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読みにくいExcelやCSVはなぜ日本で定着したのか

はじめに この記事では、現場でよく見る「読みにくいExcelやCSVの表」がなぜ広く定着したのかを、業務慣行、組織文化、評価軸の観点から整理します。 最初に、論点を次の2層に分けて扱います。 技術的・構造的な層: 読みにくいCSVは、どこがデータ構造として壊れているのか 文化的・運用的な層: なぜExcel中心の運用が続き、壊れた構造が再生産されるのか CSVは本来データ交換形式であり、人間が直接読む前提の形式ではありません。 問題はCSVそのものより、CSVを人間に読ませる運用と、帳票都合をデータ構造に持ち込む運用です。 あわせて、列を圧縮して見栄えを優先してしまう理由と、そこ...

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ウォーターフォールを成功させるには、結局先の工程に取りかからないと厳しいと思った話

はじめに ウォーターフォールは、要件定義から順番に進める前提で語られることが多いです。私も最初はそのイメージで進めていました。 ただ、実務で何度か痛い目を見て、結局は先の工程に早めに触れないと成立しない場面が多いと感じるようになりました。 この記事で言いたいことはシンプルです。 工程を崩したいのではなく、前工程の精度を上げるために、先の工程の情報を先に取りにいく必要があるという話です。 よくある前提 ウォーターフォールの説明では、次のような順序が理想形として置かれます。 要件定義 基本設計 詳細設計 実装 テスト この順序自体は間違っていません。 ただし、既存システム改修では...

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なぜ現場ではCTEで書かれたクエリが少ないのか

はじめに CTEはSQLを整理しやすくする便利な構文です。 それでも実務では、CTEよりサブクエリや一時テーブル中心のクエリをよく見かけます。 これは好みの問題だけではありません。 歴史的背景、データベースの最適化特性、チームのレビュー体制、ORMの使い方といった複数の要因が重なって起きています。 この記事では、現場でCTEが少なくなりやすい理由を客観的に整理します。 結論 CTEが使われにくいのは、次の4つが積み重なるからです。 歴史的に、CTEを使えない時代が長かった クエリ次第で、実行計画が不利になることがある 読み手とレビュワーの習熟度に差が出やすい ORM中心の開発で...

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