リーディングビュー

L・トーバルズ氏、カーネル開発者に痛烈な一言:「ゴミを送るな、世界が悪くなる」

L・トーバルズ氏が、「RISC-V」向けに遅れて提出されたパッチに対し「これはゴミだ」「世界を悪くする」と痛烈に批判した。旅行中のため早期提出を求めていた同氏は、品質と規律を欠いたコードに強く反発。Linuxカーネルの中核に関わる部分では、依然として妥協を許さない姿勢を貫いている。
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AOL、2025年9月にダイヤルアップ接続を正式終了--ネット黎明期の技術に幕

「You've got mail」という音声を、ノイズ混じりの電話回線越しに初めて聞いた何百万人もの人々にとって、デジタル史の象徴的な一章が終わりを迎えようとしている。AOL(America Online)は、米国時間2025年9月30日をもってダイヤルアップインターネットサービスを終了すると発表した。これは、かつて「インターネットに接続すること」と同義だった技術の引退を意味している。
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企業向けLLM市場でAnthropicが急伸--OpenAIを引き離して首位に

通りすがりの人に「ビジネス向けで最も人気のある大規模言語モデル(LLM)は何か?」と尋ねれば、おそらく「OpenAIの『ChatGPT』」と答えるだろう。しかし、2025年半ば現在、企業向けLLMのトッププロバイダーはAnthropicであり、Menlo Venturesによると企業利用の32%を占めている。
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「Linuxカーネル6.16」が公開--ファイルシステム高速化、機密メモリー保護の強化、Rust対応が進展

「Linuxカーネル6.16」(Linux 6.16)は、変更点こそ小規模であるが、注目すべき重要な改善が幾つか含まれている。リーナス・トーバルズ氏もこのリリースについて、公開後に問題が発生することもなく、変更も少なく、非常に穏やかなものであったと述べている。また、「特に目立った内容はない(良い意味で)」と評価している。
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「Linux」がデスクトップ市場で6%を超える--米国政府データが示す成長の兆し

「Linuxデスクトップの時代」を何年も待ち望んできたが、ついに一定の成果を収めつつあるようだ。米国政府のデータによれば、過去1カ月間の訪問者のうち6%が「Linux」を使用していることが分かった。
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PerplexityのAI搭載ブラウザー「Comet」を試してみた--その実力と課題とは

「Perplexity Comet」は、AI検索エンジン「Perplexity」の機能を活用したエージェント型ブラウザーだ。既存のAI搭載ブラウザーとは異なり、AIによるタスク自動化とワークフロー改善をゼロから目指している。しかし、ベータ版ゆえの課題も抱えており、特にGoogleサービスとの連携やパフォーマンスには改善の余地がある。
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愛猫の悩みについてAIに相談してみた--5つのチャットボットと対話して分かったこと

愛猫の不安についてAIに相談した。具体的には「ChatGPT」「Microsoft Copilot」「Google Gemini」「Meta AI」「Grok」の各モバイルアプリを用いて音声チャットを試した。これにより、自然な会話と人間らしさを兼ね備えているAIはどれなのかを検証した。
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Linux Foundation、グーグル発「A2A」プロトコルを管理下に--「MCP」との違いや役割は?

Linux Foundationは、コロラド州デンバーで開催された「Open Source Summit」で、「Agent2Agent(A2A)」プロトコルをホストすると発表した。このプロトコルはもともとグーグルによって開発されたもので、現在では100社以上の主要テクノロジー企業から支持を受けている。
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SUSE、欧州のデジタル主権強化に向けた新サポートサービスを発表

米国政府やテクノロジー企業への不信感の高まりを背景に、欧州連合(EU)ではオープンソース技術や「Linux」の採用が急速に進んでいる。こうした動きに対応し、ルクセンブルクに本拠を置く欧州のオープンソース企業SUSEは、EU域内でITインフラを維持したい企業や政府機関に対して、包括的な支援を提供している。
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