ペンシルベニア大学がハッキングされハッカーが大学メールから学生や卒業生に詐欺的メールを大量送信
2025年11月1日 10:00
2025年10月31日(金)、アメリカ屈指の難関大学のひとつであるペンシルベニア大学の学生・卒業生・職員・コミュニティ関係者が、同大学の教育学大学院(GSE)を名乗るハッカーから詐欺的メールを受信するという事態が発生しました。ハッカーはペンシルベニア大学のサーバーから盗み出したデータをリークすると脅しています。
オープンアクセス誌Code4Lib Journal誌のIssue 61(2025年10月21日掲載)に、“Mitigating Aggressive Crawler Traffic in the Age of Generative AI: A Collaborative Approach from the University of North Carolina at Chapel Hill Libraries”と題する記事が掲載されています。著者は米・ノースカロライナ大学チャペルヒル校図書館のソフトウェア開発責任者(Head of Software Development)であるJason Casden氏等です。
この記事は、2024年春以降、同館が、クローラー(ボット)による攻撃的なトラフィックにどのように対処したかを紹介しています。悪意のあるリクエストの進化と、それらに対して同館が講じた対処を具体的に示した上で、教訓、今後の方向性、結論をまとめています。