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昨日 — 2025年9月18日

生駒市図書館、本館のリニューアルに向けたクロージングイベント及び工事期間中のイベント等を発表:本館の本借り放題など

2025年9月17日、生駒市図書館(奈良県)が、本館のリニューアルに向けたクロージングイベント及び工事期間中のイベントに関するお知らせをウェブサイトに掲載しました。

生駒市図書館本館は、リニューアル工事のため、2025年11月4日から2026年4月6日まで休館します。これに当たり、工事開始までのクロージングイベントの一環として、本館の本が冊数の上限なしで2026年5月27日(予定)まで借りられるとあります(貸出手続は2025年11月1日~3日)。

工事期間中は、本館が入居する図書会館1階ロビーで本の貸出し等が行われるほか、閉架書庫の見学が実施されます。また、最近読んだ本や読みたい本などについて手紙を送ると図書館司書が返事の中でおすすめの本などを紹介してくれるサービスも行われます。

生駒市図書館 図書館からのお知らせ
https://lib.city.ikoma.lg.jp/TOSHOW/asp/index.aspx
※2025年9月17日付けで「生駒市図書館本館リニューアルに向けたクロージングイベント&工事期間中のイベントのおしらせ」とあります。

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ユネスコ、ウクライナで508の文化財が損壊と発表:18の図書館、34の博物館を含む

2025年8月18日、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が、ウクライナで508の文化財が損壊されたと発表しました。

2022年2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻以降の文化財の被害状況に関する、2025年8月6日現在の調査結果です。内訳は、宗教施設151か所、歴史的・芸術的価値のある建物268か所、博物館34館、モニュメント33か所、図書館18館、公文書館1館、遺跡3か所です。

ウェブサイトでは、損壊した文化財が地域別に報告されています。

Damaged cultural sites in Ukraine verified by UNESCO(UNESCO, 2025/8/18)
https://www.unesco.org/en/articles/damaged-cultural-sites-ukraine-verified-unesco

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東京都立図書館、資料保存の研修動画4件を「資料保存のページ」で公開

2025年9月18日、東京都立図書館が資料保存の研修動画を新たに作成し、同館ウェブサイトの「資料保存のページ」で公開したことを発表しました。

今回、公開されたのは「図書館資料の保存 基本的な考え方と手法(29分)」「図書館資料の修理 基本的な考え方と手法(25分)」「図書館資料の修理 実習(13分)」「図書館の資料防災(21分)」の4件です。

資料保存の研修動画を公開しました。(東京都立図書館, 2025/9/18)
https://www.library.metro.tokyo.lg.jp/guide/information/7329_20250918.html

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【イベント】第75回長野県図書館大会兼第33回北信越地区学校図書館研究大会(11/7-8・長野県)

2025年11月7日と8日、第75回長野県図書館大会兼第33回北信越地区学校図書館研究大会が、佐久平交流センター(長野県佐久市)をメイン会場として開催されます。

大会テーマは「豊かな学びを支える図書館 ~よりよい未来の創造に向けて~」です。7日には、実践活動公開、研究発表、全国学校図書館協議会(全国SLA)報告等、8日には分科会、作家の石井睦美氏による講演会「本を読む・物語を生きる」等が予定されています。

参加には事前の申込みが必要です。

長野県図書館協会
https://www.nagano-la.com/
※9月9日付けで「第75回長野県図書館大会兼第33回北信越地区学校図書館研究大会」について掲載されています。

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学術出版物のオープンサイエンスに関する実践状況と被引用数との関係性:フランスを対象とした研究(文献紹介)

2025年8月28日付けでプレプリントサーバーarXivに、フランスで発表された学術出版物を対象として、オープンサイエンスに関する実践状況と被引用数との関係性を分析した論文“An analysis of the effects of open science indicators on citations in the French Open Science Monitor”が掲載されています。著者は、デンマーク・コペンハーゲン大学のGiovanni Colavizza氏等です。

フランスの研究者が2020年から2022年にかけて発表した論文等の学術出版物約58万件を対象として、プレプリントの公開、研究データの共有といったオープンサイエンスの実践状況と被引用数との相関関係が分析されたとあります。主な結果として、オープンサイエンスの実践状況と被引用数との間には正の相関関係が認められたこと等が示されています。

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総務省、「社会課題の解決に向けたメタバース導入の手引き」を公表

2025年9月17日、総務省が、「社会課題の解決に向けたメタバース導入の手引き」を公表しました。

メタバースの導入を検討する企業や自治体等に向けて作成された手引きです。総務省が2023(令和5)年10月から開催してきた「安心・安全なメタバースの実現に関する研究会」における議論や知見を踏まえ、導入に成功し事業に役立てている企業や自治体等へのヒアリング調査結果をもとに、実例に沿って導入に係るポイント等を盛り込んだとあります。

「社会課題の解決に向けたメタバース導入の手引き」の公表(総務省, 2025/9/17)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu20_02000001_00017.html

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東京国立近代美術館、「中高生プログラム 自分をちょっとはみ出ると… 」を開催(全8回)

2025年10月から2026年4月にかけて、東京国立近代美術館(東京都千代田区)が、「中高生プログラム 自分をちょっとはみ出ると… 」(全8回)を開催します。

同館所蔵作品や様々なジャンルのアーティスト・専門家との出会いなどを通じて、美術への理解を深め、美術のいろいろな魅力に触れるほか、プログラムの後半では、小学生に美術の楽しさを伝える「ビジュツ発見隊」を自分たちで企画し、案内役を担うことも予定されています。

これからの未来を担う中高生に美術や美術館の魅力を知ってもらい、美術をきっかけに自己や他者に目を向ける機会を提供するとあります。

【募集中】「中高生プログラム 自分をちょっとはみ出ると… 」参加者募集(応募締切:9月30日)(東京国立近代美術館, 2025/9/12)
https://www.momat.go.jp/topics/20250912

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一昨日以前

Europeana Foundation、新たな世界的イニシアチブ「DTI」(Digitise. Transform. Inspire)への参加を発表

2025年9月9日、Europeana Foundationは、欧州のアーカイブズ機関の国際的なネットワーク組織であるICARUS(International Centre for Archival Research)が調整を行っている新たな世界的イニシアチブ「DTI」(Digitise. Transform. Inspire)に参加したことを発表しました。

DTIは、2025年9月1~2日にウィーンで開催された会議「DTI: Shaping the Archives of Tomorrow conference」で発足が発表された、アーカイブズのDX(デジタルトランスフォーメーション)を強化し加速させるためのイニシアチブです。Europeana Foundationは、DTIのメンバーとして、専門知識の提供、DTIの活動と欧州のデジタル化フレームワークとの整合性に関する支援、コミュニティーや機関の橋渡し、Europeanaの広範なネットワークと世界中のパートナーとの連携を行うとしています。

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米・ボストン図書館コンソーシアム(BLC)、リソース共有ソフトウェアの評価基準を公開

米・ボストン図書館コンソーシアム(BLC)が、図書館間相互貸借(ILL)を行うためのリソース共有ソフトウェアの評価基準を示す報告書「Evaluation Criteria for Resource Sharing Software」を2025年9月付けで公開しました。

BLCは、図書館コレクションへのアクセスを最大化させる手段として、印刷物及びデジタルコンテンツの共有を活動の基盤としてきました。同報告書では、図書館やコンソーシアムがリソース共有ソフトウェアの機能を評価するための基準を、アクセシビリティ、リクエスト管理、ワークフローのカスタマイズ、統計及びレポート、ユーザー認証と承認、システム統合、業者サポートの7つの分類で示しています。

Evaluating Resource Sharing Software(BLC)
https://blc.org/evaluating-resource-sharing-software

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英国物理学会出版局(IOP Publishing)、生成AIと査読に関する研究者の意識を調査した報告書を公表

2025年9月10日、英国物理学会出版局(IOP Publishing)が、生成AIと査読に関する研究者の意識を調査した報告書“AI and Peer Review 2025 – Insights from the global reviewer”をウェブサイト上で公表しました。

同出版局が2024年に公表した、査読に関する調査報告書“State of peer review 2024”に続くものです。今回の調査では、物理学分野の研究者が査読におけるAIの活用をどのように捉えているか、2024年の調査で見られた傾向がどのように変化したのか等が検証されたとあります。

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全国視覚障害者情報提供施設協会(全視情協)、「テキストデイジー・マルチメディアデイジーデータ再生機器・ソフトウェアに関する調査結果(2025)」を公開

2025年9月2日、特定非営利活動法人全国視覚障害者情報提供施設協会(全視情協)の電子書籍委員会が、「テキストデイジー・マルチメディアデイジーデータ再生機器・ソフトウェアに関する調査結果(2025)」の公開を発表しました。

同委員会が、テキストデイジー再生機器・ソフトウェアを取り扱っている企業・法人を対象として、2025年度に実施したアンケート調査の結果と、委員による検証結果等をまとめたものです。Word版が全視情協のウェブサイトからダウンロード可能です。

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ドイツ図書館協会とドイツ書籍商取引所組合、読書支援に活発に取り組んでいる保育施設を認証

2025年9月9日、ドイツ図書館協会(DBV)とドイツ書籍商取引所組合(Börsenverein des Deutschen Buchhandels)が、「Buchkita」に関するプレスリリースを発表しました。

Buchkitaは、総合的な保育施設(Kindertagesstätte:Kita)のうち読書支援等に活発に取り組んでいる施設に付与される認証です。2025年は290の施設から申請があり、そのうちの84施設を認証することとしたことを明らかにしました。この認証付与の取組は2019年から行われています。

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チリ国立図書館、同館の歴史をまとめた特集ページを電子図書館“Memoria Chilena”で公開

2025年8月28日、チリ国立図書館が、同館の歴史をまとめた特集ページ“La Biblioteca Nacional de Chile (1813-1929)”を電子図書館“Memoria Chilena”において公開しました。

2025年は、チリ国立図書館の創設(1813年)から212周年、そして「本の宮殿」(Palacio de los Libros)と呼ばれる現在の本館が一般に公開(1925年)されてから100周年に当たります。

特集ページでは、同館の創設から、本館が一般公開されるまでの歴史に関する資料等がまとめられています。また、同館に関するMemoria Chilena内の既存コンテンツの全面的な見直しも行われ、チリ国立図書館の設立、同館が入手した個人蔵書、チリ独立後の国立図書館長など、八つのテーマに分けて紹介されています。

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令和7年度全国公共図書館研究集会(児童・青少年部門)、動画配信により開催:研究主題は「子どもの心に読書の楽しさを広げる図書館づくり」

ミライon図書館(長崎県)のウェブサイトに、令和7年度全国公共図書館研究集会(児童・青少年部門)の開催要項が掲載されています。主催は公益社団法人日本図書館協会(JLA)令和7年度全国公共図書館集会(児童・青少年部門)実行委員会、主管は長崎県立長崎図書館です。

2025年12月8日から2026年1月19日まで、YouTubeによるオンデマンド配信が行われます。

今回の研究主題は「子どもの心に読書の楽しさを広げる図書館づくり」です。地域における読書活動の拠点である図書館が、読書の楽しさを子どもの心に広げ、読書に親しむ社会の実現に向けてできることを考えるとしています。

主なプログラムは次のとおりです。

●基調講演「子どもの本やヤングアダルトむけの本を訳してきて考えたこと」
 金原瑞人氏(翻訳家、児童文学研究科、元法政大学社会学部教授)

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ボットによる書籍:図書館員はAIが生成した資料の扱いに苦慮している(記事紹介)

米国図書館協会(ALA)が刊行するAmerican Libraries誌の2025年9月/10月号において、AIが生成した書籍と図書館に関する記事“Books by Bots: Librarians grapple with AI-generated material in collections”が掲載されています。著者は、American Libraries誌のフリーランスライターでChicago Review of Books誌の編集者でもあるReema Saleh氏です。

記事では、近年増えているとされるAIが生成した書籍について、米国の図書館員の経験談を紹介しつつ、AIと著作権、図書館における選書や蔵書構築における問題点、AI生成書籍の見分け方等を取り上げています。

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京都市教育委員会、京都市図書館における居心地の良い空間創出事業「POP-UP LIBRARY KYOTO & BOOKS」を実施

2025年9月9日、京都市教育委員会が、京都市図書館における居心地の良い空間創出事業「POP-UP LIBRARY KYOTO & BOOKS」の実施を発表しました。

同事業は、京都市図書館の新しい図書館構想策定を見据えた社会実験として実施されるもので、組立て式の家具などを用いてPOP-UP空間が創出されるとあります。2025年10月18日から2026年2月20日まで、左京図書館、中央図書館、右京中央図書館の3館を巡回するとともに、創出したPOP-UP空間において、様々なイベントを実施しながら市民ニーズを把握し、課題解決に向けた検証を進めるとしています。

京都市図書館における居心地の良い空間創出事業 POP-UP LIBRARY KYOTO& BOOKS(京都市教育委員会, 2025/9/9)
https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000345361.html

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全国学校図書館協議会(全国SLA)、2025年度「学校図書館用図書平均単価」を発表

2025年9月11日、全国学校図書館協議会(全国SLA)が、2025年度「学校図書館用図書平均単価」をウェブサイトに掲載しました。

全国SLAが月2回行う選定会議において、2025年1月から6月までの間に全国学校図書館選定図書として選定された図書の平均価格であり、小学校は2,170円、中学校は2,183円、高等学校は2,115円(いずれも本体価格)とあります。

SLAからのお知らせ(全国SLA)
https://www.j-sla.or.jp/news/
※2025年9月11日付けで「2025年度「学校図書館用図書平均単価」」とあります。

2025年度「学校図書館用図書平均単価」(全国SLA)
https://www.j-sla.or.jp/material/research/heikin-tanka.html

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ウルグアイ国立図書館、独立宣言200周年に関するバーチャル展示を公開

2025年8月22日、ウルグアイ国立図書館(BNU)が、同国の独立宣言200周年に関するバーチャル展示“Miradas sobre la Independencia”(独立をめぐる視点)を公開しました。

ウルグアイは1825年にブラジルからの独立を宣言しました。バーチャル展示では、独立という歴史的出来事について、物語、演劇、詩、エッセイを通じてどのように観察され、解釈されたかを探求するとあります。

Miradas sobre la Independencia, una exposición virtual de la BNU(BNU, 2025/8/22)
https://www.bibna.gub.uy/biblioteca-nacional/miradas-sobre-la-independencia-una-exposicion-virtual-de-la-bnu/

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【イベント】国際音楽資料情報協会(IAML)日本支部第77回例会「曲がり角を迎える図書館の目録について(2)「IFLA LRMと今後の目録の行方」」(10/18・オンライン)

2025年10月18日、国際音楽資料情報協会(IAML)日本支部第77回例会「曲がり角を迎える図書館の目録について(2)「IFLA LRMと今後の目録の行方」」が、オンラインで開催されます。

講師は、木村麻衣子氏(日本女子大学文学部准教授)です。2017年に発表されたIFLA図書館参照モデル(IFLA LRM)は、エンドユーザーが情報を得るために必要なデータと機能を主な対象とする利用者志向の新しいモデルであり、今後、このモデルが図書館の目録に及ぼす影響について、米国の大学図書館の事情も踏まえつつ話を聞くとあります。

定員は80人で、事前申込みが必要です。非会員は参加費1,000円が必要です。

最新ニュース(IAML日本支部)
https://www.iaml.jp/
※2025年9月11日付けで「第77回例会のご案内」が掲載されています。

第77回例会のご案内 [PDF:2ページ]
https://www.iaml.jp/reikai/77_reikai.pdf

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フランス・文化省、新たなベビーブック賞の創設を発表:早期読書を促進

2025年9月8日、フランス・文化省(Ministère de la Culture)が、新たなベビーブック賞の創設を発表しました。

この賞は11月に同省で開催される式典で初めて授与され、児童文学の作家や出版社の創造性を称える行事として毎年実施される予定です。

全ての人が幼い子どもと一緒に本を手に取ることを促すことを目的としたこの賞は、赤ちゃんと大人、または年上の子どもとの間に交流を生み出す作品を対象として、文章、イラスト、装丁等の要素が評価されます。

授与の年に出版された全ての作品が選考対象となり、フランス国立図書館(BnF)の国立児童文学センターによる選書に基づき、審査員団が審査を行うとあります。

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