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今日 — 2025年7月16日

日本図書館協会(JLA)図書館災害対策委員会、「災害等により被災した図書館等への助成(2025年度)」を希望する図書館の募集を開始

2025年7月15日、日本図書館協会(JLA)図書館災害対策委員会が、「災害等により被災した図書館等への助成(2025年度)」を希望する図書館の募集を開始しました。

原則として2024年1月以降の災害(令和6年能登半島地震など)及び事故並びに東日本大震災で被災した図書館で、復旧・復興に取り組んでいる公共図書館、大学図書館(短期大学・高等専門学校図書館を含む)、学校図書館、専門図書館、公民館図書室等が対象です。助成額は、一施設当たり20万円を基本とし、最大50万円が限度とされています。

助成の対象となるのは、図書館の復旧・復興及び被災者支援等に係る図書館資料・物品の購入や事業の経費です。

応募の締切りは9月19日で、助成対象機関は災害対策委員会の審査を経て、11月7日までに決定され、文書で通知されます。

災害等により被災した図書館等への助成(2025年度)(JLA, 2025/7/15)
https://www.jla.or.jp/committees/saigai/saigaijosei2025/

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新潟県立歴史博物館、夏季テーマ展示「戦後80年 私の戦争体験記―銃後の日々―」を開催中

2025年7月12日から8月24日まで、新潟県立歴史博物館(長岡市)において、夏季テーマ展示「戦後80年 私の戦争体験記―銃後の日々―」が開催されています。

2025年で終戦から80年の節目を迎えるに当たり、直接の戦場ではない後方、特に県内の様子を中心に紹介しています。

夏季テーマ展示「戦後80年 私の戦争体験記―銃後の日々―」(7/12~8/24)(新潟県立歴史博物館, 2025/4/8)
https://nbz.or.jp/?p=33335

参考:
広島県立図書館、資料展示「<被爆80年>未来へつなぐヒロシマの記憶」を開催中 [2025年07月03日]
https://current.ndl.go.jp/car/255050

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英国の文化・メディア・スポーツ省(DCMS)、図書館非利用者を対象とした図書館の利用障壁等に関する調査報告書を発表

2025年7月10日、英国の文化・メディア・スポーツ省(DCMS)が図書館非利用者を対象とした図書館の利用障壁等に関する調査報告書“What works to engage library non-users”を発表しました。

DCMSが2024年10月に発表した報告書“Barriers to library use – qualitative research report”のフォローアップとして、民間調査会社Ipsos社への委託により作成されたものです。

過去1年間に公共図書館を利用したことがない17歳以上のイングランド在住者を対象として、性別・年齢等の属性、図書館に対する認識、図書館の利用を妨げている要因、利用を促進するために求められるサービス等を分析した結果がまとめられています。

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米国科学振興協会(AAAS)、オープンライセンスに対する研究者の意識調査の結果を公表

2025年6月23日、米国科学振興協会(American Association for the Advancement of Science:AAAS)が、オープンライセンスに対する研究者の意識調査の結果をウェブサイト上で公表しました。

同調査は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BYライセンスを始めとしたオープンライセンスの影響に対する研究者の認識を明らかにすることを目的として、2024年秋に実施されました。多様な分野、年齢、キャリアの研究者220人以上が回答したとあります。

Interests, Concerns and Knowledge Gaps around Open Licenses(AAAS, 2025/6/23)
https://www.aaas.org/news/interests-concerns-and-knowledge-gaps-around-open-licenses

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【イベント】大学図書館研究会第56回全国大会(9/13-14・奈良県)

2025年9月13日と14日に、大学図書館研究会(大図研)の第56回全国大会が奈良女子大学(奈良市)で開催されます。

9月13日には研究発表・事例報告、シンポジウム等、14日には課題別分科会等が予定されています。

参加に当たっては参加費と事前申込みが必要です。

大学図書館研究会第56回全国大会(大学図書館研究会)
https://www.daitoken.com/conf2025/
https://www.daitoken.com/conf2025/img/poster_2025.pdf
※二つ目のURLは大会ポスター[PDF:1ページ]です。

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東京都の四つの区の文学館、スタンプラリー「五館文学めぐり~文京・台東・北・荒川 四区をつなぐ文学館の旅~」を開催

2025年7月19日から8月31日まで、「スタンプラリー 五館文学めぐり~文京・台東・北・荒川 四区をつなぐ文学館の旅~」が開催されます。

東京都の文京区立森鴎外記念館、池波正太郎記念文庫(台東区)、吉村昭記念文学館(荒川区)、台東区立一葉記念館、田端文士村記念館(北区)の5館が参加するスタンプラリーです。文学になじみのない人にも気軽に文学館を訪れてもらうことで、各文学館を知ってもらい、文学の魅力に触れるきっかけになることを目的としているとあります。

5館全てのスタンプを押した人先着250人には、コンプリート賞としてオリジナルブックカバーがプレゼントされます。

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ドイツ書籍商取引所組合、同国における2024年の書籍市場の動向を発表

2025年7月10日、ドイツ書籍商取引所組合(Börsenverein des Deutschen Buchhandels)が、同国における2024年の書籍市場の動向について発表しました。

発表では、同国の2024年の出版売上は前年比1.8%増の98億8,000万ユーロで、特に若い購買層とオーディオブックが成長を牽引したこと等が紹介されています。

The German book market remains resilient in challenging times.(Börsenverein des Deutschen Buchhandels, 2025/7/10)
https://www.boersenverein.de/presse/pressemitteilungen/detailseite/the-german-book-market-remains-resilient-in-challenging-times/

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【イベント】電流協オープンセミナー 2025年電流協電子図書館セミナー(8/19・東京都)

2025年8月19日、「電流協オープンセミナー 2025年電流協電子図書館セミナー」が、日本図書館協会(東京都中央区)で開催されます。

電子出版制作・流通協議会(電流協)が監修した『電子図書館・電子書籍サービス調査報告2024』の発刊を記念したセミナーです。

参加には事前の申込みが必要です。参加費は3,500円です(セミナー資料として『電子図書館・電子書籍サービス調査報告2024』を含む)。『電子図書館・電子書籍サービス調査報告2024』を持参する場合は1,000円となります。

当日の主な内容は以下のとおりです。

●第1部
・ 電子図書館をめぐる動向 総括(1章)(植村八潮氏(専修大学教授))
・ 電子図書館アンケート結果のポイント(長谷川智信氏(電子出版制作・流通協議会))
・ 電子図書館のアクセシビリティ対応ガイドライン2.0の説明(国立国会図書館担当者)

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昨日 — 2025年7月15日

小田原市郷土文化会館、企画展「広報紙でタイムスリップ!昭和の小田原へ」を開催中

2025年7月1日から10月26日まで、小田原市郷土文化館(神奈川県)において企画展「広報紙でタイムスリップ!昭和の小田原へ」が開催されています。

2025年が昭和100年であることにちなみ、広報誌が伝えてきたニュースや、同市が所蔵する資料から、小田原における昭和時代を紐解くとしています。展示期間中には、学芸員による解説も行われます。

令和7年度小田原市郷土文化館企画展「広報紙でタイムスリップ!昭和の小田原へ」展示開催について(小田原市, 2025/7/8)
https://www.city.odawara.kanagawa.jp/public-i/facilities/kyodo/topics/p39755.html

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日本図書館協会(JLA)、「公立図書館児童サービス実態調査2025」を実施

2025年7月14日、日本図書館協会(JLA)が、「公立図書館児童サービス実態調査2025」に関するお知らせをウェブサイトに掲載しました。

JLAでは、1999年、2003年、2015年に公立図書館児童サービス実態調査を実施しました。今回、前回の2015年調査から10年が経つ2025年を調査年とする全国調査を実施し、児童サービスの変化を明らかにするとしています。

悉皆調査であり、都道府県立図書館と市区町村立図書館に分けて実施されています。回答期限は、都道府県立図書館、市区町村立図書館とも、2025年9月20日です。

「公立図書館児童サービス実態調査2025」を実施しています(JLA, 2025/7/14)
https://www.jla.or.jp/2025/07/14/info20250714/

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アイルランド国立図書館、1985年に開催されたチャリティーコンサート“Live Aid”の写真をデジタル化して公開:開催から40周年を記念して

2025年7月11日、アイルランド国立図書館(NLI)が、1985年に開催されたチャリティーコンサート“Live Aid”の写真をデジタル化して公開したと発表しました。

“Live Aid”は、エチオピアの飢饉救済のために1985年7月13日に英・ロンドンと米・フィラデルフィアで開催されたコンサートで、20世紀を代表するチャリティーコンサートの一つとされています。フレディ・マーキュリー、デビット・ボウイ、ポール・マッカートニーらが出演しました。

NLIは、2017年に同チャリティープロジェクトの基金Band Aid Trustから“Live Aid”の全アーカイブの寄贈を受け、資料の公開に向けて2022年からデジタル化等に取り組んできたとあります。コンサート開催から40周年を記念し、写真のデジタル化画像2,000点以上が公開されました。

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早稲田大学演劇博物館、所蔵資料をGoogle Arts & Cultureにてオンライン公開

2025年6月から、早稲田大学演劇博物館が、所蔵資料の一部をGoogle Arts & Cultureにおいてオンラインで公開しています。

同館が所有する名品の中から、人形浄瑠璃関連資料や歌舞伎資料を中心に選定した63点(2025年6月時点)が、高解像度画像で公開されているとあります。

Google Arts & Cultureにて演劇博物館所蔵の資料をオンライン公開(早稲田大学演劇博物館100周年記念サイト, 2025/6/25)
https://enpaku100th.w.waseda.jp/165/

【お知らせ】Google Arts & Cultureにて演劇博物館所蔵の資料をオンライン公開(早稲田大学演劇博物館)
https://enpaku.w.waseda.jp/info/20113/

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アジア経済研究所図書館、ライブラリアン・コラム「魅せる?映える?韓国の図書館とメディアアート」(記事紹介)

2025年7月11日、アジア経済研究所図書館が、ライブラリアン・コラム「魅せる?映える?韓国の図書館とメディアアート」をウェブサイト上に掲載しました。筆者は、アジア経済研究所学術情報センター図書館情報課の竹内瑶子氏です。

日本の図書館イメージとはやや異なる韓国の図書館として、筆者が韓国ソウルへの現地調査の際に訪れた国立中央図書館(NLK)の例を中心に、メディアアートを展示できる空間を備えた図書館について紹介されています。

ライブラリアン・コラム(アジア経済研究所)
https://www.ide.go.jp/Japanese/Library/Column/2025.html
※2025年7月11日付けで、「魅せる?映える?韓国の図書館とメディアアート/竹内瑶子」とあります。

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一昨日以前

【イベント】株式会社早稲田大学アカデミックソリューション、セミナー「即時OAが問う大学の未来―研究・教育・国際競争力の向上のために」(7/25・東京都、オンライン)

2025年7月25日、株式会社早稲田大学アカデミックソリューションの主催によりオープンアクセス・ソリューションセミナー2025夏「即時OAが問う大学の未来―研究・教育・国際競争力の向上のために」が、大隅スクエアビル(東京都新宿区)における対面参加とオンラインにより開催されます。

有識者からオープンアクセス(OA)推進に向けた取組が紹介されます。主なプログラムは次のとおりです。

・講演①「大学におけるオープンサイエンス推進の位置づけ―大学にとって意味のあるOA/RDM/OSの推進を!」
 船守美穂氏(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター准教授/鹿児島大学附属図書館オープンサイエンス研究開発部門 部門長 特任教授(クロアポ)/博士(工学))

・講演②「オープンサイエンス時代に求められる大学図書館の役割と可能性~『オープンアクセス加速化事業』の採択を機とした図書館の未来像に対する一考察~」
 矢野均氏(立命館大学学術情報部次長)

・Q&Aセッション
 モデレーター:丸山浩平氏(早稲田大学研究戦略センター教授/国立研究開発法人科学技術振興機構研究開発戦略センター特任フェロー/博士(工学))
 Q&Aセッション回答者:船守美穂氏、矢野均氏

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米・EveryLibrary、図書館等をめぐる2025年の米国の州別立法動向に関する報告書を公開

2025年7月13日、図書館のための支援を行う米国の政治活動団体EveryLibraryが、図書館等をめぐる2025年の州別立法動向に関する報告書“Codifying Censorship or Reclaiming Rights: The State-by-State 2025 Legislative Landscape for Libraries”を公開しました。

2025年上半期における、図書館、図書館職員及び国民の読書の権利に影響を与えるとされる立法の州別動向が紹介されています。表現の自由や読書の権利に対する脅威は依然として深刻な状況にある一方で、九つの州では、図書館等を守る法案が可決されたことなどが示されています。

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英国国立・大学図書館協会(SCONUL)、大学図書館等におけるシェアードサービスに関する報告書を公表

2025年7月10日、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)が、大学図書館等におけるシェアードサービスに関する報告書“Shared services in academic and research libraries”を公表しました。

2025年5月末に開催されたSCONULの主要な図書館長が参加した会議の成果をまとめた報告書です。図書館におけるシェアードサービスの利点に関する一般的な評価、シェアードサービスの今後の更なる展開が見込める分野(利点、障壁、推奨される次のステップを含む)、既存のシェアードサービスの事例などが紹介されています。

Shared services in academic and research libraries(SCONUL, 2025/7/10)
https://www.sconul.ac.uk/News/View?g=8dbedd9b-9173-4f4c-8ee4-ce228f3f2db0

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米国国立衛生研究所(NIH)、NIHの助成を受けた研究成果の出版費用の上限を2026会計年度から設定すると発表

2025年7月8日、米国国立衛生研究所(NIH)が、NIHの助成を受けた研究成果の出版費用の上限を2026年会計年度から設定すると発表しました。

NIHの助成を受ける研究者が研究成果を公開する際に、出版社が請求できる金額に上限を設けるとしています。過剰な論文掲載料(APC)を抑制し、研究成果を広く一般に公開することを目的としているとあります。

NIH to crack down on excessive publisher fees for publicly funded research(NIH, 2025/7/8)
https://www.nih.gov/news-events/news-releases/nih-crack-down-excessive-publisher-fees-publicly-funded-research

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英国国立公文書館(TNA)、視覚障害のある学生向けに3Dモデルを用いた新たなワークショップを開催

2025年7月10日、英国国立公文書館(TNA)が、視覚障害のある学生向けに3Dモデルを用いた新たなワークショップを開催すると発表しました。

ワークショップでは、中世の地図やチューダー朝の廷臣の賃金明細など、TNAが所蔵する歴史的文書を3次元で表現したものが用いられます。3Dモデルは触れることを前提に設計されており、地図上の教会や家屋などの特徴や、戦闘に向けて並ぶ軍隊の配置、王や女王など歴史上の重要人物の署名などが、凹凸で再現されています。

このワークショップは、TNAの教育・アウトリーチチームが考案したもので、視覚障害のある若者のための学校の意見も取り入れたとあります。

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文化庁、「言葉の情報サイト」を公開

2025年7月11日、文化庁が「言葉の情報サイト」をウェブサイト上で公開しました。

言葉の使い方に迷ったときなどに参考にできるよう、言葉に関する様々な情報を見つけやすい形で掲載しているとあります。

掲載されている情報の例として、国が示している言葉に関する目安やよりどころ(「常用漢字表」等)、敬語の使い方についての動画や情報、慣用句等の意味や使い方についての動画や情報、「国語に関する世論調査」の結果、公用文作成に関する情報が挙げられています。

新着情報一覧(文化庁)
https://www.bunka.go.jp/whats_new.html
※2025年7月11日付けで「「言葉の情報サイト」を公開」とあります。

「言葉の情報サイト」を公開(文化庁)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kokugo_shisaku/94180701.html

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