ノーマルビュー

昨日 — 2025年8月29日

ドイツ国立図書館はいかにして音楽資料をデジタル化したか(文献紹介)

2025年8月23日付けで、国際音声・視聴覚アーカイブ協会(IASA)の機関誌「IASA Journal」の55号にドイツ国立図書館(DNB)ドイツ音楽資料館のデジタル化に関する論文「How the German National Library Migrated 770,000 Compact Discs and Digitized 50,000 Audiocassettes」が掲載されています。著者は、ドイツ国立図書館ドイツ音楽資料館のRuprecht Langer氏です。

ドイツ国立図書館ドイツ音楽資料館は、ドイツで出版されたすべての録音媒体を収集しています。同館は、過去15年間にわたり、所蔵資料の保存とライプツィヒ館及びフランクフルト・アム・マイン館の閲覧室のコンピュータからの音楽資料へのアクセス向上を目的として、同館の全てのオーディオCDとオーディオカセットテープを対象に、次の二つのデジタル化プロジェクトを実施しました。

・オーディオCD(77万枚)のデジタルコンテンツのリポジトリへの移行
・オーディオカセットテープ(5万本)のデジタル化

記事では、同プロジェクトのプロセス及びワークフロー、直面した課題、適用した品質管理、得られた教訓等について報告されています。

続きを読む

一昨日以前

むつ市立図書館、涼みながら映画を楽しめる「クーリング シネマ」を開催中

2025年7月19日から8月31日まで、むつ市立図書館(青森県)において「クーリング シネマ」が開催されています。

通常、団体向けに貸している同館のミニシアター「視聴覚ホール(あすなろホール)」を期間限定で開放して、涼みながら映画を楽しむことができるとあります。むつ市が実施している「クーリングシェルター」の一環として、館内施設及び所蔵資料を活用した取組であるとしています。

期間中は、同館が所蔵する映像資料が毎日計4回(大人向けと子ども向けそれぞれ2回)上映されます。

むつ市では、一部の市有施設においてクーリングシェルター『涼みどころ』を開設しており、同館もその一つとなっています。

続きを読む

米・ボストン図書館コンソーシアム(BLC)、デジタル貸出しに関するツールキットを公開

2025年7月30日、米・ボストン図書館コンソーシアム(BLC)が、デジタル貸出しに関するツールキット“Digital Lending Toolkit”を公開したことを、図書館システムや自動化に関する情報サイト“Library Technology Guides”において発表しました。

ツールキットは、図書館やコンソーシアムが、デジタルリソースの共有に関する様々なアプローチを理解し、実践につなげていけるようにするための情報やリソースがまとめられたものとあります。

ツールキットの現バージョンでは、主に“Controlled Digital Lending”(CDL)によるデジタル代替資料、電子書籍及びストリーミングメディア(音声及び映像) について紹介されています。

続きを読む

鳥取県立図書館、令和7年度特別資料展「戦後80年 県民の継承のいとなみ―戦争体験の想起とこれからの伝承―」を開催中

2025年8月13日から9月23日まで、鳥取県立図書館(鳥取市)において令和7年度特別資料展「戦後80年 県民の継承のいとなみ―戦争体験の想起とこれからの伝承―」が開催されています。

展示では、新聞資料や体験談等の文集・記録を始めとする地域資料等から体験者の記憶をたどり、戦争の記憶とこれからの伝承活動のヒントとなる取組を紹介するとされています。

続きを読む

武雄市図書館・歴史資料館、企画展「戦後80年 遠ざかる記憶 未来へのバトン」を開催中

2025年8月2日から9月7日まで、武雄市図書館・歴史資料館(佐賀県)において令和7年度武雄市図書館・歴史資料館企画展「戦後80年 遠ざかる記憶 未来へのバトン」が開催されています。

武雄市では、新市史の編さん事業に伴い、戦争に関する資料についても広く提供を呼び掛けてきたとあります。展示では、戦後80年を契機に、地域で受け継がれてきた戦時資料が紹介されています。

8月17日、23日、9月6日にはギャラリートークも開催されます。8月17日のギャラリートークでは、資料提供者による資料の説明等が行われます。

戦後80年 遠ざかる記憶 未来へのバトン(武雄市図書館)
https://takeo.city-library.jp/event/Historical%20Museum%20special%20exhibition/entry-3308.html

続きを読む

椎葉村交流拠点施設Katerie及び椎葉村図書館「ぶん文Bun」、「かてりえ展~この土地に刻まれた、椎葉中学校寮生活の記憶~」を開催中:開館5周年

2025年7月18日から8月25日まで、椎葉村交流拠点施設Katerie(宮崎県)において「かてりえ展~この土地に刻まれた、椎葉中学校寮生活の記憶~」が開催されています。

椎葉村交流拠点施設Katerie及び同施設に入居する椎葉村図書館「ぶん文Bun」は、2025年7月18日に開館5周年を迎えました。5周年を迎えるに当たり、かつて同施設の場所にあった椎葉中学校寮での寮生活に関するインタビューが実施されました。展示では、これまでに収集されたインタビュー記録、写真、卒業アルバム、寮誌などが紹介されています。

「かてりえ展~この土地に刻まれた、椎葉中学校寮生活の記憶~」開催!(Katerie, 2025/7/18)https://katerie.jp/2025/07/18/%e3%80%8c%e3%81%8b%e3%81%a6%e3%82%8a%e3%81%88%e5%b1%95%e3%80%8d/

続きを読む

【イベント】ししょまろはん「没年調査ソンin京都 vol. 7」(8/30・京都府、オンライン)

2025年8月30日、京都府立図書館(京都市)の司書から成る自主学習グループ「ししょまろはん」の主催により、「没年調査ソンin京都 vol. 7」が京都府立図書館における会場参加とオンラインで開催されます。

「没年調査ソン」は、著作者の没年を調べる没年調査とマラソンを掛け合わせた造語で、短時間で集中してみんなで没年調査を行うことを表しています。

第7回の調査対象は「京都にゆかりの著作者」で、イントロダクションとして南波佐間望(国立国会図書館)が没年の調べ方について、また、德田恵里氏(大阪芸術大学特任准教授)が京都の人を調べるためのテクニックについて説明したのち、没年調査と結果発表が行われます。

参加には事前の申込みが必要です。

没年調査ソンin京都Vol.7を開催します!(ししょまろはんラボ, 2025/8/5)
https://libmaro.kyoto.jp/?p=1170

続きを読む

滋賀県立図書館、近江デジタル歴史街道「戦後80年、デジタルで見る戦時下の記録」を公開

2025年8月1日、滋賀県立図書館が、同館のデジタルアーカイブ「近江デジタル歴史街道」において、デジタルアルバム帖「戦後80年、デジタルで見る戦時下の記録」を公開しました。

戦後80年を迎え、先の戦争を体験した人から当時の話を聞く機会が少なくなる中、同館の所蔵資料を基に、当時の人々の暮らしや県内の軍事施設の様子等を紹介するとあります。

同館内では、関連展示も併せて行なわれています。

続きを読む

福井県立大学、「福井・戦争デジタルアーカイブス」を公開

2025年7月24日、福井県立大学が、「福井・戦争デジタルアーカイブス」を公開しました。

同デジタルアーカイブは、福井県立大学地域経済研究所の青木和人教授が、福井空襲から80年を迎えたことを機に福井新聞社と企画し、同大学の学生有志が制作に取り組んだものとあります。「死没場所マップ(デジタルマップ)」と「学生の制作過程」が公開されています。

福井・戦争デジタルアーカイブスを公開しました(福井県立大学, 2025/7/24)
https://www.fpu.ac.jp/news/d000000zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzg.html

福井・戦争デジタルアーカイブス(福井新聞)
https://www.fukuishimbun.co.jp/common/usr/map/war_archives/

続きを読む

広島市立中央図書館、被爆80周年記念事業「原爆・平和を読み語り継ぐ事業」企画展「〈ヒロシマ〉被爆を知る・調べる」を開催中

2025年7月12日から8月31日まで、広島市立中央図書館において被爆80周年記念事業「原爆・平和を読み語り継ぐ事業」企画展「〈ヒロシマ〉被爆を知る・調べる」が開催されています。

同館の広島資料室で収集されてきた資料が、「被爆の実相」「被爆前の町と暮らし」「若者たちの継承活動」等15のテーマに分けて紹介されています。また、同館の広島文学資料室収集対象作家の原爆に関わる作品も紹介されています。

関連イベントとして、8月10日に「被爆体験者の証言を聞く会」が開催されます。

被爆80周年記念事業「原爆・平和を読み語り継ぐ事業」企画展「〈ヒロシマ〉 被爆を知る・調べる」(広島市立図書館, 2025/7/1)
https://www.library.city.hiroshima.jp/news/chuou/2025/07/4948.html

続きを読む

石川県立歴史博物館、令和7年度夏期特別展「未来へつなぐ―能登半島地震とレスキュー文化財―」を開催中

2025年7月26日から8月31日まで、石川県立歴史博物館(金沢市)において令和7年度夏期特別展「未来へつなぐ―能登半島地震とレスキュー文化財―」が開催されています。

令和6年能登半島地震の被災地からレスキューされた文化財が展示されています。地震から1年半以上経った現在も、救出されていない文化財が存在する可能性があるとし、展示により文化財レスキューについて知り、地域の歴史を語る資料の救出を求める声を上げてほしいとしています。

関連イベントとして、石川の歴史遺産セミナー、ワークショップ、学芸員による展示解説等が実施されます。

続きを読む

スペイン国立図書館(BNE)、同館の主要なデジタルコレクションを統合するプラットフォームの構築を発表

2025年7月16日、スペイン国立図書館(BNE)が、同館の主要な四つのデジタルコレクションを統合するプラットフォームの構築を発表しました。

新たなインターフェースでは、電子図書館Biblioteca Digital Hispánica、逐次刊行物の電子図書館Hemeroteca Digital、電子出版物コレクション、出版者から納められた印刷前のデジタルファイルで構成されるプレプリントコレクションの四つのコレクションの一元的な検索が可能になるとあります。

新プラットフォームは2025年秋頃に公開される予定です。

続きを読む

米国議会図書館(LC)、デジタルコレクションを活用して地方のコミュニティにおけるデジタル体験を創出するイニシアチブ“LOCal”を開始

2025年7月17日、米国議会図書館(LC)が、同館のデジタルコレクションを活用して地方のコミュニティにおけるデジタル体験を創出するイニシアチブ“LOCal”の開始を発表しました。

“LOCal”は、公共図書館及やコミュニティと協働しながら、新たな技術やアプローチによってLCのデジタルコレクションを活用したデジタル体験を創り出す取組とあります。パートナー館として東オクラホマ図書館(Eastern Oklahoma Library System;オクラホマ州)とクリーブランド公共図書館(Cleveland Public Library;オハイオ州)が選定されており、2026年にはオクラホマとクリーブランドにおいて、インタラクティブなデジタル体験ができるデジタル・インスタレーションが開始される予定です。

続きを読む

文化遺産機関におけるオープンライセンスモデル(文献紹介)

2025年6月、文化遺産機関におけるオープンライセンスモデルに関する文献“Open Licensing Models in the Cultural Heritage Sector”がリポジトリZenodoで公表されました。著者は英・グラスゴー大学のBartolomeo Meletti氏等です。

四つの異なる法域(英国、EU、米国、ブラジル)における文化遺産機関(博物館、文書館、図書館、美術館)が採用している、デジタル文化遺産に係る様々なオープンライセンスについて調査し、利点や課題等をまとめています。

Meletti, Bartolomeo; Erickson, Kristofer; Iramina, Aline; Stobo, Victoria. Open Licensing Models in the Cultural Heritage Sector. Zenodo, 2025.
https://doi.org/10.5281/zenodo.15728474

続きを読む

新潟県立歴史博物館、夏季テーマ展示「戦後80年 私の戦争体験記―銃後の日々―」を開催中

2025年7月12日から8月24日まで、新潟県立歴史博物館(長岡市)において、夏季テーマ展示「戦後80年 私の戦争体験記―銃後の日々―」が開催されています。

2025年で終戦から80年の節目を迎えるに当たり、直接の戦場ではない後方、特に県内の様子を中心に紹介しています。

夏季テーマ展示「戦後80年 私の戦争体験記―銃後の日々―」(7/12~8/24)(新潟県立歴史博物館, 2025/4/8)
https://nbz.or.jp/?p=33335

参考:
広島県立図書館、資料展示「<被爆80年>未来へつなぐヒロシマの記憶」を開催中 [2025年07月03日]
https://current.ndl.go.jp/car/255050

続きを読む

小田原市郷土文化会館、企画展「広報紙でタイムスリップ!昭和の小田原へ」を開催中

2025年7月1日から10月26日まで、小田原市郷土文化館(神奈川県)において企画展「広報紙でタイムスリップ!昭和の小田原へ」が開催されています。

2025年が昭和100年であることにちなみ、広報誌が伝えてきたニュースや、同市が所蔵する資料から、小田原における昭和時代を紐解くとしています。展示期間中には、学芸員による解説も行われます。

令和7年度小田原市郷土文化館企画展「広報紙でタイムスリップ!昭和の小田原へ」展示開催について(小田原市, 2025/7/8)
https://www.city.odawara.kanagawa.jp/public-i/facilities/kyodo/topics/p39755.html

続きを読む

❌