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OCLC、COREとスポンサー契約を締結

2025年8月22日、OCLCは、オープンアクセスのための国際的なアグリゲーションサービスCORE(COnnecting Repositories)のスポンサーとなる契約を締結したと発表しました。

このパートナーシップは、図書館と研究者がよりどころとするグローバルなインフラを強化するというOCLCのコミットメントを反映したものとあります。

OCLC expands global partnerships with CORE sponsorship agreement(OCLC, 2025/8/22)
https://www.oclc.org/en/news/announcements/2025/oclc-expands-global-partnerships-with-core-sponsorship.html

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英・図書館情報専門家協会(CILIP)が主導する“Green Libraries Week 2025”が2025年10月から開催:テーマは「変化の種:図書館とともに変化を生み出そう」

2025年10月27日から11月2日まで、英国で“Green Libraries Week 2025”が開催されます。

Green Libraries Weekは、英・図書館情報専門家協会(CILIP)が主導するGreen Libraries Campaignの一環であり、気候と持続可能性に焦点を当てた図書館の活動を紹介・共有するものとあります。

3回目に当たる今回のテーマは「変化の種:図書館とともに変化を生み出そう」(Seeds of Change : make a difference with your library)です。期間中には、各地の図書館において、環境に配慮したイベントなどが行われます。

また、10月27日には、図書館関係者、環境分野のリーダー、地域パートナー等が参加して図書館が気候変動への取組にどのように関わっていけるかについて検討する会議“Green Libraries Conference”が、英国図書館(BL)で開催されます。

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英・図書館情報専門家協会(CILIP)、英国の図書館員・情報専門職におけるAIの利用状況等に関する調査報告書を公開

2025年8月18日、英・図書館情報専門家協会(CILIP)が英国の図書館員・情報専門職におけるAIの利用状況等に関する調査報告書“AI and the UK Library Profession: Survey Report 2025”の公開を発表しました。

同報告書は、英・シェフィールド大学のAndrew M. Cox氏により執筆されました。2021年にCILIPの委託を受けて同氏が執筆した報告書“The impact of AI, machine learning, automation and robotics on the information profession”を発展させたもので、同国の図書館員・情報専門職におけるAIの利用状況や同技術に対する認識等を調査しているとあります。

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文化庁、「AIを含めたデジタル技術の進展に対応した著作権等に係る諸問題に関する諸外国調査」報告書を公表

文化庁のウェブサイトに、2025年3月付けで「AIを含めたデジタル技術の進展に対応した著作権等に係る諸問題に関する諸外国調査」報告書と調査結果概要が掲載されています。

同調査は、AIを含めたデジタル技術の進展に対応した著作権等に係る諸問題について、多角的な観点から調査研究を実施することにより、我が国の著作権政策の立案に資することを目的としたもので、株式会社シード・プランニングへの委託により実施されました。

調査・研究(文化庁)
https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/chosakuken/

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英国の公共図書館の歩みを振り返る:公共図書館法制定175周年(記事紹介)

2025年8月12日付けで英国図書館(BL)のブログ“The Newsroom”に、公共図書館法(Public Library Act)制定175周年を記念し、同国の公共図書館の歴史を紹介する記事“The Radical Act behind your local library: Celebrating 175 years of public libraries”が掲載されています。

1850年に同法がイングランド及びウェールズで制定されてから2025年で175年となるのを踏まえ、記事では、制定当時の議論、初期の公共図書館の様子、現代との違い等についてBLが所蔵する新聞資料とともに紹介されています。

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英国王立協会、2026年から同協会が発行する学術誌8誌において“Subscribe to Open”モデルを導入

2025年8月6日、英国王立協会が2026年から同協会が発行する学術誌8誌において“Subscribe to Open”(S2O)モデルを導入すると発表しました。

S2Oは年間購読収入を基に、年単位で学術誌をオープンアクセス(OA)に転換する出版モデルです。一定数以上の機関が購読契約を行い、購読収入が十分な額に達した場合に、その年に刊行される当該誌の巻号がOAとして公開されます。

同モデルの導入により、2026年には同協会が発行する全ての学術誌がOAに転換することになる見込みとしています。

Royal Society sets out plan to move journals to full open access in 2026 through Subscribe to Open(The Royal Society, 2025/8/6)
https://royalsociety.org/news/2025/08/subscribe-to-open/

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優れた図書館設計が反社会的行動への対応にどのように役立つか(記事紹介)

2025年7月28日、図書館建築等に関する情報を提供する英国のウェブサイトDesigning Librariesで、英・図書館情報専門家協会(CILIP)の発行誌Information Professionalの最新号に、反社会的行動への対応と図書館設計についての記事“Drunks, vandals and body-cams — how libraries are tackling anti-social behaviour”が掲載されていることが紹介されています。著者は、Designing Librariesの運営チームのディレクターであるAyub Khan氏です。

図書館における反社会的行動に対処し、スタッフと利用者の双方の安全を確保するため、監視カメラ、スタッフ用ボディカメラ、緊急通報ボタン等の導入や、死角をなくすためのレイアウトの見直しなど、これまで多くの対策が検討・実施されてきたとしています。同記事では、優れた図書館設計が反社会的行動への対応にどのように役立つのか等について論じられています。

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Knowledge Exchange、革新的特徴を持つ新たな学術出版プラットフォームに関する調査プロジェクトを開始

2025年7月3日、オープンサイエンスのためのデジタルインフラ開発の支援を目的に、英・Jisc等の六つの高等教育関係機関が共同で運営している組織Knowledge Exchangeが、革新的特徴を持つ新たな学術出版プラットフォームである“Alternative Publishing Platforms”に関する調査プロジェクトを開始すると発表しました。

発表によると、“Alternative Publishing Platforms”は対応する出版物の分野や種類、プレプリントの公開、査読プロセス等において、従来の学術出版プラットフォームと異なる特徴を有する学術出版プラットフォームを指し、Octopus、F1000Research等が例として挙げられています。プロジェクトは、これらのプラットフォームが学術コミュニケーションに与える影響等を調査するもので、2026年に報告書が公開予定とあります。

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英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、加盟館におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の進捗状況に関する調査結果を公開

2025年7月10日付けで、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が、加盟館におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の進捗状況に関する調査結果をリポジトリZenodo上で公開しました。

RLUKの発表によると、同調査は2023年夏から秋にかけて実施され、加盟館の約半数が参加しました。結果の分析に当たっては生成AIサービスChatGPTが活用されたとあります。

Revisiting the RLUK Digital Shift Maturity Survey: Reflections on the Use of ChatGPT 4o(RLUK)
https://www.rluk.ac.uk/revisiting-the-rluk-digital-shift-maturity-survey-reflections-on-the-use-of-chatgpt-4o/

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オープンアクセスのための国際的なアグリゲーションサービスCORE、発足から15年

2025年7月、オープンアクセスのための国際的なアグリゲーションサービスCORE(COnnecting Repositories)のブログに、発足15周年に関する記事が掲載されています。

COREは、2025年7月で発足から15年を迎えます。英国の小規模なプロジェクトとして開始されてから、10,000以上のリポジトリとジャーナルをサポートするグローバルな索引プラットフォームへと成長するまでの軌跡について、端的にまとめられています。

CORE at 15: Together Building Open Access, Unlocking Global Knowledge(CORE, 2025/7/10)
https://blog.core.ac.uk/2025/07/10/core-at-15-together-building-open-access-unlocking-global-knowledge/

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英国国立公文書館(TNA)、内閣府及び首相府の文書を公開

2025年7月22日、英国国立公文書館(TNA)は、デジタル化した内閣府及び首相府の文書200件を公開しました。

今回の公開には、首相府が保管していたトニー・ブレア政権に関する過去の文書、マーガレット・サッチャー政権及びジョン・メージャー政権の記録も含まれているとあります。

Latest release of Cabinet Office and Prime Ministers’ papers(TNA, 2025/7/22)
https://www.nationalarchives.gov.uk/about/news/cabinet-office-records-released/

参考:
英国公文書館(TNA)、2000年から2002年までの内閣府の文書を公開 [2023年01月13日]
https://current.ndl.go.jp/car/170724

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文化遺産機関におけるオープンライセンスモデル(文献紹介)

2025年6月、文化遺産機関におけるオープンライセンスモデルに関する文献“Open Licensing Models in the Cultural Heritage Sector”がリポジトリZenodoで公表されました。著者は英・グラスゴー大学のBartolomeo Meletti氏等です。

四つの異なる法域(英国、EU、米国、ブラジル)における文化遺産機関(博物館、文書館、図書館、美術館)が採用している、デジタル文化遺産に係る様々なオープンライセンスについて調査し、利点や課題等をまとめています。

Meletti, Bartolomeo; Erickson, Kristofer; Iramina, Aline; Stobo, Victoria. Open Licensing Models in the Cultural Heritage Sector. Zenodo, 2025.
https://doi.org/10.5281/zenodo.15728474

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英国の文化・メディア・スポーツ省(DCMS)、図書館非利用者を対象とした図書館の利用障壁等に関する調査報告書を発表

2025年7月10日、英国の文化・メディア・スポーツ省(DCMS)が図書館非利用者を対象とした図書館の利用障壁等に関する調査報告書“What works to engage library non-users”を発表しました。

DCMSが2024年10月に発表した報告書“Barriers to library use – qualitative research report”のフォローアップとして、民間調査会社Ipsos社への委託により作成されたものです。

過去1年間に公共図書館を利用したことがない17歳以上のイングランド在住者を対象として、性別・年齢等の属性、図書館に対する認識、図書館の利用を妨げている要因、利用を促進するために求められるサービス等を分析した結果がまとめられています。

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英国国立・大学図書館協会(SCONUL)、大学図書館等におけるシェアードサービスに関する報告書を公表

2025年7月10日、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)が、大学図書館等におけるシェアードサービスに関する報告書“Shared services in academic and research libraries”を公表しました。

2025年5月末に開催されたSCONULの主要な図書館長が参加した会議の成果をまとめた報告書です。図書館におけるシェアードサービスの利点に関する一般的な評価、シェアードサービスの今後の更なる展開が見込める分野(利点、障壁、推奨される次のステップを含む)、既存のシェアードサービスの事例などが紹介されています。

Shared services in academic and research libraries(SCONUL, 2025/7/10)
https://www.sconul.ac.uk/News/View?g=8dbedd9b-9173-4f4c-8ee4-ce228f3f2db0

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英国国立公文書館(TNA)、視覚障害のある学生向けに3Dモデルを用いた新たなワークショップを開催

2025年7月10日、英国国立公文書館(TNA)が、視覚障害のある学生向けに3Dモデルを用いた新たなワークショップを開催すると発表しました。

ワークショップでは、中世の地図やチューダー朝の廷臣の賃金明細など、TNAが所蔵する歴史的文書を3次元で表現したものが用いられます。3Dモデルは触れることを前提に設計されており、地図上の教会や家屋などの特徴や、戦闘に向けて並ぶ軍隊の配置、王や女王など歴史上の重要人物の署名などが、凹凸で再現されています。

このワークショップは、TNAの教育・アウトリーチチームが考案したもので、視覚障害のある若者のための学校の意見も取り入れたとあります。

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