リーディングビュー

オーストラリアとニュージーランドの大学、オープンアクセス出版に係る大手出版社との交渉についての共同声明を発表

2025年7月25日付けで、オーストラレーシア大学図書館員協議会(Council of Australasian University Librarians: CAUL)と、大学連盟であるUniversities Australia及びUniversities New Zealandが連名で、オープンアクセス(OA)出版に係る大手出版社との交渉についての共同声明を発表しました。

オーストラリアとニュージーランドの大学は、Elsevier社、Springer Nature社、Wiley社及びTaylor & Francis社とのOA学術出版についての今後の交渉において、統一した立場をとることが表明されています。

大学予算の厳しさが増し、OA出版のコスト上昇への懸念が高まる中、より持続可能で、透明性が高く、公平であり、研究への公的投資に対するより良い価値を提供できるような新たな契約を締結することを目指すと述べられています。

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ニュージーランド国立図書館とニュージーランド国立公文書館、共同リーダーシップ体制へ移行

2025年7月1日、ニュージーランド国立図書館(NLNZ)とニュージーランド国立公文書館(Archives New Zealand)が、共同リーダーシップ(joint leadership)体制へ移行したと発表しました。

ニュージーランド国立図書館長とニュージーランド国立公文書館長が率いる新たな運営体制では、両館が緊密に連携し、両館のサービス、資源、専門知識への市民のアクセス向上を支援するとしています。両館の独立した機能は維持され、国立図書館長及び国立公文書館長の法的な責任にも変更はないとあります。

共同リーダーシップ体制への移行は2025年3月に発表されていたもので、公共部門再編の一環であると述べられています。なお、両館は、2025年から2026年にかけてウェリントンの国会議事堂近くの新建物へ移転することが予定されています。

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