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【イベント】令和7年度全国公共図書館研究集会(サービス部門/総合・経営部門)兼第32回静岡県図書館大会(12/1-2・静岡県)

2025年12月1日から2日まで、静岡県立中央図書館の主管により、令和7年度全国公共図書館研究集会(サービス部門/総合・経営部門)兼第32回静岡県図書館大会が開催されます。

研究テーマは「図書館と書店の共存・共栄」です。図書館と書店の置かれた状況を踏まえ、また実際の事例を元に進むべき方向性を見据え、図書館と書店の共存・共栄について考える機会とするとあります。

1日目は第32回静岡県図書館大会と兼ねており、静岡県コンベンションアーツセンター グランシップ(静岡市)への会場参集で開催されます。

主なプログラムは次のとおりです。

●1日目(12月1日)
○講演会「公立図書館と新刊書籍市場の曖昧な関係:図書館の蔵書傾向および書店支援」
大場博幸氏(日本大学文理学部教授)

○第1分科会:図書館サービス①
「みんなの図書館とまちづくり」
土肥潤也氏(みんなの図書館さんかく館長)

○第2分科会:図書館サービス②
「誰もが楽しめる電子図書館~将来性と活用のヒント~」
家禰淳一氏(愛知大学文学部人文社会学科教授)

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生成AIによる職業のステレオタイプ化:司書はどんな人?(文献紹介)

2025年8月16日付けでJournal of Librarianship and Information Science誌に、生成AIによる職業のステレオタイプ化についての論文“What do librarians look like? Stereotyping of a profession by generative Ai”が掲載されています。著者は、オーストラリアのチャールズ・スタート大学のDirk HR Spennemann氏とKay Oddone氏です。

学校図書館、公共図書館、大学図書館という異なる館種の設定において、ChatGPTによって生成された司書の画像に、性別、民族、年齢等の偏りがあるかどうかを調査しています。

主な調査結果として、生成された司書の多くが白人として描かれており、性別は男性が多く、特に大学図書館では女性の描写はわずか6%にとどまったことや、公共・大学図書館では高齢の司書が多く描かれていたことなどを挙げています。さらに、この結果を踏まえて、図書館員という専門職における差別や不平等の固定化を避けるため、AIが生成した視覚表現を用いる際の慎重な検討の必要性を指摘しています。

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【イベント】伊藤忠記念財団、読書バリアフリーフォーラム 九州・沖縄「~多様な子どもたちの読書環境の向上を目指して“つながろう”学校と図書館!!~」(9/14・福岡県、オンライン)

2025年9月14日、公益財団法人伊藤忠記念財団の主催により読書バリアフリーフォーラム 九州・沖縄「~多様な子どもたちの読書環境の向上を目指して“つながろう”学校と図書館!!~」が、電気ビル共創館(福岡県福岡市)における現地参加とオンラインにより開催されます。

講演や事例紹介を通じて、多様な特性のある子どもへの読書支援に関する理解を深めるほか、現場から得られる具体的なヒントや課題を共有し、様々な視点から討論を行うとしています。

主なプログラムは次のとおりです。

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【イベント】NPO法人学校図書館実践活動研究会、子どもの学び市民フォーラム in 神戸「AI時代の学びと学校図書館」(9/13・兵庫県)

2025年9月13日、NPO法人学校図書館実践活動研究会の主催により、子どもの学び市民フォーラム in 神戸「AI時代の学びと学校図書館」がラッセルホール(神戸市)において開催されます。

AI時代の豊かな学びの在り方、AIの活用、情報活用能力の育成等について考えるとしています。

主なプログラムは次のとおりです。

●実践発表「主体的な読者の育成と情報活用能力育成のための取り組みについて」
 冨永佳織氏(神戸市立淡河小学校・淡河中学校学校司書)

●講義「AI時代に求められる学校図書館を考える」
 野口武悟氏(専修大学文学部教授)

●実践活動「NIEと学校図書館」
 三好正文氏(兵庫県NIE推進協議会事務局長、神戸新聞NIE・NIB推進部シニアアドバイザー)

●講演「学校図書館の充実について」
 田中勉氏(文部科学省総合教育政策局地域学習推進課図書館・学校図書館振興室長)

参加費は1,000円(正会員・学生会員・団体賛助会員は無料)で、定員は50人です。なお、後日、オンデマンド配信も行われます。現地参加、オンデマンド視聴とも、事前の申込みが必要です。

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全国学校図書館協議会(全国SLA)、第30回日本絵本賞記念「絵本講座」(全3回)を開催

2025年9月から2026年4月にかけて、全国学校図書館協議会(全国SLA)が、第30回日本絵本賞記念「絵本講座」(全3回)を開催します。

全国SLAは、1995年から、絵本芸術の普及、絵本読書の振興、絵本出版の発展を願って、優れた絵本を顕彰する「日本絵本賞」を実施しています。この講座は、日本絵本賞が2025年に第30回を迎えることを記念して企画されたもので、「絵本とは何か」というテーマの下、同賞の最終選考委員長を長年務めている松本猛氏(美術・絵本評論家、ちひろ美術館常任顧問)が、3回にわたり講義を行う予定とされています。

参加に当たっては、事前申込みが必要です。

SLAからのお知らせ(全国SLA)
https://www.j-sla.or.jp/news/
※2025年8月7日付けで「【第1回の受付開始!】第30回日本絵本賞記念 絵本講座(全3回)」とあります。

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小規模図書館がAIで革新を起こす方法(文献紹介)

2025年7月22日付けで、米国の非営利出版者Annual Reviewsによる世界の図書館員、出版者、ベンダー向けのオンライン雑誌“Katina”に、小規模図書館におけるAI活用に関する記事“How One Small Library is Innovating with AI”が掲載されています。著者は、米国の大学で国際教育に関わる活動に従事しているSusan McClellan氏です。

記事では、米・ピッツバーグの獣医技術学校図書館における、レファレンスサービス、蔵書構築、情報リテラシー教育へのAIツールの導入事例が紹介されており、AIツール名、導入方法、効果、評価、注意点等が具体的に示されています。

AIツールの導入により、学生の学習成果と図書館運営のどちらにも目に見える効果があったとしており、結論として、AIツールに関し、図書館は次の対応を行う必要があるとしています。

・導入の透明性(適切な利用方法に関する明確なガイダンスの提供)
・アクセスの公平性(全ての学生への無料アクセスの提供)
・教員と図書館員の連携
・データに基づく指導(利用パターンと学生の成績データの定期的レビューによる有効性の評価)
・倫理教育(倫理的な理解に役立つワークショップ等の実施)

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文部科学省、令和7年度「子供の読書活動優秀実践校・園・図書館・団体(個人)文部科学大臣表彰」被表彰者の読書活動に関する取組事例を掲載

2025年8月5日、文部科学省が、ウェブサイト「子ども読書の情報館」に、令和7年度「子供の読書活動優秀実践校・園・図書館・団体(個人)文部科学大臣表彰」被表彰者の読書活動に関する取組事例を掲載しました。

同ウェブサイトの「全国の取組事例 事例発表」において、検索・表示することができます。

ニュース(子ども読書の情報館)
https://www.kodomodokusyo.go.jp/news/index.html
※2025年8月5日付けで、「令和7年度「子供の読書活動優秀実践校・園・図書館・団体(個人)文部科学大臣表彰」被表彰者の読書活動に関する取組事例を掲載しました」とあります。

全国の取組事例 事例発表(子ども読書の情報館)
https://www.kodomodokusyo.go.jp/jirei/index.html

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