リーディングビュー

ユネスコ、ウクライナで508の文化財が損壊と発表:18の図書館、34の博物館を含む

2025年8月18日、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が、ウクライナで508の文化財が損壊されたと発表しました。

2022年2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻以降の文化財の被害状況に関する、2025年8月6日現在の調査結果です。内訳は、宗教施設151か所、歴史的・芸術的価値のある建物268か所、博物館34館、モニュメント33か所、図書館18館、公文書館1館、遺跡3か所です。

ウェブサイトでは、損壊した文化財が地域別に報告されています。

Damaged cultural sites in Ukraine verified by UNESCO(UNESCO, 2025/8/18)
https://www.unesco.org/en/articles/damaged-cultural-sites-ukraine-verified-unesco

続きを読む

  •  

東京国立近代美術館、「中高生プログラム 自分をちょっとはみ出ると… 」を開催(全8回)

2025年10月から2026年4月にかけて、東京国立近代美術館(東京都千代田区)が、「中高生プログラム 自分をちょっとはみ出ると… 」(全8回)を開催します。

同館所蔵作品や様々なジャンルのアーティスト・専門家との出会いなどを通じて、美術への理解を深め、美術のいろいろな魅力に触れるほか、プログラムの後半では、小学生に美術の楽しさを伝える「ビジュツ発見隊」を自分たちで企画し、案内役を担うことも予定されています。

これからの未来を担う中高生に美術や美術館の魅力を知ってもらい、美術をきっかけに自己や他者に目を向ける機会を提供するとあります。

【募集中】「中高生プログラム 自分をちょっとはみ出ると… 」参加者募集(応募締切:9月30日)(東京国立近代美術館, 2025/9/12)
https://www.momat.go.jp/topics/20250912

続きを読む

  •  

国立アートリサーチセンター、「ミュージアム運営のためのアクセシビリティ研修」を開始

2025年8月22日、独立行政法人国立美術館国立アートリサーチセンターが「ミュージアム運営のためのアクセシビリティ研修」を開始すると発表しました。

同センターが文化庁委託事業「令和7年度障害者等による文化芸術活動推進事業」の一環として実施するもので、ミュージアムにおけるアクセシビリティの基礎的な知識を身につけるための研修とあります。

対象は全国の美術館・博物館等の運営主体で、eラーニングによる基礎研修と希望団体への講師派遣による対面研修の二段階構成となっています。3期に分けて開催され、第1期受講団体の募集は2025年9月1日から開始されます。

続きを読む

  •  

愛知県、愛知県美術館・愛知県陶磁美術館・愛知県立芸術大学3施設の共同収蔵庫を常滑市に整備すると発表:2030年度完成予定

2025年7月22日、愛知県は、愛知県美術館、愛知県陶磁美術館及び愛知県立芸術大学の各施設が美術品等の保存及び収集活動等を継続できる収蔵スペースを確保するため、全国初となる共同収蔵庫を常滑市奥栄町に整備すると発表しました。

今後は、2030年度完成を目標として、収蔵環境を一部公開する機能を付与するなど整備内容の検討を進めるとしています。

【知事会見】美術品等共同収蔵庫の整備候補地について(愛知県, 2025/7/22)
https://www.pref.aichi.jp/press-release/syuuzouko-kouhochi.html

参考:
E2708 – 「博物館の収蔵コレクションの現状と課題を考える」<報告>
カレントアウェアネス-E No.482 2024.06.27
https://current.ndl.go.jp/e2708

続きを読む

  •