oregon Intellectual Freedom Clearinghouse:OIFC)による報告書の2025年版です。OIFCは、オレゴン州の図書館等における知的自由の問題に関する情報を収集することなどを主な使命として1987年に設立されました。

報告書では、2024年7月1日から2025年6月30日までの同州内の図書館や教育機関における利用制限申立て等の状況がまとめられています。報告書によると、1年間で50件の申立てがあり、前年から21%減少しました。

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フランス・文化省、地方図書館に求められる能力についてまとめた“Le référentiel national des compétences des bibliothèques territoriales”の2025年版を公表

2025年9月15日、フランス・文化省が、地方図書館(地方公共団体が設置する公立図書館)に求められる能力についてまとめた“Le référentiel national des compétences des bibliothèques territoriales”の2025年版を公表しました。

先の2022年版を、現場からのフィードバック等を踏まえて改訂し、充実を図ったもので、地方図書館に必要な能力の全体像を示すとともに、各地域の状況に応じて柔軟に活用できるツールとなっているとされます。

2025年版には、新たな能力領域、見直し・更新された能力のリスト、活用を支援する多数のツールが含まれているとあります。

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カナダ公務員労働組合(CUPE)、ブリティッシュコロンビア州の図書館職員の健康と安全に関する2025年調査報告書を公表

2025年9月付けで、カナダ公務員労働組合(CUPE)が、ブリティッシュコロンビア州の図書館職員の健康と安全に関する2025年調査報告書を公表しました。

同調査は、2025年4月及び5月の6週間にわたり、州全体の75のコミュニティに属する約600名の図書館職員に対して行われました。

報告書では、次のような調査結果が示されています。

・83%が、職場において安全ではないと少なくとも時々感じている。
・77%が、人員不足により仕事の危険性が高まっていると回答した。
・65%が、職場におけるインシデント時に緊急通報が必要であった。
・90%が、痰、使用済み注射針、血液、排泄物などの生物学的有害物質にたびたび曝されている。

Making B.C.’s Libraries Safe for Everyone: What Library Workers Are Telling Us(CUPE)
https://cupe.ca/bc-library-safety

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名古屋市図書館と地域の書店との協働プロジェクト「本のあるとこネットワークなごや」、「鶴舞線で行こう!本のあるとこキャンペーン」を実施

2025年10月26日から11月24日まで、名古屋市図書館と地域の書店との協働プロジェクト「本のあるとこネットワークなごや」が、「鶴舞線で行こう!本のあるとこキャンペーン」を実施します。

「本のあるとこネットワークなごや」は、名古屋市図書館と地域の書店が一緒に読書活動の推進に取り組む協働プロジェクトです。今回のキャンペーンでは、名古屋市営地下鉄鶴舞線で行くことのできる書店及び図書館において、本を購入したり借りたりすると、各所ごとのオリジナルしおりが配付されます。

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【イベント】本の学校出版シンポジウム2025 in 東京 [地域×世界]で拡張する<本>の現在地(10/26・東京都、オンライン)

2025年10月26日、NPO法人本の学校の主催により、「本の学校出版シンポジウム2025 in 東京 [地域×世界]で拡張する<本>の現在地」が専修大学神田キャンパス(東京都千代田区)における現地参加とオンラインにより開催されます。

「本の学校」は、1995年に設立されて以降、出版業界に携わる人に向けた研修や講座等を開催し、2012年にNPO法人となりました。設立から30年が経ち、シンポジウムでは、地域と世界で<グローカル>に拡張する本の現在地を考えるとしています。

主なプログラムは次のとおりです。

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香川県内公共図書館連携企画として、一斉展示「#つながる図書館~発見!“知らなかった”に出会う本~」が開催中

2025年10月15日から11月30日まで、香川県内公共図書館連携企画として、一斉展示「#つながる図書館~発見!“知らなかった”に出会う本~」が開催されています。

香川県立図書館と同県内の公共図書館の計25館が参加し、「発見!“知らなかった”に出会う本」をテーマとして図書館職員が選んだ図書45タイトルのうち、各館で所蔵するものを展示・貸出しする企画です。10月27日から11月9日までの読書週間に合わせて開催されるもので、展示期間や展示冊数は館によって異なります。

一斉展示に合わせて、実施館のうち23館においてスタンプラリーも実施されます。また、参加館自らが設定した各市町の「推し」に関連する図書の展示を行う「わがまちのイチオシ」も7館で実施されます。

香川県内公共図書館連携企画「#つながる図書館~発見!“知らなかった”に出会う本~」を実施します(香川県立図書館, 2025/10/10)
https://www.library.pref.kagawa.lg.jp/news/exhibi/20251021.html

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ドイツ図書館協会(DBV)、『Bibliotheken 2025(図書館2025)』を刊行:国内の公共図書館や学術図書館の状況を紹介する小冊子

2025年10月8日、ドイツ図書館協会(DBV)が、『Bibliotheken 2025(図書館2025)』を刊行しました。

DBVが毎年刊行しているもので、ドイツ国内の公共図書館や学術図書館の状況を紹介する11ページの小冊子です。

あわせて、公共図書館に対して実施した、図書館の財政状況に関する調査結果の概要も公表されています。

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英国の公共図書館法制定175周年記念イベントで、図書館界の発展を目的とした新たな連合体“Libraries Alliance”が発足

2025年10月16日付けの英・図書館情報専門家協会(CILIP)のニュース記事で、図書館界の発展を目的とした新たな連合体“Libraries Alliance”の発足について紹介されています。

公共図書館法(Public Libraries Act)制定175周年を記念して、10月9日にマンチェスターで開催されたイベント上で正式に発表されたものです。CILIPを始めとする様々な図書館関係団体を結び付け、館種を超えた図書館界全体における連携を強化し、政府の図書館政策に向けた働きかけ等を行うとしています。

Library Alliance Launched to mark 175th Anniversary(CILIP, 2025/10/16)
https://www.cilip.org.uk/news/712582/Library-Alliance-Launched-to-mark-175th-Anniversary.htm

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