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フィンランド国立図書館等によるタスクフォース、AI時代に適した著作権情報の管理の仕組みについて検討した最初の報告書を公表

2025年10月6日、フィンランド国立図書館は、同館が参加しているタスクフォースCopyright Infrastructure Task Force(CITF)が初となる報告書“Interoperable, trustworthy, and machine-readable copyright data in the AI era”を公表したことを発表しました。

CITFは著作権情報(copyright data)の相互運用性、信頼性、機械可読性の向上を目的として、フィンランド、ラトビア、エストニア等の機関が共同で進めているものです。

今回公開された報告書では、AI時代に適した著作権情報の管理の仕組みを検討する上で、将来的に求められる技術的要件を明らかにするため、博士論文、学術論文、電子書籍、写真、雑誌記事の五つのユースケースが分析されたとあります。

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エストニア国立図書館、本館の改修工事が完了:2027年5月に一般公開予定

エストニア国立図書館は、2021年末から一時閉館していた本館の改修工事が9月1日をもって完了すると発表しました。これに伴い、仮設図書館として運用されてきた施設が9月3日で閉鎖され、本館への移転作業が開始されるとあります。

発表によると、新たな本館にはイベント開催のためのホール、テラス、円形劇場等が新設され、創作、学習、余暇の活動等に利用できる公共スペースが拡張されました。2027年5月に一般公開予定ですが、一部のスペースは2025年秋から先行オープンするとしています。

National Library of Estonia moves back(National Library of Estonia, 2025/8/28)
https://www.rara.ee/en/news/national-library-of-estonia-moves-back/

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