ノーマルビュー

昨日 — 2025年6月19日

Ubuntu デスクトップ背景を単色にする

2025年6月19日 21:36

最終更新日 2025年6月19日

Ubuntuカテゴリー

デスクトップ背景をシンプルに素朴に単色にしたい場合もあるが、Ubuntu 24.04 LTSにおいて標準のデスクトップ背景設定画面では変更が出来ない。

例えばLubuntu(LXQt)の場合

Ubuntuから派生している軽量プロジェクトLubuntu(デスクトップ環境:LXQt)ではGUIの設定画面より背景色を選択して「壁紙のモード」を「背景色で塗りつぶす」を選択すれば変更できる。

Lubuntuのデフォルトのデスクトップ画面(LXQt)

Lubuntuのデフォルトのデスクトップ画面(LXQt)

Lubuntuの「背景色の選択」と「壁紙のモード」を選択する画面。

「背景色の選択」と「壁紙のモード」を選択する画面。

Lubuntuのデスクトップ画面(単色)

素朴な単色のデスクトップ画面になる。

Ubuntu(GNOME)

Ubuntu(デスクトップ環境:GNOME)のデスクトップ背景設定画面では「画像を追加」のボタンしかない。

Ubuntuのデフォルトのデスクトップ画面(GNOME)

Ubuntuのデスクトップ画面(GNOME) ※Dockの位置をデフォルトの「左」から「下」に変更しています。

Ubuntuのデスクトップ背景の設定画面

「画像を追加」のボタンしかないので単色に出来ない。

コマンドラインから変更する

デスクトップ環境をコマンドラインから変更する設定システム「gsettings」を使用します。

「gsettings」設定内容の一覧を見る。

$ gsettings list-recursively

「gsettings」の一覧表示

この一覧は長いですが参考として表示。コマンドにより一覧の黄色い枠で囲った部分(2ヶ所)を変更します。

背景を単色にする

$ gsettings set org.gnome.desktop.background picture-uri ”

画像の場所を「”」空白にする。

$ gsettings set org.gnome.desktop.background primary-color ‘#571C3D’

色の指定。今回はUbuntu標準色と思われる。または近い色を指定した。「#571C3D」

Ubuntuのデスクトップ画面(単色)

単色のデスクトップ背景になった。


一昨日以前

ZIPファイルをShift_JISで解凍

2025年6月11日 22:09

最終更新日 2025年6月19日

Ubuntuカテゴリー

WindowsではZIPファイルのファイル名に文字コードとして基本的(デフォルト)にShift_JIS(CP932)を使用している。古い設計であるZIPの仕様では、使用されている文字コードを識別する手段はなく、一般的にその他のOSでは文字コードをUTF-8として解凍(展開)するために問題が発生することがある。

Shift-JISとして解凍する

$ unzip -O cp932 ファイル名.zip

Shift-JIS(CP932)でアーカイブ内をエンコーディングして解凍するオプション「-O cp932」を付ける。自動判別して解凍するツールを後述するが基本として記述。

「unar」を使用する

「unar」はあらゆる圧縮形式に対応する解凍ツール。使用されている文字コードを自動で判別するのでShift-JISで圧縮されたZIPも文字化けせずに解凍できる。

インストール

$ sudo apt update

$ sudo apt install unar

解凍する

$ unar ファイル名.zip

Windows側での対応

標準機能での圧縮ではShift-JISなので「WinZip」や「PeaZIP」などUTF-8での圧縮に対応したツールを使用する。

付記

日本語特有のShift_JISとUnicodeが並立している問題は現在でも特に仕様の古いファイルにおいてWindowsとLinux系OSやmacOSとの間に文字コードのミスマッチによる「文字化け」を起こしている。他にMP3ファイルも仕様が古く文字化けがしばしば発生している。

(関連項目)Rhythmboxで文字化け


Microsoft Editのインストール

2025年5月25日 00:34

最終更新日 2025年6月19日

Windowsカテゴリー

Microsoftから軽量のCLIテキストエディタがオープンソースで公開された。古くて新しいはWindows 11に標準搭載される予定だという。

インストールする

Windows Terminalを起動して

PS C:\Users\user> winget install Microsoft.Edit

「winget」コマンドでインストール。

Microsoft Editのインストール

「y」と入力して

Microsoft Editのインストール完了画面

インストールが完了。ターミナルを再起動する。

ちょっと使ってみる。

PS C:\Users\user> edit Test.txt

「edit」コマンドでエディタが起動。「Test.txt」を作成。

Microsoft Editを起動。

マウスも使えます。「Save As…」でファイルの保存先の選択も項目をダブルクリックすると開くのでエクスプローラー感覚です。

入力します。「Ctrl」+「F」で検索して「Esc」で検索を終了したりしました。

「Ctrl+C」や「Ctrl+V」も使えます。


DokuWikiをアップグレードする

2025年5月16日 23:48

最終更新日 2025年6月19日

Internetカテゴリー

DokuWikiの2025年のバージョンがリリースされた。支援プラグインによりアップグレードを行う。

DokuWikiの最新バージョン(2025-05-14)がリリースされる

DokuWikiの新しいバージョンの告知が来たのでアップグレードの手順を記録として記述する。アップグレード支援プラグインの「Dokuwiki Upgrade Plugin」を使用します。以前からインストールされている場合はこのプラグインを先にアップデートします。

(参考)DokuWikiの更新履歴(英語)

DokuWikiの最新バージョンの告知
ログインしていると表示される。

アップグレードする。

「DokuWiki Upgrade Plugin」がインストールされていると管理者メニューの「追加プラグイン」のセクションに「Wikiのアップグレード」という項目があるのでクリックする。

管理者メニューにある「Wikiのアップグレード」の項目

「続行」をクリックする。「Wikiのアップグレード」画面では新しいバージョンのダウンロードから解凍、検証など数ステップに進行が分かれているので(ウイザード形式)そのステップごとに「続行」をクリックしていく。

「Wikiのアップグレード」の画面

「続行」を何度かクリックするが特に問題がなければスムーズに進む。最後のステップのインストールを「続行」をクリックして完了する。

「Wikiのアップグレード」の画面。インストールのステップ

バージョンの表示が最新バージョンになっていることを確認する。

Wikiのアップグレード後の確認。

このレンタルサーバーで使用されているLinuxディストリビューションは「AlmaLinux 8.10」のようですね。RHELクローンの定番ながら開発終了してしまったCentOSの後継としては最有力OSなのかなぁ

付記

DokuWikiの導入(ペコネット)

ミニウィキのローカルテストサイトもアップグレードしましたが「Ubuntu 24.04 LTS」を使用しているので表示が違います。

Wikiのアップグレード後の確認。(ローカルテストサイト)

WordPressへの一括アップロード

2025年5月6日 14:48

最終更新日 2025年5月6日

WordPressカテゴリー

WordPressへのファイルの一括アップロードについて、特に画像ファイルだが画像ブロックではファイルを一つしか選べない。

マルチファイルアップローダーを使う

マルチファイルアップローダーに切り替える手順。

マルチファイルアップローダーへの切り替えへの操作。

ダッシュボードのメニューから「メディア」→「メディアファイルを追加」をクリックして

マルチファイルアップローダーへの切り替え。

「マルチファイルアップローダーもご利用ください。」のリンクをクリックする。

マルチファイルアップローダーを使用してのファイルのアップロード

「ファイルを選択」から複数のファイルを選択してアップロードするかまとめてファイルを枠内にドラッグ&ドロップする。

ギャラリーブロックを使う

ファイルが画像ならば投稿編集内でギャラリーブロックを使えば楽だ。

ギャラリーブロックでのファイルの選択。

ファイルを複数選択してアップロードする。そのまま投稿ページに貼り付けられるのでメディアライブラリにアップロードするより作業が省略される。

ギャラリーブロックから画像ブロックへの変換。

画像ブロックに変換して編集も出来るので、画像ファイルに関して言えばこれが楽かと思う。

FTPでアップロードする

FTPでアップロードする理由は?

  • WordPressというかPHPに設定されたファイルサイズなどのアップロード制限を回避する。
  • ファイルの数が多すぎる(数百単位以上)

…ただしFTPでファイルをWordPress内のメディアライブラリ所定のディレクトリに直接アップロードしてもメディアライブラリに表示されることはない。プラグインを使ってメディアライブラリというかデータベースにファイルを登録するステップが必要になる。

サーバーに接続する

ここでは、FTPクライアントに「FFFTP」を使ってサーバーに接続した。

FTPでWordPress内にファイルを直接アップロードする。

メディアライブラリに表示されるファイルは「/wp-content/uploads/」内にある。uploadsディレクトリを開いて中にある(またはディレクトリを新規作成して)任意のディレクトリへ一括選択したファイルをアップロードする。

メディアライブラリに登録する

アップロードしたファイルをプラグインを使いメディアライブラリ(データベース)に登録する。

Bulk Media Register

Media Sync


VMwareの肥大化仮想ディスクの圧縮

2025年4月29日 08:51

最終更新日 2025年5月6日

VMware Workstationの仮想ハードディスク(vmdkファイル)は予め容量を割り当てておくことでより高速に利用できるほかファイルのサイズは大きくも小さくもならないが…

物理ハードディスクのリソースを節約するために実容量を最初に割り当てないことも出来る。この設定により例えば、仮想ハードディスクの割り当てを仮に100GBとしていてもOSインストール直後のvmdkファイルサイズは10GB未満であったりする。

しかし実容量を最初に割り当てていない場合、運用過程のなかでファイルサイズが実使用している領域以上に肥大化してゆくので、定期的にハードディスクを圧縮する作業が必要になる場合も多々ある。

Windowsの場合

「仮想マシン」メニューの「管理」→「ディスクのクリーンアップ」からファイルサイズを圧縮(スリム化)することが出来る。

Ubuntu(Linux)の場合

仮想マシンがUbuntu(Linux)の場合、この「ディスクのクリーンアップ」という項目がないので仮想マシンの設定の「ディスクユーティリティ」」より圧縮することになるのだが…

仮想ディスクが小さくならない場合…

仮想マシンのターミナルから以下の手順を行う。(ゼロクリア)

$ sudo dd if=/dev/zero of=zero bs=4k

これは空いた領域に書込みをしているので少し時間がかかる。空き容量が尽きるまで実行されるので最終的にこのコマンドは失敗となるが、続けて

$ sudo sync
$ sudo rm zero

書き込んだ領域を削除。ターミナルを終了して仮想マシンをシャットダウンする。

$ sudo shutdown -h now

ターミナルのままシャットダウンでもいい。

再度、仮想マシンの設定の「ディスクユーティリティ」」より圧縮する。


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