スウェーデン政府の2026年度予算案に、スウェーデン国立図書館(NLS)における人工知能(AI)の開発費が盛り込まれる
2025年9月19日 17:45
2025年9月10日、スウェーデン政府及びスウェーデン国立図書館(NLS)は、政府の2026年度予算案に、NLSにおける人工知能(AI)の開発費が盛り込まれていることを発表しました。
スウェーデン政府は、2026年度予算案においてAIの開発に大規模な投資を行うことを発表し、2026年度から2028年度までの支出計画を示しました。そのうち、NLSには、スウェーデン語の言語モデル開発のために、図書館資料を用いたAIの学習に必要なストレージの拡大と計算能力の向上を行うための費用として、各年度3,000万スウェーデンクローナ(約4億7,300万円)の支出が計画されているとしています。
また、スウェーデンの国税庁と社会保険庁が進める公共部門向けAIワークショップ事業にNLSが参加するために、各年度1,000万スウェーデンクローナが充てられるとしています。この事業は、公共機関がAIソリューションを安全に開発し、共有できる機会を提供することを目的としています。