ノーマルビュー

一昨日以前

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、「JAIRO Cloudサポートポータル」を公開

2025年10月21日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)が、「JAIRO Cloudサポートポータル」を公開しました。

JAIRO Cloud(WEKO3)の「基本マニュアル」のほか、JAIRO Cloudの利用に関する様々なサポートツール・資料が紹介されています。

JAIRO Cloud(WEKO3)「基本マニュアル」掲載Webページの移行および「JAIRO Cloudサポートポータル」の公開について(JPCOAR, 2025/10/21)
https://jpcoar.org/news/3110/

JAIRO Cloudサポートポータル(JPCOAR)
https://jpcoar.org/support/jairo-cloud/portal/

続きを読む

広島大学図書館、溪水社刊行の書籍62冊を電子化し、リポジトリ上で公開

2025年10月21日、広島大学図書館が溪水社刊行の書籍を電子化し、同大学の学術情報リポジトリ上で公開したと発表しました。

発表によると、溪水社から刊行された紙の書籍のうち、同大学の教員・研究者等が執筆し、現在は絶版等で入手が難しくなっている書籍62冊が電子化されました。同大学では、2024年度に文部科学省の「オープンアクセス加速化事業」に採択されたことを受け、研究成果を社会に発信する体制を全学的に強化しており、本取組もその一環とあります。

溪水社書籍62冊を電子化・公開しました(広島大学図書館, 2025/10/21)
https://www.hiroshima-u.ac.jp/library/news/93521

参考:
早稲田大学図書館、大学の研究成果が収められた学術書をリポジトリでオープンアクセス化するプロジェクトを開始 [2025年04月03日]
https://current.ndl.go.jp/car/251217

続きを読む

京都大学図書館機構、2025年ノーベル化学賞受賞が決定した北川進同大学理事・副学長、高等研究院特別教授の関連論文等のリンク集を公開:企画展示も開催中

2025年10月9日、京都大学図書館機構が、2025年ノーベル化学賞受賞が決定した北川進氏(同大学理事・副学長、高等研究院特別教授)の関連論文等のリンク集を公開しました。

関連して、2025年10月10日から、同大学桂図書館及び吉田南総合図書館において、企画展示「ノーベル賞受賞記念:京都大学特別教授・北川進先生記念展示」も開催されています。

ノーベル化学賞を受賞された北川進理事・副学長、高等研究院特別教授の関連論文等のリンク集を公開しました(京都大学図書館機構, 2025/10/9)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1405577

【吉田南総合図書館・桂図書館】「ノーベル賞受賞記念:京都大学特別教授・北川進先生記念展示」を開催しています(10/10-)(京都大学図書館機構, 2025/10/10)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1405597

続きを読む

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、学術文献におけるセマンティック多言語検索の概念モデル案開発プロジェクトに着手

2025年9月8日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)が、学術文献におけるセマンティック多言語検索の可能性を調査し、その技術をリポジトリと全文データベースに適用できる概念モデル案の開発プロジェクトに着手したことを発表しました。

セマンティック多言語検索は、複数言語の文を共通する「意味空間」内のベクトルとして表す学習モデルである多言語埋め込み(multilingual embeddings)という技術により、様々な言語で書かれた学術文献を、言語や言葉遣いに関係なく発見可能とするものです。この記事では、開発プロジェクトの初期の調査結果、次の段階の作業概要が紹介されています。

初期の調査結果は次のとおり、有望なものであったとしています。

・言語間の検索は自然であった。
・取り上げられることの少ない言語の可視性が向上した。
・既存システムとの互換性が確認された。

同モデルを支える技術の詳細をまとめた完全な報告書を準備中で、コミュニティに公開する予定としています。

続きを読む

クロアチアの全国的なリポジトリシステム“DABAR”開始から10年の成果と課題(文献紹介)

2025年8月14日付けで、欧州研究図書館協会(LIBER)が刊行する査読誌“Liber Quarterly”の35巻1号(2025)に、クロアチアの全国的なリポジトリシステム“DABAR”に関する論文“National Repository Infrastructure and Open Access Challenges: The Croatian Perspective”が掲載されています。著者はザグレブ国立・大学図書館(NSK)のIvana Matijević氏とIvona Milovanović氏です。

“DABAR”は同国の高等教育研究機関による学術成果を保存し、オープンアクセス(OA)とするためのインフラストラクチャーを提供するため、NSKを含む複数機関の共同で2015年に立ち上げられました。学位論文、雑誌記事、会議録、研究データ等、24万9,000点以上が登録されているとあります。記事では、提供開始から10年を経た同システムの成果や今後の課題等について述べられています。

続きを読む

❌