リーディングビュー

Linux Mint、年末までに「LMDE 7」と「Mint 22.3」をリリースへ

「Linux Mint」の開発チームは、最新版「Linux Mint 22.2」を公開したばかりだが、年末までにさらに「Linux Mint Debian Edition(LMDE)7」と「Linux Mint 22.3」の投入を予定していることが明らかになった。
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S・マフッリ氏、OSIのエグゼクティブディレクター退任へ--OSAIDをめぐる議論にも影響か

OSIのエグゼクティブディレクターであるステファノ・マフッリ氏が2025年10月に退任し、今後はオープンソースAIやデータガバナンスの分野に専念する予定だ。2021年の就任以来、同氏のリーダーシップの下で、OSIはボランティア中心の団体から、国際的に認知される非営利組織へと成長を遂げた。
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NVIDIA、「CUDA」のLinux対応を拡充--「SUSE」「Ubuntu」「Rocky Linux」にネイティブ対応

NVIDIAは、開発者の支援を目的に、SUSE、Canonical、CIQという主要なエンタープライズ向けLinuxディストリビューターと提携した。これにより、「SUSE Enterprise Linux」「Ubuntu」「Rocky Linux」に、CUDAツールキットが標準パッケージとして組み込まれることになった。
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L・トーバルズ氏、うんざりするほど増えた「ゴミリンク」に激怒--開発者を悩ませる問題とは

Linuxカーネルのリソースノードのリライトに対する、たった1つの修正がことの発端だった。リーナス・トーバルズ氏は、その修正を見れば見るほど当惑していった。なぜなら、その修正は「実際には何も修正していなかった」からだ。
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マイクロソフト、「6502 BASIC」をオープンソース化--「GitHub」でソースコード公開

かつて多くの若者にプログラミングの扉を開いた「Microsoft BASIC 1.1」が、オープンソースとして公開された。マイクロソフトが開発した同言語が、約50年の時を経て誰でもダウンロード可能になった。
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「Linux Mint 22.2」がリリース--デスクトップ体験を刷新する新機能が多数

Clement "Clem" Lefebvre氏と「Linux Mint」の開発チームは、今回も見事な成果を成し遂げた。新たにリリースされた「Linux Mint 22.2」(コードネーム「Zara」)は、使いやすさと快適なデスクトップ体験をさらに高める改良が随所に施された、魅力的なディストリビューションとなっている。
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Anthropic、「Claude for Chrome」を公開--ブラウザー拡張機能でウェブ操作を支援

AnthropicのAIモデル「Claude」は、Perplexityの「Comet」やThe Browser Companyの「Dia」のように、AIをブラウザーに組み込む流れに追随している。Anthropicの最初の取り組みとして、「Chrome」向けの拡張機能がクローズドベータとして提供されている。
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侵入後に脆弱性をふさいで潜伏--「DripDropper」が示す新たなマルウェアの脅威

セキュリティ企業Red Canaryは、「ActiveMQ」の脆弱性を悪用し、クラウド上の「Linux」に侵入する攻撃者を確認した。注目すべきは、マルウェア「DripDropper」が侵入後にその脆弱性を自ら修正し、潜伏を図るという異例の手口である。
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Perplexityの「Chrome」買収提案を読み解く--AI時代のブラウザー戦争、その行方は?

The Wall Street Journalは、AI企業のPerplexityがGoogleの「Chrome」ブラウザーに対して345億ドル(約5.4兆円)の現金による買収提案を行ったと報じた。このニュースを聞いて、多くの人が「本気なのか?」と疑問に思っただろう。筆者の答えはこうだ――「もちろん、本気だ」。
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L・トーバルズ氏、カーネル開発者に痛烈な一言:「ゴミを送るな、世界が悪くなる」

L・トーバルズ氏が、「RISC-V」向けに遅れて提出されたパッチに対し「これはゴミだ」「世界を悪くする」と痛烈に批判した。旅行中のため早期提出を求めていた同氏は、品質と規律を欠いたコードに強く反発。Linuxカーネルの中核に関わる部分では、依然として妥協を許さない姿勢を貫いている。
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AOL、2025年9月にダイヤルアップ接続を正式終了--ネット黎明期の技術に幕

「You've got mail」という音声を、ノイズ混じりの電話回線越しに初めて聞いた何百万人もの人々にとって、デジタル史の象徴的な一章が終わりを迎えようとしている。AOL(America Online)は、米国時間2025年9月30日をもってダイヤルアップインターネットサービスを終了すると発表した。これは、かつて「インターネットに接続すること」と同義だった技術の引退を意味している。
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企業向けLLM市場でAnthropicが急伸--OpenAIを引き離して首位に

通りすがりの人に「ビジネス向けで最も人気のある大規模言語モデル(LLM)は何か?」と尋ねれば、おそらく「OpenAIの『ChatGPT』」と答えるだろう。しかし、2025年半ば現在、企業向けLLMのトッププロバイダーはAnthropicであり、Menlo Venturesによると企業利用の32%を占めている。
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「Linuxカーネル6.16」が公開--ファイルシステム高速化、機密メモリー保護の強化、Rust対応が進展

「Linuxカーネル6.16」(Linux 6.16)は、変更点こそ小規模であるが、注目すべき重要な改善が幾つか含まれている。リーナス・トーバルズ氏もこのリリースについて、公開後に問題が発生することもなく、変更も少なく、非常に穏やかなものであったと述べている。また、「特に目立った内容はない(良い意味で)」と評価している。
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