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IFLA Journalの2025年10月号が刊行:図書館分野においてAIがもたらす変革を特集

2025年10月1日付けで、国際図書館連盟(IFLA)が刊行する“IFLA Journal”の51巻3号(2025年10月)が公開されました。人工知能(AI)がもたらす、図書館分野における変革(Artificial Intelligence (AI): Transforming Global Librarianship)を特集しています。

図書館サービス、情報リテラシー、政策、そして専門職の実践等の変革にAIがどのように関与しているか等を検証・議論する18記事が掲載されています。

Out Now: October 2025 issue of IFLA Journal – Special Issue on Artificial Intelligence (AI): Transforming Global Librarianship(IFLA、2025/9/26)
https://www.ifla.org/news/out-now-october-2025-issue-of-ifla-journal/

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IFLA図書館協会運営分科会(MLAS)、2025年から2027年までの優先分野とワーキンググループの設置を発表

2025年10月27日、IFLA図書館協会運営分科会(Management of Library Associations Section:MLAS)は、「IFLA戦略2024-2029」及び「IFLA創設100周年」に合わせ、2025年から2027年までの優先分野とワーキンググループの設置を発表しました。

多様な未来の形成に向けた世界中の図書館協会の活動を支援するため、次の三つの優先分野を設定し、専門のワーキンググループを設置したとあります。

・図書館協会の財政的持続可能性
・図書館協会への会員登録:会員の募集、維持、関与
・図書館協会のマーケティングとコミュニケーション(認知度向上)

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2027年の世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会は英国・ロンドンで開催

2025年10月23日、国際図書館連盟(IFLA)が、2027年の世界図書館情報会議(WLIC)・IFLA年次大会を英国のロンドンで開催すると発表しました。

2027年は、IFLA創設100周年を迎える記念すべき年であると同時に、英国図書館情報専門家協会(CILIP)の創設150周年にも当たるとされます。

IFLA selects London, United Kingdom to host the 2027 World Library and Information Congress(IFLA, 2025/10/23)
https://www.ifla.org/news/ifla-selects-london-united-kingdom-to-host-the-2027-world-library-and-information-congress/

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IFLA図書館参照モデル(IFLA LRM)に関するレクチャーの日本語訳(文献紹介)

2025年10月に刊行された『メタデータ評論』10巻に、IFLA図書館参照モデル(IFLA LRM)に関するレクチャー報告書の日英対訳が掲載されました。このレクチャーは、IFLA LRMの検討メンバーであったPat Riva氏が、2018年にイタリアで行ったものです。翻訳者は小野塚由希子(国立国会図書館)です。

IFLA LRMは、FRBR、FRAD、FRSADの概念モデルを統合した書誌情報に関わる参照モデルです。訳者の前書きでは、IFLA LRMは、今後、FRBRを採用している「日本目録規則2018年版(NCR2018)」などでも検討が必要となると考えられ、「Nomen」、「集合体現形」、「逐次刊行著作」などの複雑な概念を理解するため、報告書の日英対訳を公開するとしています。

Pat Riva著, 小野塚由希子訳. IFLA図書館参照モデル(IFLA LRM)レクチャー : 日英対訳. メタデータ評論. 2025, 10巻, p. 1-42.
https://doi.org/10.51042/metadatahyoron.10.0_1

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国際図書館連盟(IFLA)、「グリーンライブラリー賞2026」への応募受付開始

2025年10月1日、国際図書館連盟(IFLA)の「環境の持続可能性と図書館」に関する分科会(Environment, Sustainability and Libraries:ENSULIB)が、「グリーンライブラリー賞2026」への応募受付を開始しました。

賞には、「ベストグリーンライブラリー・大規模プロジェクト」と「ベストグリーンライブラリープロジェクト」の二つのカテゴリーがあり、環境や持続可能性に配慮した取組を行っている図書館であるグリーンライブラリーや、グリーンライブラリーに関する優れたプロジェクトを行っている図書館が応募可能です。

応募締切りは2026年1月30日です。最終候補館は遅くとも2026年5月までに提示され、賞の授与は2026年夏が予定されています。

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国際図書館連盟(IFLA)、持続可能な開発目標(SDGs)における知識や情報の位置付けをレビューしたレポートの第一部を公開

2025年9月29日、国際図書館連盟(IFLA)が持続可能な開発目標(SDGs)における知識や情報の位置付けをレビューしたレポート“Knowledge, Information and SDG Success”の第一部をIFLA Repository上で公開しました。

2025年に各国から国連に提出されたSDGsに関する自発的国家レビュー(VNR)38件分を対象として、SDGsの達成において知識や情報が果たす役割等を分析したものです。

レポートは二部構成となっており、今後公開される第二部では更に分析を深め、図書館の業務との関連等に焦点を当てるとしています。

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【イベント】国際音楽資料情報協会(IAML)日本支部第77回例会「曲がり角を迎える図書館の目録について(2)「IFLA LRMと今後の目録の行方」」(10/18・オンライン)

2025年10月18日、国際音楽資料情報協会(IAML)日本支部第77回例会「曲がり角を迎える図書館の目録について(2)「IFLA LRMと今後の目録の行方」」が、オンラインで開催されます。

講師は、木村麻衣子氏(日本女子大学文学部准教授)です。2017年に発表されたIFLA図書館参照モデル(IFLA LRM)は、エンドユーザーが情報を得るために必要なデータと機能を主な対象とする利用者志向の新しいモデルであり、今後、このモデルが図書館の目録に及ぼす影響について、米国の大学図書館の事情も踏まえつつ話を聞くとあります。

定員は80人で、事前申込みが必要です。非会員は参加費1,000円が必要です。

最新ニュース(IAML日本支部)
https://www.iaml.jp/
※2025年9月11日付けで「第77回例会のご案内」が掲載されています。

第77回例会のご案内 [PDF:2ページ]
https://www.iaml.jp/reikai/77_reikai.pdf

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