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米・ワシントン州の公共図書館、地域のオープンデータの公開に取り組む小規模図書館向けツールキットを公開

OCLCが運営するウェブサイトWebJunctionの2025年10月13日付けの記事で、米・ワシントン州の公共図書館Asotin County Libraryが作成した、オープンデータに関する図書館向けツールキット“Open Data Toolkit for Libraries”について紹介されています。

同ツールキットは博物館・図書館サービス機構(IMLS)の助成を受けて、Asotin County Libraryの図書館職員によって開発されました。主にリソースが限られる小規模な図書館を対象として、地域に関する情報をオープンデータとして公開する取組を進める際に役立つツールを提供するものとあります。

Local open data made simple: A toolkit for any-sized library(WebJunction, 2025/10/13)
https://www.webjunction.org/news/webjunction/local-open-data-toolkit-news.html

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DataCite、DOIの登録件数が1億件を超えたと発表

2025年10月20日、研究データの共有と活用の向上に向けて活動を行っている国際コンソーシアムDataCiteが、DataCiteのインフラストラクチャーに登録されたDOIが1億件を超えたことをブログ上で発表しました。

DataCiteは、設立以来約16年にわたり、DOI登録において毎年着実な成長を遂げてきており、2025年だけでもこれまで2,800万件を超える新規DOIが登録されたとあります。

100 Million DataCite DOIs: More than Just a Number(DataCite, 2025/10/20)
https://doi.org/10.5438/9ees-7×185

参考:
CA1849 – DataCite:国立図書館×DOI×研究データ / 福山樹里
カレントアウェアネス No.324 2015年6月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1849

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米・ハーバード大学ロースクールのLibrary Innovation Lab、“Data.gov Archive Search”を公開

2025年10月10日、米・ハーバード大学ロースクール図書館のLibrary Innovation Lab(LIL)が、“Data.gov Archive Search”の公開をブログ上で発表しました。

LILが収集・保存した連邦政府のデータポータル“Data.gov”上のデータセットを検索するためのインターフェースとされます。

Welcome to LIL’s Data.gov Archive Search(LIL, 2025/10/10)
https://lil.law.harvard.edu/blog/2025/10/10/welcome-to-lil-s-data-gov-archive-search/

Data.gov Archive Search
https://lil.law.harvard.edu/data-gov-archive/

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人文学オープンデータ共同利用センター、江戸時代に関する空間的データセットを公開

2025年9月19日、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が、江戸時代に関する空間的データセットを公開したことを発表ました。

今回、「藩IDデータセット」、「幕末期近世村データセット」、「江戸近世村統合データセット」、「国・地域IDデータセット」を公開し、同センターのアプリケーション「武鑑全集」及び「江戸マップ」に導入したとあります。

ニュース(CODH)
https://codh.rois.ac.jp/news/#20250919

武鑑全集(CODH)
https://codh.rois.ac.jp/bukan/

江戸マップ:江戸切絵図を活用した地名と地理のデータベース(CODH)
https://codh.rois.ac.jp/edo-maps/

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学術出版物のオープンサイエンスに関する実践状況と被引用数との関係性:フランスを対象とした研究(文献紹介)

2025年8月28日付けでプレプリントサーバーarXivに、フランスで発表された学術出版物を対象として、オープンサイエンスに関する実践状況と被引用数との関係性を分析した論文“An analysis of the effects of open science indicators on citations in the French Open Science Monitor”が掲載されています。著者は、デンマーク・コペンハーゲン大学のGiovanni Colavizza氏等です。

フランスの研究者が2020年から2022年にかけて発表した論文等の学術出版物約58万件を対象として、プレプリントの公開、研究データの共有といったオープンサイエンスの実践状況と被引用数との相関関係が分析されたとあります。主な結果として、オープンサイエンスの実践状況と被引用数との間には正の相関関係が認められたこと等が示されています。

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北米の研究図書館協会(ARL)、研究データ管理計画に関するカリフォルニア電子図書館(CDL)との共同プロジェクト“Machine Actionable Plans (MAP) Pilot”の成果を公開

2025年9月3日、北米の研究図書館協会(ARL)は、研究データ管理計画(DMP)に関する、カリフォルニア電子図書館(CDL)との共同プロジェクト“Machine Actionable Plans (MAP) Pilot”の成果をウェブサイト上で公開しました。

博物館・図書館サービス機構(IMLS)の助成を受けて、2023年に開始された試行プロジェクトで、機械可読なDMPであるmaDMPs(machine-actionable data management plans)を既存の大学のシステム等に組み入れるための方策を検証すること等を目的としたものです。

プロジェクトの成果として、プロジェクトの概要をまとめた報告書、プロジェクト参加機関のケーススタディ、maDMPsの導入を検討している機関向けの推奨ガイドが、ARLのウェブサイトで公開されています。

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