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岡山市等、「おかやま文学フェスティバル2025秋~2026春」を開催

2025年10月から2026年3月にかけて、岡山市・岡山市文学賞運営委員会・おかやま文学フェスティバル実行委員会の主催により「おかやま文学フェスティバル2025秋~2026春」が開催されます。

児童文学・ライトノベル作家の天川栄人氏の講演会、一箱古本市・古書市「表町ブックストリート」、ZINEの展示販売等が行われる「ZINEスタジアム」等、市内各地でイベントが予定されています。

「おかやま文学フェスティバル2025秋-2026春」を開催します(岡山市, 2025/8/5)
https://www.city.okayama.jp/bungakucity/0000074477.html

おかやま文学フェスティバル
https://okayamabungaku.jp/

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京丹後市立図書館、市立図書館・図書室の今後の在り方に関するアンケートの実施結果を公開

2025年7月7日、京丹後市立図書館(京都府)が、市立図書館・図書室の今後の在り方に関するアンケートの実施結果を公開しました。

京丹後市では、図書館、図書室の在り方について、2018(平成30)年に京丹後市図書館協議会から示された「今後の京丹後市立図書館のあり方について(答申)」の中で図書館及び図書室の統合について言及されたほか、「京丹後市都市拠点公共施設整備基本計画」(2024(令和6)年策定、2025(令和7)年改定)では、市の中心部に、図書館等を含む、交流の拠点となる公共施設の整備を目指すとされています。

調査は、2025年5月9日から5月30日まで、全市民を対象に実施されました。864人から得られた回答を基に結果がまとめられています。

市立図書館、図書室の今後の在り方に関するアンケートの実施結果について(京丹後市立図書館, 2025/7/7)
https://www.city.kyotango.lg.jp/library/oshirase/21735.html

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米・EveryLibrary、スミソニアン博物館の包括的調査・見直しの実施に関するホワイトハウス書簡に対し声明を発表

2025年8月18日、図書館のための支援を行う米国の政治活動団体EveryLibraryが、スミソニアン博物館の包括的調査・見直しの実施に関するホワイトハウス書簡に対し声明を発表しました。

ホワイトハウスは、8月12日付けで、スミソニアン博物館を運営するスミソニアン協会の会長宛ての書簡を公開しました。第一フェーズとして、スミソニアン博物館群の八つの博物館を対象に展示内容等に関する調査や見直しを実施するとしています。これに伴い、各館に対し、展示関連資料や内部ガイドライン等を含む広範囲にわたる資料の提出を求めています。

EveryLibraryは、歴史、文化、芸術、科学を専門とするスミソニアン博物館に対する包括的な調査や見直しについて、深い懸念を表明しています。

STATEMENT: The Chilling Effect of White House Overreach into the Smithsonian Institution(EveryLibrary, 2025/8/18)
https://www.everylibrary.org/smithsonian

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国際図書館連盟(IFLA)、「グリーンライブラリー賞/グリーンライブラリープロジェクト賞2025」の授賞館を発表

2025年8月20日、国際図書館連盟(IFLA)の環境・持続可能性と図書館に関する分科会(Environment, Sustainability and Libraries Section:ENSULIB)が、「グリーンライブラリー賞/グリーンライブラリープロジェクト賞2025」の授賞館を発表しました。

同賞は、環境や持続可能性に配慮した取組を行っている図書館であるグリーンライブラリーや、グリーンライブラリーに関する優れたプロジェクトを行っている図書館を表彰するものです。

各賞の授賞館は以下のとおりです。

〇グリーンライブラリー賞
1位:James Baldwin Library(フランス)
2位:Shenzhen Yantian Library(中国)
3位:Nashville Public Library(米国)

〇グリーンライブラリープロジェクト賞
1位:Thammasat University Library(タイ)
2位:Maison de l’Environnement(フランス)
3位:Manuel Viegas Guerreiro Foundation(ポルトガル)

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米国公共図書館協会(PLA)、公共図書館のサービスやプログラムの成果を測定・分析するためのツールキット“Project Outcome”のプラットフォームを閉鎖

2025年8月19日、米国公共図書館協会(PLA)が公共図書館のサービスやプログラムの成果を測定・分析するためのツールキット“Project Outcome”を提供するオンラインプラットフォームの閉鎖を発表しました。

同日付けで、ツールキットに付随して開発されたリソース等をまとめたページ“Outcome Measurement for Public Libraries”が米国図書館協会(ALA)のウェブサイトで公開されています。

PLA celebrates Project Outcome success; transitions resources for free ongoing use(ALA, 2025/8/19)
https://www.ala.org/news/2025/08/pla-celebrates-project-outcome-success-transitions-resources-free-ongoing-use

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【イベント】国立国会図書館(NDL)、令和7年度アジア情報研修を開催(12/12・千葉県)

国立国会図書館(NDL)は、2025年12月12日に、独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所(千葉市)で、同研究所との共催により、アジア情報研修を実施します。

テーマは「西アジアを調べる―国際機関の文書と現地の統計から紛争をみる―」です。各種図書館、調査・研究・教育機関、中央省庁・地方公共団体に所属する人、大学院生等を対象とします。

主な内容は次のとおりです。

●科目1「国際機関の文書を使ってパレスチナの紛争を調べる」
講師:阿部健太郎、木屋美香(国立国会図書館関西館アジア情報課)

●科目2「西アジアの紛争と統計」
講師:早矢仕悠太氏(アジア経済研究所学術情報センター)

定員は20人で、参加費は無料です。事前の申込みが必要であり、受講者は事前課題に回答する必要があります。

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ホテルや図書館等の複合施設「旧上野市庁舎SAKAKURA BASE」がオープン:図書館は2026年4月に移転開館予定

2025年7月19日、「旧上野市庁舎SAKAKURA BASE」(三重県伊賀市)がオープンしました。

旧上野市庁舎は、建築家・坂倉準三氏(1901-1969)により設計され、1964年に建築されました。現在は市指定文化財になっています。伊賀市では、2022(令和4)年度から「にぎわい忍者回廊整備事業」の一環として旧上野市庁舎の整備が進められ、複合施設「旧上野市庁舎SAKAKURA BASE」としてオープンしました。

7月19日に観光案内所、物販施設、カフェが、7月21日にホテルがオープンしました。2026年4月には、現在の伊賀市上野図書館が同施設内に移転し開館する予定です。

旧上野市庁舎SAKAKURA BASE
https://sakakurabase.iganigiwai.com/

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英・図書館情報専門家協会(CILIP)、英国の図書館員・情報専門職におけるAIの利用状況等に関する調査報告書を公開

2025年8月18日、英・図書館情報専門家協会(CILIP)が英国の図書館員・情報専門職におけるAIの利用状況等に関する調査報告書“AI and the UK Library Profession: Survey Report 2025”の公開を発表しました。

同報告書は、英・シェフィールド大学のAndrew M. Cox氏により執筆されました。2021年にCILIPの委託を受けて同氏が執筆した報告書“The impact of AI, machine learning, automation and robotics on the information profession”を発展させたもので、同国の図書館員・情報専門職におけるAIの利用状況や同技術に対する認識等を調査しているとあります。

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浦安市、「(仮称)子ども・子育て支援複合施設基本計画(概要)」を公表

2025年7月25日、浦安市(千葉県)が、「(仮称)子ども・子育て支援複合施設基本計画(概要)」を公表しました。

同計画は、2019(令和元)年度に作成された「(仮称)浦安市子ども図書館基本計画」を修正したものです。検討中の(仮称)子ども図書館について、いつでも気軽に相談できる新たな相談場所や子育て世代の居場所等の子育て支援機能を加えて、複合施設として整備することとしたと述べられています。

(仮称)子ども・子育て支援複合施設基本計画(概要)(浦安市, 2025/7/25)
https://www.city.urayasu.lg.jp/shogaigakushu/gakushu/torikumi/1046176/1046199.html

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国際図書館連盟(IFLA)、Gabrielle-Roy Library(カナダ)を“IFLA/Baker & Taylor Public Library of the Year Award 2025”に選出

2025年8月18日、国際図書館連盟(IFLA)は、カナダのGabrielle-Roy Libraryを“IFLA/Baker & Taylor Public Library of the Year Award 2025”に選出しました。

同賞は、2024年中に新築又は大規模の増築がされた公共図書館、既存の建物が改築されて新たに図書館となった公共図書館を対象としています。

カザフスタンのアスタナで8月22日まで開催されている、世界図書館情報会議・国際図書館連盟(IFLA)年次大会において発表されました。

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四街道市立図書館で「朝飯図書館」が開催:朝食で子どもの勉強や読書を応援

2025年8月26日から29日まで、四街道市立図書館(千葉県)において、「朝飯図書館」が開催されます。四街道市子育て支援課及び四つ葉プロジェクト(千葉大学予防医学センター・岩渕薬品株式会社)が主催し、四街道市立図書館等の協力により実施されます。

ゆっくり勉強や読書ができるよう開館前の図書館を開放する「朝活図書館」と合わせて行われる取組です。対象は小学生から高校生(未就学児は保護者同伴可)で、朝食と学習・読書環境が提供されるほか、ボードゲームなどの交流の機会もあります。朝食は児童室で食べます。

朝食をしっかりとれるようにすることで朝の勉強や読書の時間を応援する、地域の人が朝食を用意し、子どもを見守ることで安心して勉強に取り組める環境をつくることなどが目的とされています。

朝ごはんを提供する取組として「朝飯図書館」を開催します(四街道市, 2025/8/18)
https://www.city.yotsukaido.chiba.jp/miryoku/event/kosodate/asameshitosyokan.html

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【イベント】東北学院大学図書館、セミナー「AIによって図書館業務はどう変わるか~レファレンスサービスに関連して」(9/5・宮城県)

2025年9月5日、東北学院大学図書館が、セミナー「AIによって図書館業務はどう変わるか~レファレンスサービスに関連して」を、東北学院大学土樋キャンパス(宮城県仙台市)において開催します。

図書館における人工知能(AI)活用の可能性を四象限モデルで整理し、AIがどこで力を発揮し得るかを検討するとしており、レファレンスサービスにおけるAIの可能性と限界、生成AIと検索との違いを考察し、大学図書館の今後の方向性を探るとあります。

講師は、高橋菜奈子氏(新潟大学学術情報部長)です。

対象は、図書館業務に従事している図書館司書、教職員など、AIと図書館業務に関心のある人(学内・学外を問わない)です。

定員は20人(先着順)で、事前申込みが必要です。

セミナー「AIによって図書館業務はどう変わるか」のご案内
https://www.tohoku-gakuin.ac.jp/library/post-6553/

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西東京市図書館と武蔵野大学文学部、共催展示「大学生が選ぶ夏休みに読みたい一冊」を開催中

2025年7月19日から8月31日まで、西東京市図書館(東京都)と武蔵野大学文学部が、共催展示「大学生が選ぶ夏休みに読みたい一冊」を開催しています。

武蔵野大学日本文学文化学科の学生16人が、「表現やフレーズが好きな本」「手軽に読める本」「自分が生まれた年または月に出版された本」といった、自分たちで設定したテーマに沿って選んだ本が、西東京市中央図書館で展示されています。各本には、学生が自ら作成した紹介パネルが添えられており、エピソードやおすすめポイントが紹介されています。

この企画は、西東京市図書館と武蔵野大学の連携・協力事業の一環として実施されており、学生の視点による選書や紹介パネルを通じて、地域住民や同世代の若者に読書の魅力を伝えることを目的としているとあります。

西東京市図書館×武蔵野大学文学部 共催展示「大学生が選ぶ夏休みに読みたい一冊」を開催中!(西東京市図書館, 2025/8/3)
https://www.library.city.nishitokyo.lg.jp/info?1&pid=2272

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経済協力開発機構(OECD)、人工知能(AI)のオープン性に関する入門書「AI Openness: A Primer for Policymakers」を公開

2025年8月14日、経済協力開発機構(OECD)は、人工知能(AI)のオープン性に関する政策立案者向け入門書「AI Openness: A Primer for Policymakers」を公開しました。

同書では、ソフトウェア開発に由来する「オープンソース」という用語はAIシステムを正確に表すものではないと指摘しています。その上で、学習済みパラメータ(重み)が公開されており、ダウンロードしてローカル環境で利用可能なAIモデルである「オープンウェイト」に焦点を当てて、AIのオープン性について共通理解を促進するための重要な概念と定義を検証したとあります。

AI openness: A primer for policymakers(OCLC, 2025/8/14)
https://doi.org/10.1787/02f73362-en

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