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国際図書館連盟(IFLA)、「グリーンライブラリー賞2026」への応募受付開始

2025年10月1日、国際図書館連盟(IFLA)の「環境の持続可能性と図書館」に関する分科会(Environment, Sustainability and Libraries:ENSULIB)が、「グリーンライブラリー賞2026」への応募受付を開始しました。

賞には、「ベストグリーンライブラリー・大規模プロジェクト」と「ベストグリーンライブラリープロジェクト」の二つのカテゴリーがあり、環境や持続可能性に配慮した取組を行っている図書館であるグリーンライブラリーや、グリーンライブラリーに関する優れたプロジェクトを行っている図書館が応募可能です。

応募締切りは2026年1月30日です。最終候補館は遅くとも2026年5月までに提示され、賞の授与は2026年夏が予定されています。

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欧州図書館・情報・ドキュメンテーション協会連合(EBLIDA)、図書館においてサステナビリティに関する取組を進めるためのハンドブックを公開

2025年9月25日、欧州図書館・情報・ドキュメンテーション協会連合(EBLIDA)が、図書館においてサステナビリティに関する取組を進めるためのハンドブック“The Green Librarian Handbook: Symphony in Sustainability Major”を公開したと発表しました。

EBLIDAが主導する、欧州全域の図書館協会の能力強化等を目的としたプロジェクトELAN(European Library Associations Network)において作成されたものです。

ハンドブックでは、サステナビリティに関する基本的な概念や定義、欧州における環境政策と図書館との関わり、欧州各地の図書館における優良事例、参考文献のリスト等が紹介されているとあります。

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“Photographer-in-Residence”としての1年を振り返って(記事紹介)

2025年8月26日付けで、アイルランド国立図書館(NLI)のウェブサイトに、同館とアイルランド環境保護庁の“Photographer-in-Residence”を務めたPaula T. Nolan氏による記事が掲載されています。

Nalon氏は、2024年にNLIと環境保護庁による初の“Photographer-in-Residence”に任命されました。アイルランドの環境体験を視覚的に捉えて記録するための取組とされています。“ReViewing Ireland: A Photo Study of Ireland’s Environment”(アイルランドを再検証する:アイルランドの環境の写真研究)と題された同氏のプロジェクトでは、1年をかけて、公共交通機関又は電動自転車を利用してアイルランドの26の県を旅しながら環境に関する写真が撮影されたとあります。

記事では、Photographer-in-Residenceとしての同氏の1年の活動について、写真と共に報告されています。同氏により撮影された写真の一部はNLIの写真コレクションに含められ永久保存されるほか、2026年には一般向けのオンライン展示会が開催される予定とあります。

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