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ボットによる書籍:図書館員はAIが生成した資料の扱いに苦慮している(記事紹介)

米国図書館協会(ALA)が刊行するAmerican Libraries誌の2025年9月/10月号において、AIが生成した書籍と図書館に関する記事“Books by Bots: Librarians grapple with AI-generated material in collections”が掲載されています。著者は、American Libraries誌のフリーランスライターでChicago Review of Books誌の編集者でもあるReema Saleh氏です。

記事では、近年増えているとされるAIが生成した書籍について、米国の図書館員の経験談を紹介しつつ、AIと著作権、図書館における選書や蔵書構築における問題点、AI生成書籍の見分け方等を取り上げています。

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全国学校図書館協議会(全国SLA)、2025年度「学校図書館用図書平均単価」を発表

2025年9月11日、全国学校図書館協議会(全国SLA)が、2025年度「学校図書館用図書平均単価」をウェブサイトに掲載しました。

全国SLAが月2回行う選定会議において、2025年1月から6月までの間に全国学校図書館選定図書として選定された図書の平均価格であり、小学校は2,170円、中学校は2,183円、高等学校は2,115円(いずれも本体価格)とあります。

SLAからのお知らせ(全国SLA)
https://www.j-sla.or.jp/news/
※2025年9月11日付けで「2025年度「学校図書館用図書平均単価」」とあります。

2025年度「学校図書館用図書平均単価」(全国SLA)
https://www.j-sla.or.jp/material/research/heikin-tanka.html

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米・ニューヨーク公共図書館、9.11同時多発テロ事件後を記録した歴史的な映像から成る“CameraPlanet Archive”を受贈

2025年9月10日、米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、“CameraPlanet Archive”を受贈したと発表しました。

CameraPlanet Archiveは、2001年9月11日に発生した同時多発テロ事件直後の状況や9.11記念博物館(National September 11 Memorial and Museum)の設計・建設について記録した、1,200時間を超える映像が収録されているアーカイブズで、映画監督・スティーブン・ローゼンバウム(Steven Rosenbaum)氏とパメラ・ヨーダー氏(Pamela Yoder)からNYPLに寄贈されました。

アーカイブの映像の一部は、ローゼンバウム氏の2002年のドキュメンタリー映画“7 Days in September”で紹介されましたが、大半はこれまで公開されていなかったとあります。NYPLでは、同アーカイブズを2027年に一般公開する予定であるとしています。

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