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生成AI時代の攻撃的なクローラートラフィックの緩和:米・ノースカロライナ大学チャペルヒル校図書館の経験(文献紹介)

オープンアクセス誌Code4Lib Journal誌のIssue 61(2025年10月21日掲載)に、“Mitigating Aggressive Crawler Traffic in the Age of Generative AI: A Collaborative Approach from the University of North Carolina at Chapel Hill Libraries”と題する記事が掲載されています。著者は米・ノースカロライナ大学チャペルヒル校図書館のソフトウェア開発責任者(Head of Software Development)であるJason Casden氏等です。

この記事は、2024年春以降、同館が、クローラー(ボット)による攻撃的なトラフィックにどのように対処したかを紹介しています。悪意のあるリクエストの進化と、それらに対して同館が講じた対処を具体的に示した上で、教訓、今後の方向性、結論をまとめています。

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米国の出版取次Baker & Taylor社の段階的な事業縮小と図書館界への影響(記事紹介)

2025年10月8日付けで、米国図書館協会(ALA)が刊行するAmerican Libraries誌に、主に公共・大学図書館向けにサービスを展開している米国の出版取次Baker & Taylor社が事業を段階的に縮小すると報道されている件について紹介した記事が掲載されています。著者は図書館システムコンサルタントであるMarshall Breeding氏です。

記事では、Publishers Weekly誌を始めとするメディア報道等を基に、本件に関するこれまでの経緯や背景、図書館界への影響等が述べられています。

Baker & Taylor to Cease Operations(American Libraries , 2025/10/8)
https://americanlibrariesmagazine.org/2025/10/08/baker-taylor-to-cease-operations/

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