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【イベント】東京文化財研究所、シンポジウム「紛争下の被災文化遺産と博物館の保護―スーダン共和国の事例から―」(8/16・東京都)

2025年8月16日、独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所(東京都台東区)においてシンポジウム「紛争下の被災文化遺産と博物館の保護―スーダン共和国の事例から―」が開催されます。

スーダンでは、2023年に始まった軍事衝突により、文化遺産及び博物館が大きな被害を受けたとあります。シンポジウムでは、文化遺産分野と外交分野から、紛争被災文化遺産や博物館の保護等について話し合うとしています。

主なプログラムは以下のとおりです。

・スーダンからのメッセージ1(逐次通訳)
 Prof. Intisar Soghayroun(元ハルツーム大学教授、元高等教育大臣)

・スーダンからのメッセージ2(逐次通訳)
 Dr. Amani Noureldaim(National Corporation for Antiquities and Museums 国際交流部部長)

・被害状況報告
 関広尚世氏(京都市埋蔵文化財研究所)

・被災博物館の復興に向けて
 青柳正規氏(ICOM日本委員会委員長、元文化庁長官)

・被災文化遺産の保護に向けた取り組み
 岡田保良氏(日本イコモス国内委員会委員長、文化遺産国際協力コンソーシアム副会長)

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ギリシャ国立図書館、文化財保存修復研究国際センター(ICCROM)の“Our Collections Matter”プログラムにナショナル・ノードとして参加

欧州国立図書館長会議(CENL)の2025年6月25日付けのニュース記事で、ギリシャ国立図書館が、文化財保存修復研究国際センター(ICCROM)の“Our Collections Matter”プログラムに、ナショナル・ノードとして参加することが紹介されています。

Our Collections Matterは、ICCROMが2020年に開始したイニシアティブで、文化機関のコレクションが持つ力と可能性を活用して、持続可能な開発を促進することを目的としています。世界中の文化機関が持続可能な開発目標(SDGs)に沿った活動を行えるよう、トレーニングやツールキット等を提供しています。このイニシアティブの下、ICCROMは2025年6月、博物館・図書館・文書館等の機関がSDGs達成により貢献できるよう、国レベルの調整メカニズムであるナショナル・ノードを3年間の試験的取組として立ち上げました。

CENLの記事によると、ギリシャ国立図書館は、国内の公共図書館のナショナル・ノードとして活動し、図書館の業務や政策において国連のSDGsを取り入れられるよう支援するとされます。

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