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DataCite、DOIの登録件数が1億件を超えたと発表

2025年10月20日、研究データの共有と活用の向上に向けて活動を行っている国際コンソーシアムDataCiteが、DataCiteのインフラストラクチャーに登録されたDOIが1億件を超えたことをブログ上で発表しました。

DataCiteは、設立以来約16年にわたり、DOI登録において毎年着実な成長を遂げてきており、2025年だけでもこれまで2,800万件を超える新規DOIが登録されたとあります。

100 Million DataCite DOIs: More than Just a Number(DataCite, 2025/10/20)
https://doi.org/10.5438/9ees-7×185

参考:
CA1849 – DataCite:国立図書館×DOI×研究データ / 福山樹里
カレントアウェアネス No.324 2015年6月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1849

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フィンランド国立図書館等によるタスクフォース、AI時代に適した著作権情報の管理の仕組みについて検討した最初の報告書を公表

2025年10月6日、フィンランド国立図書館は、同館が参加しているタスクフォースCopyright Infrastructure Task Force(CITF)が初となる報告書“Interoperable, trustworthy, and machine-readable copyright data in the AI era”を公表したことを発表しました。

CITFは著作権情報(copyright data)の相互運用性、信頼性、機械可読性の向上を目的として、フィンランド、ラトビア、エストニア等の機関が共同で進めているものです。

今回公開された報告書では、AI時代に適した著作権情報の管理の仕組みを検討する上で、将来的に求められる技術的要件を明らかにするため、博士論文、学術論文、電子書籍、写真、雑誌記事の五つのユースケースが分析されたとあります。

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OA2020と研究情報のオープン化に関するバルセロナ宣言、学術出版物のメタデータのオープン化に取り組む共同タスクフォースを設立

2025年10月2日、学術雑誌のオープンアクセス(OA)化を目指すイニシアチブ“OA2020”と研究情報のオープン化に関するバルセロナ宣言は、学術出版物のメタデータのオープン化に取り組む共同タスクフォース“Joint Task Force on Negotiating Openness of Publication Metadata”の設立を発表しました。

学術出版物のメタデータを始めとする研究情報の多くが有料のシステム上で提供され、ブラックボックスと化しているという現状に対して、同タスクフォースは、研究機関と学術出版者間の契約交渉において、メタデータのオープン性を要件に組み込むための戦略策定等に取り組むものとあります。

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