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Accessibility Standards Canada、プレインランゲージ(平易な言葉)に関するカナダ初の規格を公表

2025年10月13日、カナダの政府機関等のアクセシビリティに関する規格の策定に取り組むAccessibility Standards Canadaが、プレインランゲージに関するカナダ初の規格“Plain Language Standard”を公表しました。

プレインランゲージ(plain language;平易な言葉)は、アクセシビリティとインクルージョンに不可欠であるとされています。文章中の言葉遣い、構成等が明確であり、読み手が、必要なものを見つけ、見つけたものを理解し、その情報を使用することをいずれも容易に行うことができる場合に、コミュニケーションは「プレインランゲージ」により行われていると言うことができるとあります。

公開された規格(CAN-ASC-3.1:2025 – Plain Language)は、カナダ規格評議会(Standards Council of Canada)による承認を受け、国家規格となっています。実用的なツールとして設計されており、各組織はコミュニケーションの明確さを向上させるために、同規格を活用することができるとしています。

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【イベント】JEPAセミナー「アクセシブル電子出版のための保護と流通の新しい標準―ISO/IEC国際規格Readium LCPとJIS化の展望」(11/5・オンライン、東京都)

2025年11月5日、一般社団法人日本電子出版協会(JEPA)及び合同会社情報アクセシビリティ機構の主催により、JEPAセミナー「アクセシブル電子出版のための保護と流通の新しい標準―ISO/IEC国際規格Readium LCPとJIS化の展望」が、オンライン形式と株式会社旺文社(東京都新宿区)における対面形式とで開催されます。

Readium LCP(Licensed Content Protection)は、電子書籍を「どの電子書店で買っても、どの電子書籍リーダでも読めるようにする」ことを目的とした国際標準のDRM(ISO/IEC 23078-2)であり、2026年のJIS化に向けた準備も進められているとされます。同セミナーでは、Readium LCPの開発を主導するEDRLab(欧州デジタル読書研究所)主要メンバーのLaurent Le Meur氏、日本DAISYコンソーシアム運営委員長の河村宏氏、JIS原案作成委員会委員長の村田真氏が登壇し、電子出版の未来を「誰のために」「どのように」開くのかを、国際標準化の現場から話すとあります。

参加には事前申込みが必要です。

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