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独・CrossAsia、AIを用いて関連性の高い新聞記事を多言語で探索する検索サービスを試行

2025年10月7日付けの独・ベルリン州立図書館のブログ記事で、AIによって支援された検索サービス「CrossAsia ITR Newspaper Explorer」のベータ版が紹介されています。

CrossAsiaは、ドイツのアジア学に関するポータルサイトの名称で、「CrossAsia ITR Newspaper Explorer」(ベータ版)は、同サイト中の「CrossAsia LAB」のページで提供されています。

検索対象となっているアジア地域の新聞について、複数の新聞から意味的に類似する記事を表示したり、特定の記事を起点に多言語で類似のタイトルを探し出したりすることができるとあります。

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オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、学術文献におけるセマンティック多言語検索の概念モデル案開発プロジェクトに着手

2025年9月8日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)が、学術文献におけるセマンティック多言語検索の可能性を調査し、その技術をリポジトリと全文データベースに適用できる概念モデル案の開発プロジェクトに着手したことを発表しました。

セマンティック多言語検索は、複数言語の文を共通する「意味空間」内のベクトルとして表す学習モデルである多言語埋め込み(multilingual embeddings)という技術により、様々な言語で書かれた学術文献を、言語や言葉遣いに関係なく発見可能とするものです。この記事では、開発プロジェクトの初期の調査結果、次の段階の作業概要が紹介されています。

初期の調査結果は次のとおり、有望なものであったとしています。

・言語間の検索は自然であった。
・取り上げられることの少ない言語の可視性が向上した。
・既存システムとの互換性が確認された。

同モデルを支える技術の詳細をまとめた完全な報告書を準備中で、コミュニティに公開する予定としています。

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Google、Google検索において「AIモード」の日本語での提供を順次開始すると発表

2025年9月9日、Google社はGoogle検索において「AIモード」の日本語での提供を順次開始すると発表しました。

「AIモード」は、これまでは複数回の検索が必要となるような複雑な質問に対して、AIが生成した回答を詳細情報へのリンクとともに提供する機能です。2025年3月に、Google One AI Premiumユーザー向けに英語での提供が開始されました。

9月9日からは、新たに日本語を含む5言語での提供が順次開始され、PCとモバイルのブラウザ、AndroidとiOSのGoogleアプリで利用可能となるとしています。

Google 検索における「AI モード」を日本語で提供開始(Google Japan Blog, 2025/9/9)
https://blog.google/intl/ja-jp/products/explore-get-answers/ai-mode-search/

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