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【イベント】日本図書館協会(JLA)認知症バリアフリー図書館特別検討チーム研修会「健康寿命の鍵は本棚にあった~高齢者と図書館の関係について〜」(12/4・東京都、オンライン)

2025年12月4日、日本図書館協会(JLA)認知症バリアフリー図書館特別検討チーム研修会「健康寿命の鍵は本棚にあった~高齢者と図書館の関係について〜」が、日本図書館協会研修室(東京都中央区)及びオンラインで開催されます。

講演会では、自治体や図書館関係者等の参加者が、図書館を「健康長寿のまちづくり」を推進するための重要な戦略的資源として再認識する機会とすることを目的とするとあります。講師は佐藤豪竜氏(慶應義塾大学総合政策学部専任講師)です。

参加費は無料ですが、事前申込みが必要です。

認知症バリアフリー図書館特別検討チーム(JLA)
https://www.jla.or.jp/committees/ninchisho/
※研修会の案内が掲載されています。

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生成AI時代の攻撃的なクローラートラフィックの緩和:米・ノースカロライナ大学チャペルヒル校図書館の経験(文献紹介)

オープンアクセス誌Code4Lib Journal誌のIssue 61(2025年10月21日掲載)に、“Mitigating Aggressive Crawler Traffic in the Age of Generative AI: A Collaborative Approach from the University of North Carolina at Chapel Hill Libraries”と題する記事が掲載されています。著者は米・ノースカロライナ大学チャペルヒル校図書館のソフトウェア開発責任者(Head of Software Development)であるJason Casden氏等です。

この記事は、2024年春以降、同館が、クローラー(ボット)による攻撃的なトラフィックにどのように対処したかを紹介しています。悪意のあるリクエストの進化と、それらに対して同館が講じた対処を具体的に示した上で、教訓、今後の方向性、結論をまとめています。

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ラトビア国立図書館等、公共空間とサービスのユーザー参加型イノベーションを促すガイド「4Cツールボックス」を公表

欧州国立図書館長会議(CENL)の2025年9月15日付けのニュース記事で、ラトビア国立図書館等が、公共空間とサービスのユーザー参加型イノベーションを促すガイド「4Cツールボックス」を公表したことが紹介されています。

ハンブルク州立・大学図書館(ドイツ)、ラトビア国立図書館、デンマーク王立図書館、オスロメトロポリタン大学(ノルウェー)が参加するEUのバルト海地域のプロジェクトであるBALTIC UKH(Urban Knowledge Hubs)の成果として公表されたものです。

「4C」は、co-creation(共創)、co-design(共同設計)、co-production(共同制作)、co-evaluation(共同評価)というユーザー参加の四つの柱を基盤とするForesee(予見)を表しており、公共サービスを最終的に利用する人々との協働により、将来的なニーズを見越して計画していくことの重要性を強調するものとされます。同ツールボックスには、これらの実施に係る理論的な基盤、事例紹介、印刷可能なテンプレートやワークシートが含まれています。

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シアトル公共図書館等による若者のメンタルヘルス支援プロジェクト“Nourishing Minds”、図書館における支援プログラムの企画・実施のためのツールキットを公開

2025年9月22日付けの米国図書館協会(ALA)のウェブサイトの記事で、シアトル公共図書館が主導する、若者のメンタルヘルス支援プロジェクト“Nourishing Minds”の一環として新たに公開されたツールキット“Nourishing Minds toolkit”について紹介されています。

“Nourishing Minds”は、若者のメンタルヘルス支援に向けた図書館職員のスキル向上等を目指して、2022年に開始されたプロジェクトです。

今回公開されたツールキットは、図書館における支援プログラムの企画・実施のためのツールを提供するもので、詳細な背景情報や手順等を示したガイド、プログラム内で活用できるカードセット等で構成されているとあります。

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生駒市図書館、本館のリニューアルに向けたクロージングイベント及び工事期間中のイベント等を発表:本館の本借り放題など

2025年9月17日、生駒市図書館(奈良県)が、本館のリニューアルに向けたクロージングイベント及び工事期間中のイベントに関するお知らせをウェブサイトに掲載しました。

生駒市図書館本館は、リニューアル工事のため、2025年11月4日から2026年4月6日まで休館します。これに当たり、工事開始までのクロージングイベントの一環として、本館の本が冊数の上限なしで2026年5月27日(予定)まで借りられるとあります(貸出手続は2025年11月1日~3日)。

工事期間中は、本館が入居する図書会館1階ロビーで本の貸出し等が行われるほか、閉架書庫の見学が実施されます。また、最近読んだ本や読みたい本などについて手紙を送ると図書館司書が返事の中でおすすめの本などを紹介してくれるサービスも行われます。

生駒市図書館 図書館からのお知らせ
https://lib.city.ikoma.lg.jp/TOSHOW/asp/index.aspx
※2025年9月17日付けで「生駒市図書館本館リニューアルに向けたクロージングイベント&工事期間中のイベントのおしらせ」とあります。

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令和7年度全国公共図書館研究集会(児童・青少年部門)、動画配信により開催:研究主題は「子どもの心に読書の楽しさを広げる図書館づくり」

ミライon図書館(長崎県)のウェブサイトに、令和7年度全国公共図書館研究集会(児童・青少年部門)の開催要項が掲載されています。主催は公益社団法人日本図書館協会(JLA)令和7年度全国公共図書館集会(児童・青少年部門)実行委員会、主管は長崎県立長崎図書館です。

2025年12月8日から2026年1月19日まで、YouTubeによるオンデマンド配信が行われます。

今回の研究主題は「子どもの心に読書の楽しさを広げる図書館づくり」です。地域における読書活動の拠点である図書館が、読書の楽しさを子どもの心に広げ、読書に親しむ社会の実現に向けてできることを考えるとしています。

主なプログラムは次のとおりです。

●基調講演「子どもの本やヤングアダルトむけの本を訳してきて考えたこと」
 金原瑞人氏(翻訳家、児童文学研究科、元法政大学社会学部教授)

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京都市教育委員会、京都市図書館における居心地の良い空間創出事業「POP-UP LIBRARY KYOTO & BOOKS」を実施

2025年9月9日、京都市教育委員会が、京都市図書館における居心地の良い空間創出事業「POP-UP LIBRARY KYOTO & BOOKS」の実施を発表しました。

同事業は、京都市図書館の新しい図書館構想策定を見据えた社会実験として実施されるもので、組立て式の家具などを用いてPOP-UP空間が創出されるとあります。2025年10月18日から2026年2月20日まで、左京図書館、中央図書館、右京中央図書館の3館を巡回するとともに、創出したPOP-UP空間において、様々なイベントを実施しながら市民ニーズを把握し、課題解決に向けた検証を進めるとしています。

京都市図書館における居心地の良い空間創出事業 POP-UP LIBRARY KYOTO& BOOKS(京都市教育委員会, 2025/9/9)
https://www.city.kyoto.lg.jp/kyoiku/page/0000345361.html

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米・ミニ枯山水を作るワークショップ:学生のウェルネス向上のために(記事紹介)

2025年9月10日付けで、米国図書館協会(ALA)公共プログラム部(Public Programs Office)のウェブサイト“Programming Librarian”に、ミニ枯山水を作るワークショップに関する記事“DIY Mini Zen Garden Workshop”が掲載されています。

米・ニューヨーク州のSUNY Maritime Collegeの図書館が実施した取組です。中間試験や期末試験といった学生が特にストレスがたまりやすい時期に、ミニ枯山水を作るワークショップを開催し、好評を博したことが紹介されています。ワークショップ中は、日本の枯山水のYouTube動画も流したとされます。

DIY Mini Zen Garden Workshop(Programming Librarian, 2025/9/10)
https://programminglibrarian.org/programs/diy-mini-zen-garden-workshop

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シンガポール国立図書館庁(NLB)、設立30周年記念祭典を開催:延滞料免除や宅配サービス無料の取組を発表

2025年9月6日、シンガポール国立図書館庁(NLB)が、設立30周年記念祭典を開催したと発表しました。

30周年記念のメインイベントとされる同祭典では、図書館利用を促進するため、2025年9月6日より前に発生した延滞料について、1回分が免除されると発表されました。延滞料が発生していない利用者については、12月31日までの間に宅配サービス“Borrow-n-Deliver”を1回分無料で利用できるとしています(先着順)。

また、2025年までの図書館サービス構想“Libraries and Archives Blueprint 2025”(LAB25)に基づき実施された主要なプロジェクトを紹介し、得られた成果や今後の方向性等をまとめた“NLB’s LAB Story: Reading, Learning and Discovery”も公開されました。

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【イベント】第53回高知県図書館大会(10/6・高知県、オンライン)

2025年10月6日、高知県図書館協会が主催する、第53回高知県図書館大会が、オーテピア(高知市)への会場参集及びオンラインで開催されます。

今大会では、「図書館のサインを考える」と題し、図書館のサインから利用者サービスの向上を考える機会とするとしています。

参加費は無料で、事前に申込みが必要です。

主なプログラムは次のとおりです。

・新館紹介 佐川町立図書館さくと
 青木美珠氏(佐川町立図書館さくと 館長)
・講演①「利用者と棚とをつなぐ サインをもっと自由につくる」
 中川卓美氏(元愛荘町立図書館職員)
・講演②「見やすい、探しやすい! ロービジョン・色覚多様性対応の図書館内のサインと環境」
 別府あかね氏(ごめん林眼科/NEXT VISION 歩行訓練士・視能訓練士)

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